地中海世界の旅

クルーズ船内のスポーツ施設

                                 クルーズ船の造船ビデオ                                クルーズ船内のスポーツ施設     　船内には無料で自由にできる筋肉トレーニングジム、ジャグジーなどあり。私は運動不足を避けるため長い廊下を周り、艦内のデッキなどを歩いた。ただ寄港地での観光で大いに歩く日には艦内の散歩はしなかった。     後半、毎日観光に出ていて長い距離(1日1時間以上）を歩いていたのでほとんど休養した。艦内を歩くこともなくすごした。後半、船によるゆれが大きくて船酔いの症状が出て、食事もあまり食べられないことがあり、夜早めに休むことが多かった。 

クルーズ船を支える人々

                     　　　　　　　クルーズ船のプール                                                                 クルーズ船を支える人々 　  約3000人近い船客を支える乗務員が700名くらいで、毎日の食事、客室の清掃、船の操船、機関員、クルーズの乗客からは見えない下働きの人々が多い。我々クルーズの乗客が快適なクルーズができるための乗務員の待遇はどのくらいか知りたい。     乗務員にすれば、豪華なたびをつずけるクルーズの乗客に対しては、いつも挨拶をしてくれるが、1日中拘束されて時々、数時間の休養（寄港地で）可能な労働条件の過酷さは体験しないとクルーズの乗客にはわからないことだ。乗務員の国籍、人種は多くて言葉も全員がイタリア語（コスタ号はイタリア船籍）が得意ではないようだ。 

クルーズ船内の施設

                              バスからクルーズ船見る                                        クルーズ船内の施設 　　船内には多くの施設があるが自分から多くの施設を利用する、ショーを続けて見るとか、スポーツ施設を継続して利用するなどの計画は大切。今回の地中海クルーズは初めての海外クルーズで、準備も短い時間になったので次回行くときは1～2年前からの計画で旅することも大切。今までの私の旅のスタイル～1箇所長期滞在型が体力的には一番楽な気がした。

コスタ号のイタリア語会話

  　　　　　　　　    コスタ号のイタリア語会話   　乗船前から航海中に船主催のイタリア語会話に出てみた。以前からイタリア語をＮＨＫの語学講座を見ていたので、せっかくイタリア船に乗ることだし、この際簡単な会話ができれば良いと思った。イタリア語の講習では、船の乗務員でイタリア人の女性、セレナさんが挨拶、数、色、簡単な会話、などを3日間、1日1時間以上練習した。   　各国の観光客が会話に出ているので、驚くべきはセレナさんの会話力で、英語、イタリア、フランス、スペイン、ドイツの各国語を使いイタリア語の会話を説明したときには、マルチリングア(多言語）ができる人もいるという驚き。私も英語、スペイン語、片言のイタリア、ポルトガルなど少々わかるが、5ケ国語の会話をスムースに話す人を初めて目の前にした。                           クルーズの港 

地中海クルーズ日程

                                                         地中海クルーズ日程（2008/11/21 ～12/1）　  　　　　11/21 金.　松本から、成田へ、成田泊 　　　　　/22 土. 成田第2ターミナルから日本航空でローマへ　　　　　/23 日. ローマ～チビタベッキア港（ローマ郊外の港）でクルーズ船乗る。 　　　　　/24 月. サボナ（イタリア）寄航　 　　　/25　火. バルセロナ（スペイン）寄航　 　　　/26 水. パルマ・デ・マヨルカ（スペイン、マジョルカ島）寄航　 　　　/27木. チュニス（アフリカのチュニジア）寄航　 　　 /28金. ラ・バレッタ（マルタ共和国）寄航せず。　 　　 /29土. パレルモ（シチリア島） 寄航　 　　/30日. チビタベッキア（イタリア）帰港 　 　　                                      地中海クルーズ日程

地中海クルーズ旅～船内生活　　　　　　

　　　　　　　　　　　　　　　　　クルーズ船、外部から                                   地中海クルーズ旅～船内生活　　　　　　　　　　　はじめに   地中海ブログに掲載した文章の中でクルーズ船内生活に限定したものをまとめた。船内での印象では一番は夜のディナー。フルコースの食事を毎日出されることも、慣れてないことと船酔いも加わり、毎日全部の料理を食べられなかった。    多くのイタリア料理を毎日フルコースで食べる機会はそんなにないので、好きなメニューを選んで大いにたべた。船内生活で思い出に残るのはイタリア語講座を受けたこと。挨拶程度の練習だったが、前からイタリア語を話したいと、イタリア旅行のたびに思っていて、片言は話せるが、全体的なイタリア語講座は初めてだった。3日間受けて最後にデプロマ(終了証）をプレゼントされ、認定書をもらった。

イタリアのジェノバ　　

                            イタリア、ジェノバの港                                       イタリアのジェノバ　　　  　ローマの近郊チベッタベッキアの次の寄港地はサボナ港でコスタ号の本拠地でもある。サボナではオプショナルの観光をイタリアのジェノバ市観光にした。日本人の添乗員も同行していて英語の説明を日本語にして話す。ジェノバはイタリアでも有数の都市でアメリカ大陸に訪問したコロンブスの生まれた土地だ。    歴史的にはイタリアは都市国家の時代が長いがイタリア国内の４大海運国といわれる。4つの海運国とはポルトフィーノ、ピサ、ベネツア、ジェノバで地中海貿易やオリエント貿易で大きな財産をきずいた。ジェノバにも大富豪が多かったとの説明で赤の宮殿、白の宮殿などの立ち並ぶ通りは、豪華な宮殿が現在でも威容を誇る。現在は市庁舎や博物館に変わっている建物が多い。    町の豪華さや豊かさはその都市の教会堂（カテドラル）に現れるがジェノバのカテドラルもすごい外観で地中海貿易の利益の大きさを見た。おもにジェノバの旧市街を見学したが港には、古い帆船が浮かんでいて観光船で多分、港1周などをしている船が係留されていた。ジェノバから全世界に人々が移住しており、特にアメリカ合衆国ではイタリア人の一大勢力を形成している。 

バルセロナのカタルニア美術館　

                                スペイン、バルセロナのカタルニア美術館                                バルセロナのカタルニア美術館　　　  念願だったカタルニア美術館のロマネスク作品の数々を見られて感激。数回バルセロナに旅しているがいつも閉館で見られなかった。ロマネスクをもとめて、スペインのカタルニア地方の教会堂を歩いた旅を思い出す。カタルニア地方のビックの博物館で見たロマネスクのキリスト像など。    カタルニア美術館の特徴は作品の立体展示で、カタルニアのピレネー山脈の周辺の村むらから集めた作品を当時の教会のまま、祭壇とかキリスト像など展示している。ロマネスク美術の特徴はキリスト教初期の信仰で素朴さがあり、後期のキリスト教芸術のような洗練された、装飾過剰な表現がないところが私の好みです。    展示の中にギリシャ、ローマ時代の伝説が描かれた絵画もある。それと、天国と地獄の絵でいかにも、残酷な人をのこぎりでひくなど、江戸時代の残酷な刑罰を思わせる絵画などが多数展示されていた。長年願っていたカタルニア美術館のロマネスクを見ることができ、このクルーズで来て良かったと思った。 

再びのマジョルカに感激　

　　　　　　　　　　　　スペイン、マジョルカ島のカテドラル                                再びのマジョルカに感激　  　地中海クルーズの寄港地観光でスペインのマジョルカ島のパルマを観光した。スペインは40日間の語学研修したバレンシアがあり、懐かしい思い出の国である。1人で下船後、タクシーでパルマの大聖堂（カテドラル)を訪ねる。 　　途中、タクシーの運転手とスペイン語で会話、今はヨーロッパも不況で各国からの観光客が少なく閑散としている。パルマでも夏のバカンスの盛んな観光地だが、アメリカの金融不安による経済の減速が運転手の生活を苦しくしている。 　　私は20数年前にマジョルカのパルマ、イビサ島などを20日間、クリスマスシーズンに観光したことをはなした。再びパルマでふかふかパンのエンサイマーダが食べられるとは思わなかった。久しぶりの味は甘くて柔らかなパンの感触にスペインに帰ってきたという実感を味わった。  

従来の14～16世紀ルネサンスについて

　　　　　　　　　　　　　　　イタリア、モンレアーレ聖堂                  　　　　　　　従来の14～16世紀ルネサンスについて　　　12世紀ルネサンスは最近の歴史学で新たに出されている。従来の歴史学ではルネサンスは14～16世紀にイタリアのフィレンツェを中心にギリシャ、ローマの古典から直接に学ばれて花開いたものという学説でした。 　　しかし、現在では12世紀にアラブの学問、アラビア語を通して、ギリシャ、ローマ時代の古典文献がラテン語に翻訳され、それがラテン語の分化したスペイン、フランス、イタリア各国語に翻訳が広がるという新しい学説が定着してきた。 　　私の注目する12世紀ルネサンスによるラテン語への翻訳が12世紀になされ、その基礎の上に14～16世紀にイタリアのフィレンツェを中心にギリシャ、ローマの古典によるフィレンツェルネサンスが開花したのだという歴史が正しいものであると今は考えている。 

シチリア王国でラテン語に翻訳された文献

                         イタリア、モンレアーレ聖堂内部                                シチリア王国でラテン語に翻訳された文献  　パレルモでのアラビア語からラテン語への翻訳による12世紀ルネサンスは、それ以前にギリシャ文献からアラビア語への翻訳があった。（9世紀～10世紀末）特に医学書の翻訳がなされた。    現在確認できるものにヒッポクラテス、ガレノスの医学書、プラトンの"国家、法、テマイオス"などアリストテレスの倫理学など。パレルモでは12世紀以前にイスラムによる支配の時代があり、アラビア語にすでに翻訳されていたギリシャ、ローマ時代の古典文献のキリスト教文化のラテン語に翻訳することは極めて自然で、ビザンチン文化の中でギリシャ、ローマの伝統を受け継ぐという12世紀ルネサンスがでたのも自然な出来事であった。 

シチリア王国のパレルモ～”12世紀ルネサンス”　

                       イタリア、モンレアーレ聖堂内部                  　       　　　シチリア王国のパレルモの~12世紀ルネサンス　   　モンレアーレ大聖堂を建築したシチリア王国の強大な勢力はモンレアーレ大聖堂のみでなく、世界史上のきわめて重要な偉大な仕事も同時に進められた。それはイタリアのパレルモで行われた12世紀ルネサンスと言われるアラビア語からラテン語へのギリシャ、ローマ古典を含む、当時の最先端のアラビア諸科学(神学も含む）の翻訳がなされたこと。     12世紀ルネサンスはスペインのトレドでも同時期に翻訳がおこなわれた。(トレド翻訳学派）パレルモはアラビア語からラテン語への翻訳にはきわめて有利な状態があった。シチリア王国が成立する以前はアラブの支配があり、アラビア語のあらゆる諸科学の原典を持っていたこと。キリスト教徒が支配勢力として存在し、ラテン語への翻訳を進める基礎が成立していた。　

モンレアーレ大聖堂内部のモザイクとは?　　

                          イタリア、モンレアーレ聖堂内部                                    モンレアーレ大聖堂内部のモザイクとは　　   　モンレアーレ大聖堂内のモザイクがなぜビザンチン様式のモザイクかが疑問。これはビザンチン帝国の支配がシチリア島を支配した時代があり、12世紀当時ののきわめて重要な文化がビザンチン文化（東ローマの文化）であった。    モンレアーレ大聖堂の建築目的は当時の支配者、シチリア王国の繁栄を見せ付ける目的で立てられた大規模なカテドラルで、建設したのはノルマン王のウイリアム2世でした。当時のシチリア王国はシチリア、南イタリアを支配する強大な国家でローマ法王領を支配した当時の法王と対立するほどの、政治、宗教上の力を持っていた。    もちろん経済的には地中海貿易による膨大な私財を持った王様だった。そうでなければモンレアーレ大聖堂内のモザイクのような膨大な資金を要する大聖堂を立てることは不可能だった。

パレルモのモンレアーレ訪問～イタリア

　　　　　　　　　　　　　　　　イタリア、モンレアーレ聖堂内部                   パレルモのモンレアーレ訪問　 　今回のクルーズで期待したモザイクの聖堂、パレルモのモンレアーレ大聖堂（カテドラル）を書いてみたい。以前、パレルモのノルマン王宮を見たときの感動からビザンチン様式のモザイクを見るたびにイタリアのラベンナやトルコのイスタンブールに出かけた。 　　モンレアーレ大聖堂は当時の支配者、シチリア王国の繁栄を見せ付ける目的で建てられた大規模なカテドラルで、建設したのはノルマン王のウイリアム2世でした。モンレアーレ大聖堂の特徴は正面、祭壇上部のビザンチン風のキリストのモザイク。普通、キリストの絵では弱弱しく、十字架に貼り付けされたキリストが多いが、この大聖堂のキリストは筋骨隆々の立派なキリストで、イスタンブールにあるアヤソフィヤ博物館のキリスト像に近いものです。

地中海クルーズ　 　今後

                                      地中海クルーズ　　今後　　　 　　　　　　　　　　　　　　　クルーズ船内のビンゴ会場　  　地中海クルーズに11/21～12/1無事帰国。数年来の夢だった地中海沿岸の古代ローマゆかりの港湾都市めぐりコース。アフリカのチュニジア、モザイクのバルドー博物館、カルタゴ遺跡、カルタゴのローマ遺跡、シティーブーサイドやイタリアのシチリア、パレルモのモザイクのモンレアーレ大聖堂、ノルマン宮殿を見られ満足しました。     次回クルーズに対して以下の点を考えたい。旅行時期を5～6月か9～10月に行く。11月は海の荒れる時期で、できればほかの時期に。クルーズの内容、船などの内容を十分調査して選ぶ。多くのコースがあり、多くのクルーズ船の中から自分にあった船を選ぶこと。体調を万全にして、飛行機、バス、船に酔わない体力が必要。     船内には多くの施設があるが自分から多くの施設を利用する、ショーを続けて見るとか、スポーツ施設を継続して利用するなどの計画は大切。今回の地中海クルーズは初めての海外クルーズで、準備も短い時間になったので次回行くときは1～2年前からの計画で旅することも大切。今までの私の旅のスタイル～1箇所長期滞在型が体力的には一番楽な気がした。                 

コスタ号の乗務員~地中海クルーズ　　　

　　　　　　　　　　　　　　クルーズ船内のプールやジァグジー                   　 　　　　　　　　　コスタ号の乗務員　　　 　どの業界にも光と影があるのが世間の常識だが、クルーズの世界にも影の部分がある。毎日配られるＴＯＤＡＹという情報の日本語訳の中にコスタ号の乗務員の労働条件があり、驚くべきものだった。なんと9か月間（3月～11月）の雇用で、次年の航海に乗船できるかは上司の判断のようだ。 　　何しろクルーズの乗客が多い。約3000人近い船客を支える乗務員が700名くらいで、毎日の食事、客室の清掃、船の操船、機関員、クルーズの乗客からは見えない下働きの人々が多い。我々クルーズの乗客が快適なクルーズができるための乗務員の待遇はどのくらいか知りたい。 　　乗務員にすれば、豪華なたびをつずけるクルーズの乗客に対しては、いつも挨拶をしてくれるが、1日中拘束されて時々、数時間の休養（寄港地で）可能な労働条件の過酷さは体験しないとクルーズの乗客にはわからないことだ。乗務員の国籍、人種は多くて言葉も全員がイタリア語（コスタ号はイタリア船籍）が得意ではないようだ。

コスタ号でのスポーツ施設

             　　　　　　　　クルーズ船のデッキ散歩   　　　　　　　        コスタ号でのスポーツ施設　　  　船内には無料で自由にできる筋肉トレーニングジム、ジャグジーなどあり。私は運動不足を避けるため長い廊下を周り、艦内のデッキなどを歩いた。ただ寄港地での観光で大いに歩く日には艦内の散歩はしなかった。    後半、毎日観光に出ていて長い距離(1日1時間以上）を歩いていたのでほとんど休養が多く、艦内を歩くこともなくすごした。後、船によるゆれ(冬は海が荒れる）が大きくて船酔いの状況が出て、食事もあまり食べられないことがあり、夜早めに休むことが多かった。 

コスタ号のイタリア語会話

                                           　　                           チュニジアのモザイク作品                         コスタ号のイタリア語会話     乗船前から希望して航海中に船主催のイタリア語会話に出てみた。以前からイタリア語をＮＨＫの語学講座を見ていたので、せっかくイタリア船に乗ることだし、この際簡単な会話ができれば良いと思った。 　　イタリア語の講習では、船の乗務員でイタリア人の女性、セレナさんが挨拶、数、色、簡単な会話、などを3日間、1日1時間以上話した。各国の観光客が会話に出ているので、驚くべきはセレナさんの会話力で、英語、イタリア、フランス、スペイン、ドイツの各国語を使いイタリア語の会話を説明したときには、マルチリングア(多言語）ができる人もいるという驚き。   　私も英語、スペイン語、片言のイタリア語、片言のポルトガル語など少々わかるが、5ケ国語の会話をスムースに話す人を初めて目の前にした。 

コスタ号のエンターテイメント　

                      チュニジアのモザイク博物館内                  コスタ号のエンターテイメント　 　　毎晩、船内のギリシア劇場で催しがあり、いろんなショウが演じられる。劇場は1000名くらい収容できる大きな3階建てのもの。珍しい影絵の手を使った似顔絵では俳優、政治家、歌手など世界的な人物の影絵が手の指の形から、似顔絵ができるのが珍しかった。歌謡ショウも世界的な有名なラテンの曲などには楽しくなった。    奇術など言葉がなくても楽しめるエンターテイメントが多い。また、ホールではピアノ演奏にあわせて、船内の乗客が三々五々にダンスを踊っている。ルーレット好きには船内にカジノが開かれ、船のデーラーがカッコ好く決めている。    船内ではビンゴが開かれ、ビンゴが出ると250ユーロ(日本円で約3万円）の賞金(参加費は1枚40ユーロ～約5千円）、また私も参加したイタリア語講座など3回くらいで挨拶くらいは身につく。ほかにも昼間、ダンスやエアロビクスの教室が開かれる。

チュニジアのモザイク博物館内

コスタ号の船内食事、夜はフルコース　

               コスタ号の船内食事、フルコース　 　夜はフルコースのイタリア料理で私の好きなメニューもあり大いに楽しんだ。お酒類は有料。メニューはフルコースで前菜、パスタ、サラダ、魚、肉、デザート(1週間毎日）をリストから1人ずつ好きなものを選ぶ方式で、1テーブルが6人くらいだと、給仕が全部聞き終えるのが10分くらいもかかり、注文出してから20分後に初めの皿が登場。食べ終えると次の皿と大変。 　　食べる人は待つだけだが、作る人、運ぶ人の忙しさは3000人以上の人に食事を終わらせるのは戦争のように忙しい。もちろん船内レストランは席が限定なので1部～後6時30分、2部～後9時の時間が異なる。 　　喫茶、軽食は常時、朝、昼、夜の食事以外の時間にコーヒー、紅茶、野菜ジュース、ケーキを自由に取れる。夜も遅い人には夜食が出される。1日中、いつでも好きなときに、何でも食べられると怖いのは、西洋人に多い肥満、船内にもこれ以上太れないほどの巨漢が数人見かけた。多分クルーズの乗船でほしいまま食べ過ぎた結果かもしれない。 

コスタ号、船内の食事について　　　

                        ギリシア風のチュニジアのビーナス        　　　　　コスタ号、船内の食事について　　　   　クルーズの楽しみは食事、喫茶、寄港地でのオプショナルツアーといえる。特に食事は大切で3食とも船内のレストランでする。朝、昼はバイキングで自分の好きなメニューで、日替わりで東洋人向けのもの、ご飯、味噌汁、おかゆ、魚のフライ、のり、いり卵、目玉焼きなど、朝、昼とも洋食もとり放題で大食いの人にとっては、先に料金支払っているだけに大いに食べる機会である。     特に果物が豊富で日本では夏の時期のスイカが11月に毎日、西洋メロン、西洋梨、りんご、杏（あんず、アプリコット）、推測だがアフリカ、チュニジアにも寄港するので赤道近くの地の農園で夏の果物も栽培していると思う。　                   

地中海クルーズ～チュニジアのチュニス港でラクダの歓迎

乗船初日の説明会～地中海クルーズ　　

 　　　　　　　　      乗船初日の説明会　　     イタリアのコスタクルーズ会社のコスタ、コンコルデア号に乗船初日には説明会があり、船の乗務員として乗っている日本人の女性から、船内の説明、避難訓練、食事、軽食のお話などあり。自分の部屋はワンルームの中にシャワー、トイレ、洗顔設備、冷蔵庫、衣類の家具、スーツケース入れなど普通のホテル並みの部屋でした。    船には3000人近くの乗員がいるので、家族で1室2名～4名くらいが泊まれる部屋もあり。船は巨大船で高さは12階建て、前後は約400メートルもあり、自分の部屋に帰ることがはじめは難しい。表示を見ながら2階の2292号室を見つけるとほっとした。ほかに大規模なレストランが5箇所、ホールが数箇所、トレーニング室、ジャグジー風呂、プール、ほかにも諸々の施設があって、全部を利用するには大変な様子。 

　チュニジアで歓迎のローマ軍兵士　

チュニジアのバルドー博物館の作品~地中海クルーズ　　　

               チュニジアのバルドー博物館の作品　　　     バルドー博物館の作品のテーマにはギリシャ神話からのお話が多い。特に海にちなんだ話が多くポセイドンなどがよく描かれている。動物も多い、ライオン、馬、牛、ウサギ、犬など多くの動物が描かれている。馬の馬車や狩の絵、軍船に乗った戦士など。    日常生活の絵が多いが、教会、畑仕事、牛馬での農耕の絵やいとつむぎ、海にまつわる絵が多い。特に船での戦闘や、船による漁業、具体的には写真でバルドー博物館の世界を見てください。　　　　ヤフーブログで写真出しています。　　　新エスペランサ紀行（ヤフーブログ）　http://blogs.yahoo.co.jp/fo230/archive/2008/12 

地中海クルーズ

クルーズの実情知りたい人に　

                      　　　　　　　      クルーズの実情知りたい人に　   　2009年のクルーズ情報が届いたので、概略を説明します。会社名はK　,Pと略します。わたしの乗ったコスタ、コンコルデア号でインターネットで見れば、価格がほかのクルーズ代理店より安いので、特定できる。    価格は内側～スイートの部屋。料金は基本料。目的地はエーゲ海クルーズ10日間24～33万、地中海チュニジアクルーズ8日間（同一コースのショートクルーズ23～27万）、地中海チュニジア、スペイン10日間30～38万、タイ、ベトナムクルーズ15日間30～35万、地中海イスラエルクルーズ14日間35～48万、ヨーロッパクルーズ7日間28～52万、これ以外多数のクルーズの旅が2009年クルーズに掲載されている。      40万以上のクルーズも多い。基本料金以外に燃油サーチャージや各港の利用税や空港利用料などが加算される。部屋の位置による料金差があり、内側、海側、バルコニー付、スイートなどで価格差がでる。 

世界のクルーズ船実情　　　　　　

                                        世界のクルーズ船の実情　　　　　　     具体的に今回の地中海クルーズに入いる前に、現在世界中のクルーズの実情は、東地中海、西地中海、カリブ海、大西洋，アジア、世界一周など多くのコースが存在し、船の乗船期間も5、7、10、12、15～100日など多い。この地域や期間は自由に選ぶことができるが、船の豪華さにより1日あたりの価格は、船ごとにぜんぜん異なる。   　主にはラグジャリー船～日本の飛鳥やクイーンエリザベス2、りラックス船～コスタクルーズやスタークルーズなど、この間に多くの世界の船会社が存在しており、価格もピンからキリまで数10万～数100万の差があります。クルーズの選択は、コース、地域、期間だけでなく船内のクラス～部屋の位置～海側、内側、階数の違い、部屋の広さなどが主な価格差になるが、共通するのは食事、パブリックスペースの使用などは同じ。  　エスペランサの乗ったコスタ、コンコルデア号（2012/1/14にイタリアで座礁の記事あり）にも誰もが使えるジャグジーやスポーツ施設が完備されていた。今回のシーズンは西地中海のコースとしては4月～11月の運行の最終期間で値段も通常のクルーズ価格より大幅にダウンしたものでした。お勧めすると5～6月か9～10月の暖かい時期で、ヨーロッパのバカンス7～8月をさけた時期が良いと思う。 

地中海クルーズ全般について

              　　　地中海クルーズの全般について　　　   　初めての海外クルーズの旅で、旅好きな人がクルーズの旅を好んで選ぶ理由が少しだけわかる気がした。今までの、飛行機+陸上を移動する旅に比べて、寝ていれば次の観光地につけることは交通のわずらわしい煩雑さから旅の楽しさのみをもとめられる良さがある。    欠点は好きな観光地に長くいられないこと。1人旅なら好きな観光地に1週間でもとまれるが船のたびでは、出港時間までに船に戻らないといけない。町歩きの時間が少ない。港から遠くの観光地へはいけないなど。　  　船旅でも観光地ツアーで好きな場所を選んで出かけられるので、船好きな人はあまり不都合がないかもしれない。このブログに同時に、寄港地で観光したチュニジア、シチリアなど連載しますので興味ある方は、地中海世界ブログにも目を通してください。 

地中海クルーズで印象に残った訪問地　　

                      地中海クルーズ船                           　　　　　2008年地中海クルーズの記録　           　　地中海クルーズで印象に残った訪問地　　　　2012年2月は2008年11月に10日間の地中海クルーズの記録を再録します。地中海沿岸の古代ローマゆかりの港湾都市めぐりでチュニジアのモザイクのバルドー博物館は大変な感動的なモザイクの宝庫といえる。    世界の有名なモザイクの20％がチュニジアのバルドー博物館に保管されていると地元のチュニジア人のガイドが話した。過去、シチリアのノルマン宮殿やイタリアのラベンナ、トルコのイスタンブールで見たモザイク以上にすばらしいモザイクが多い。　 　チュニス近郊のカルタゴの地にオスマントルコ支配(チュニジアはトルコの植民地の時代あり）時代のこの地方の長官が集めたモザイクが現代に残された。ラベンナ（イタリア）やイスタンブール（トルコ）のモザイクに比べ時代は古代カルタゴや古代ローマ時代のモザイクで2000年前くらいの古いもので、日常生活や農業や動物のモザイクが多い。    ラベンナやイスタンブールのモザイクは宗教的なものが多くあるが、チュニジアのモザイクは当時の生活をそのまま描いた石の絵画（バルドー博物館の解説の言葉）といえる。今後数回にわたりモザイクの紹介をしたい。

コスタ、コンコルデア号の事故から学ぶもの～観光クルーズ

　　　　　　　　　　　　コスタ、コンコルデア号の船体             イタリア、観光クルーズ船の座礁　　        コスタ、コンコルデア号の事故から学ぶもの 　イタリア、観光クルーズ船の座礁事故がテレビニュースなどで何度も取り上げられているので、私のコスタ、コンコルデア号の乗船体験を考えて以下の重要項目を旅の危機管理として残したい。　エスペランサは4年前にこのイタリア、観光クルーズ船のコスタ、コンコルデア号に乗船した。今回のコスタ、コンコルデア号の事故から学ぶものは以下の項目である。               重要　項目1.船の危機管理から乗船1日目にある避難訓練には積極的に参加する。救命胴衣などの装着を実際に身につけて行う。普通、救命胴衣などは客室のクローゼットの中に置いてある。　2.冬季、夏季にかかわらず、絶対に海に飛びこんではいけない。海には海流があり流される。低体温になり、確実に死亡する。今回の事故では6名が海に飛び込み死亡した。　3.救命ボートは乗員以上の座席があるので、絶対にパニックにならない。冷静に救命ボートに乗り移ること。　　　4.こうした事故で死亡者が出るのはパニックになった状態で判断力が失われたときに、死亡につながる。冷静に事態をとらえて対処する。　　 

地中海クルーズ船、コスタ、コンコルデア号について

　　　　　　　　　　　バスからクル－ズ船、コスタ、コンコルデア号  　　　　　　2012/1/14にコスタ、コンコルデア号は地中海で座礁 　　私の4年前に乗船したコスタ、コンコルデア号が1/15の朝のNHKニュースで座礁したのを見て、衝撃を受けた。安全性には十分配慮していると思っていたので、タイタニックのように座礁した映像には、現実は映画よりリアルなものという思いがした。2008年11月にローマ市の外港、チベッタベッキアに行ったとき、コスタ、コンコルデア号は前の航海で波が高くてマルタ島に接岸するとき、少し船体をきずつけて我々の乗船が遅れたことがあった。NHKの港での映像から見て、乗客の動揺、不安、事故への恐怖などは計り知れない。2008年11月の航海も冬の地中海が荒れていて、我々の航海がその2008年度最後の航海だと聞いた。本当に現在2012年1月の半ばに冬の地中海を航海しているとは、信じられない。座礁したコスタ、コンコルデア号の船体を見たエスペランサの感想だった。  　　　　　　　2008年11月の地中海クルーズの記録   地中海クルーズ、コスタ、コンコルデア号に2008年11/21～12/1無事帰国。数年来の夢だった地中海沿岸の古代ローマゆかりの港湾都市めぐりコース。アフリカのチュニジア、モザイクのバルドー博物館、カルタゴ遺跡、カルタゴのローマ遺跡、チュニジアのシティーブーサイドやイタリアのシチリア、パレルモのモザイクのモンレアーレ大聖堂、ノルマン宮殿を見られ満足しました。

チュニジアのバルドー博物館の作品　

　　　　　　　　　　　有名なポセイドンのモザイク  　　　　　　　　　　　　　　地中海クルーズで印象に残った訪問地　　　　　　　　　　　　　　チュニジアのバルドー博物館の作品　 　　バルドー博物館の作品のテーマにはギリシャ神話からのお話が多い。特に海にちなんだ話が多くポセイドンなどがよく描かれている。動物も多い、ライオン、馬、牛、ウサギ、犬など多くの動物が描かれている。馬の馬車や狩の絵、軍船に乗った戦士など。 　　日常生活の絵が多いが、教会、畑仕事、牛馬での農耕の絵やいとつむぎ、海にまつわる絵が多い。特に船での戦闘や、船による漁業、具体的には写真でバルドー博物館の世界を見てください。 　　　　ヤフーブログで写真出しています。　　　新エスペランサ紀行（ヤフーブログ）　http://blogs.yahoo.co.jp/fo230  

クルーズの実情知りたい人に　

　　　　　　　　　　　　　憧れの地中海クルーズ（船内より夕日見る）   　　　　　　　　　クルーズの実情知りたい人に　 　2009年のクルーズ情報が届いたので、概略を説明します。会社名はK　,Pと略します。わたしの乗ったコスタ、コンコルデア号でインターネットで見れば、価格がほかのクルーズ代理店より安いので、特定できる。HI＊のクルーズ系列会社。価格は内側～スイートの部屋。料金は基本料。 　　目的地はエーゲ海クルーズ10日間24～33万、地中海チュニジアクルーズ8日間（同一コースのショートクルーズ23～27万）、地中海チュニジア、スペイン10日間30～38万、タイ、ベトナムクルーズ15日間30～35万、地中海イスラエルクルーズ14日間35～48万、ヨーロッパクルーズ7日間28～52万。 　　これ以外多数のクルーズの旅が2009年クルーズに掲載されている。40万以上のクルーズも多い。基本料金以外に燃油サーチャージや各港の利用税や空港利用料などが加算される。部屋の位置による料金差があり、内側、海側、バルコニー付、スイートなどで価格差がでる。　　　　　　　　　　　

世界のクルーズ船の実情　　　

                      チュニジア港の出迎えのローマ軍兵士                  世界のクルーズ船の実情　　　    具体的に今回の地中海クルーズに入いる前に、現在世界中のクルーズの実情は、東地中海、西地中海、カリブ海、大西洋，アジア、世界一周など多くのコースが存在し、船の乗船期間も5、7、10、12、15～100日など多い。この地域や期間は自由に選ぶことができるが、船の豪華さにより1日あたりの価格は、船ごとにぜんぜん異なる。   　主にはラグジャリー船～日本の飛鳥やクイーンエリザベス2、りラックス船～コスタクルーズやスタークルーズなど、この間に多くの世界の船会社が存在しており、価格もピンからキリまで数10万～数100万の差があります。クルーズの選択は、コース、地域、期間だけでなく船内のクラス～部屋の位置～海側、内側、階数の違い、部屋の広さなどが主な価格差になるが、共通するのは食事、パブリックスペースの使用などは同じ。

地中海クルーズの全般について　　　

　　　　　　　　　　　　イスラムの塔が見えるチュニス市内（チュニジア）　  　　　　　　　　地中海クルーズ日程（2008/11/21 ～12/1）　　　　　11/21 金.　松本から、成田へ、成田泊 　　　　　/22 土. 成田第2ターミナルから日本航空でローマへ　　　　　/23 日. ローマ～チビタベッキア港（ローマ郊外の港）でクルーズ船乗る。 　　　　　/24 月. サボナ（イタリア）寄航　　　　　/25　火. バルセロナ（スペイン）寄航　　　　　/26 水. パルマ・デ・マヨルカ（スペイン、マジョルカ島）寄航　　　　　/27木. チュニス（アフリカのチュニジア）寄航　　　 　　/28金. ラ・バレッタ（マルタ共和国）寄航せず。　　　 　　/29土. パレルモ（シチリア島） 寄航　　　　　/30日. チビタベッキア（イタリア）帰港　　　　12/1月.　　ローマから日本航空で成田へ 　　　　　　　　　　　　　　　　地中海クルーズの全般について　　　 　　初めての海外クルーズの旅で、旅好きな人がクルーズの旅を好んで選ぶ理由が少しだけわかる気がした。今までの、飛行機+陸上を移動する旅に比べて、寝ていれば次の観光地につけることは交通のわずらわしい煩雑さから旅の楽しさのみをもとめられる良さがある。 　　欠点は好きな観光地に長くいられないこと。1人旅なら好きな観光地に1週間でもとまれるが船のたびでは、出港時間までに船に戻らないといけない。町歩きの時間が少ない。港から遠くの観光地へはいけないなど。観光地ツアーで好きな場所を選んで出かけられるので、船好きな人はあまり不都合がないかもしれない。このブログに同時に、寄港地で観光したチュニジア、シチリアなど連載しますので興味ある方は、地中海世界ブログにも目を通してください。（このブログ上段の左に過去ログあり。）  

コスタ号の乗務員～クルーズを支える人々

　　　　　　　　　　　　　　シチリア島のパレルモ港      　　　　　コスタ号の乗務員～クルーズを支える人々      　どの業界にも光と影があるのが世間の常識だが、クルーズの世界にも影の部分がある。毎日配られるＴＯＤＡＹという情報の日本語訳の中にコスタ号の乗務員の労働条件があり、驚くべきものだった。なんと9か月間（3月～11月）の雇用で、次年の航海に乗船できるかは上司の判断のようだ。何しろクルーズの乗客が多い。　　　約3000人近い船客を支える乗務員が700名くらいで、毎日の食事、客室の清掃、船の操船、機関員、クルーズの乗客からは見えない下働きの人々が多い。我々クルーズの乗客が快適なクルーズができるための乗務員の待遇はどのくらいか知りたい。乗務員にすれば、豪華なたびをつずけるクルーズの乗客に対しては、いつも挨拶をしてくれるが、1日中拘束されて時々、数時間の休養（寄港地で）可能な労働条件の過酷さは体験しないとクルーズの乗客にはわからないことだ。乗務員の国籍、人種は多くて言葉も全員がイタリア語（コスタ号はイタリア船籍）が得意ではないようだ。 

ラヴェンナの初期キリスト教建築物 （文化遺産）　　　　　　　　　　　　　　　　 　　　

                        ラベンナの聖堂、モザイク 　　　　　　　イタリア、ラヴェンナへの道  　ラヴェンナのモザイク壁画に驚嘆した。旅してよかったと心から感じた。聖堂の壁画からビザンチンの1千年に渡る歴史の息吹を見たのは私の錯覚だったのか。ローマ帝国が402年に東西に分かれて、その後475年西ローマが滅び、東ローマ帝国はビザンチン帝国として11C(世紀）ころまで存続する。ラヴェンナはコンスタンチノポリスに首都が移るまで、ビザンチンの都があった。モザイク壁画への感動は、光り輝くシチリア島のパレルモにある、ノルマン王宮のモザイク壁画を見たとき大きな感動を味わった。    ローマ、ラヴェンナ、ヴェネッア、ピサ、チンクエ.テッラ、シエナとモザイクをもとめて歩いた。遠目には絵画に見えるが、精緻な大理石の破片を何万と組み合わせたモザイクの輝きが私を捉えた。ナポリの国立博物館でみたアレクサンダー大王の戦いの迫力ある合戦の場面、今回のラヴェンナの壁画に神々しさをみた。聖堂の中で、多くの人々に1千年の長い期間モザイクが語りかけてきた物語を聞いたのは、空耳だったのか。     モザイクは素材がガラス、大理石など光るもので、そこえ効果的に窓からの光を当ててモザイクの輝きを生んでいる。金色の石は無いので、ガラスの裏に金箔を貼り、金色の背景などを作る。自然の石の持つ色をそのまま生かしたモザイクの技法にも興味がある。元はローマの時代、床タイルに図柄のあるものが壁画にもモザイクで描かれて、絵画のように、長期にわたり光り輝くものとして作られてきたとおもう。私の興味は、はじめスペインのメリダにある国立古代ローマ博物舘の床タイルに驚いた。床タイルはセビリア近くのイタリカの町の遺跡に多く保存されている。     欧州の多くの遺跡でローマの床タイルを見た。ローマ時代床タイルは特別なものでなく、多くの建物にみられた。遺跡にはモザイクのものが多い。壁画でモザイクを多用するのはビザンチン美術の特徴と思う。今回の旅でもモザイク壁画はベネティア、ピサ、シエナなど多くの聖堂に壁画（外部の風雨の当たるとこ）として使われている。 

イタリア、トルコ～地中海地域の世界遺産

　　　　　　　　　　　　　　　　　　ローマの建物 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ローマ歴史地区 （文化遺産）　 　　ローマ～フィレンツェ～ボローニァ～ラヴェンナの移動ゆっくり起きローマでの朝食。ホテルはドイツ人の若い男女が多い。パン、コーヒー、ジャム、マーガリンのコンチネンタル、スタイル。朝8時過ぎて、テルミニ駅周辺の散策。駅から、共和国広場（リパブリカ）のビルの建て方4方向のビルが階数、外部のデザイン、など統一されていて、4辻の真ん中に噴水、スペインの建物にも、こうしたデザインの統一したもの見る。広場にあるサンタ、マリア、ノベラ教会に入る。巨大な建物、絵、床には線が埋め込まれていて、数字が書かれている。わたしの推理では星の地球からの距離が書かれているようだ。 　　広場のカフェテラス（開店前）噴水と建物をスケッチする。そこに巨大な壷があり、スケッチに入れる。劇場から歩きサンタマリア教会のまえで写真とスケッチ。テルミニ駅に10時頃もどる。ホテルに帰り、セフティーボックスより貴重品出す。昨日予約の列車で出る。 　　イタリアの列車でいつも変えればと思うこと。10分前でないと番線を掲示しない。特別な空港行き以外、決まった番線のないこと。大きな荷物もって、乗る列車の番線に移動する、旅行者が可哀想。多分、ターミナル方式のため、固定した番線が決められないのでわ。指定の号車と席番号を探すため、なれない旅行者は荷物をもってうろうろしている。日本社会の効率の良さは事前に決められること（番線、号車、席の位置など）は変更なしで時刻表などに掲示て、客の混乱を防いでいる。ハードとソフトの運用に違いがある。欧州のシステムには不完全なもの多い。 

8世紀のヨーロッパ

　　　　　　　    　　　　　　　シチリア島モンレアーレ大聖堂のモザイク 　　　　　　　　8世紀のヨーロッパ     　　ユスティニアヌス帝によって国力を使い果たしたビザンツ帝国は、それまでササン朝ペルシアに支払っていた貢納金（戦いの賠償金）にも事欠く有り様となり、ついにササン朝ペルシアと戦争に突入します。戦争が長引いている間に、北からはアヴァール人やスラブ人の侵入が始まりました。　マウリキウス皇帝(582-602)はササン朝ペルシアより亡命してきたホスロー2世の復帰を助け、ペルシアとの戦争を終わらせます。しかしフォカス(在位602-610)のクーデターによってマウリキウス皇帝が殺されると、ホスロー2世はマウリキウス皇帝の仇討ちと称してビザンツ帝国への攻撃を再開しました。

ビザンツ帝国の戦い

                          シチリア島のモンレアーレ大聖堂外I観                   ビザンツ帝国の戦い　  ビザンツ帝国に反乱が起こり、ヘラクレイオス皇帝(610-641)が即位しました。ビザンツ軍は相変わらず惨敗を続け、ついに食糧の供給地エジプト、交易の拠点シリア、聖地パレスチナを失いました。これはビザンツ帝国にとって、精神的にも経済的にも大打撃となりました。どうにもならなくなったヘラクレイオス帝は逃亡を企てますが、失敗に終わります。　　進退窮まったヘラクレイオス帝は、ついに立ちあがりました。一度はコンスタンティノープルを包囲されるも、ヘラクレイオス帝は寄せ集めの軍隊でよく戦い、ついにペルシアの首都クテシフォンに迫りました。ペルシアは講和の使者を送り、このときに結ばれた条約によって、ペルシアが占領したビザンツ領はビザンツ帝国に帰属することになりました。

イスラム帝国の進出

　　　　　　　　　　　　　　　 シチリア島のイスラム建築  　　　　　　　　イスラム帝国の進出 　　ところが、わずか数年後に新興国であるイスラム帝国が外征を開始します。長い戦いで疲弊したササン朝ペルシアはあっけなく滅ぼされ、ビザンツ帝国（東ローマ帝国）にもイスラム帝国に対するだけの力は残っていませんでした。　　長い戦いでやっと取り返したエジプト・シリア・パレスチナは数年のうちにイスラム帝国に占領されてしまいました。やがて、かつてはローマ帝国の内海であった地中海の制海権（海の支配権）もイスラム帝国に握られ、地中海には『もはやキリスト教徒は板切れ一枚（船1艘さえものたとえ）も浮かべることは出来ない』と言われました。 

ビザンツ帝国は滅亡の危機

　　　　　　　　　　 コンスタンチノープル のブルーモスク  　　　ビザンツ帝国は滅亡の危機～7～8世紀コンスタンチノープル包囲される　ユスティニアヌス1世時代に皇帝の権威が隅々まで行き渡っていた領土は大きくしぼみ、商業・文化・都市の活動はさびれ、ビザンツ帝国は滅亡の危機に立たされました。さらに637年と717年に首都の包囲を受けました。　首都コンスタンティノープルはどうにか包囲に持ちこたえ、皇帝レオーン3世(717-741)のもと、 新兵器『ギリシアの火』、農民から兵士を募る軍管区制度（徴兵制度）、貿易特権（ブルガリアに貿易特権を認める）と引き換えに得たブルガリアからの援軍などによって危機を脱することができました。　危機を乗り越えた後のビザンツ帝国は、キリスト教信仰が社会に深く浸透し、都の市民への娯楽や食糧の無料配給を廃止（古代ローマではパンとサーカス政策で無料だった。）するなど、かつてのローマ帝国とは大きく様変わりした。 

キリスト教とローマ教皇

　　　　　　　　　　　　　　　　　中世の馬車 　　　　　　　キリスト教とローマ教皇～ビザンツ帝国とローマ教皇 　　このころ、レオーン3世は聖像を否定するイスラム教徒からの圧力により、聖像禁止令を出しました。ところがローマの教会（バチカンのカソリック教会）では聖像が必要であったためビザンツ帝国と対立し、ビザンツ帝国に代わって自分たちを保護してくれる勢力を求めました。　　そこでローマ教皇レオ3世はフランク王国のカール大帝(シャルルマーニュ)に『ローマ皇帝』の称号を与えることにしました(800)。　これにより、長く混乱の続いた西ヨーロッパがビザンツ帝国とは別の勢力としてまとまった。ローマ教会（バチカンのカソリック教会）はビザンツ帝国の支配下から脱出することになります。

ビザンチン様式のモザイク画の背景

　　　　　　　　　　 　　　　　シチリア島、パレルモのマッシモ劇場 　　　　　　　　　　　　ビザンチン様式のモザイク画の背景　　　ビザンツ帝国の中興期(1025年)　　充電期間の終わったビザンツ帝国は、"サラセン人の蒼ざめた死"と呼ばれたニケフォロス2世(963-969)、ヨハネス1世(969-976)、"ブルガリア人殺し"と呼ばれたバシレイオス2世(976-1025)と3代続いた軍人皇帝の下、再び地中海の強国として甦り、その繁栄を謳いました。　ニケフォロス2世は、クレタ島・シリア・キプロス島などをイスラム勢力から奪い返し、『キリスト教徒は板切れ一枚も浮かべることは出来な』かった地中海の制海権をビザンツ帝国に取り戻しました。ニケフォロスの活躍は『ニケフォロスの前ではサラセン人も恐怖に蒼ざめて死ぬ』と謳われました。　　　　　　　 

クルーズ　乗船初日の説明会

　　　　　　　  　　　　　　　　クルーズ船の乗船初日の説明会  　　イタリアのコスタクルーズ会社のコスタ、コンコルデア号に乗船初日には説明会があり、船の乗務員として乗っている日本人の女性から、船内の説明、避難訓練、食事、軽食のお話などあり。自分の部屋はワンルームの中にシャワー、トイレ、洗顔設備、冷蔵庫、衣類の家具、スーツケース入れなど普通のホテル並みの部屋でした。船には3000人近くの乗員がいるので、家族で1室2名～4名くらいが泊まれる部屋もあり。 　　船は巨大船で高さは12階建て、前後は約400メートルもあり、自分の部屋に帰ることがはじめは難しい。表示を見ながら2階の2292号室を見つけるとほっとした。ほかに大規模なレストランが5箇所、ホールが数箇所、トレーニング室、ジャグジー風呂、プール、各種店舗ほかにも諸々の施設があって、全部利用するのには時間が少なく大変な様子。  　　

コスタ号の船内食事について

                            船内の食事風景                 コスタ号の船内食事について    　　クルーズの楽しみは食事、喫茶、寄港地でのオプショナルツアーといえる。特に食事は大切で3食とも船内のレストランで取る。朝、昼はバイキングで自分の好きなメニューで、日替わりで東洋人向けのもの、ご飯、味噌汁、おかゆ、魚のフライ、のり、いり卵、目玉焼きなど、朝、昼とも洋食もとり放題で大食いの人にとっては、先に料金支払っているだけに大いに食べる機会である。    特に果物が豊富で日本では夏の時期のスイカが11月に毎日、西洋メロン、西洋梨、りんご、杏（あんず、アプリコット）、推測だがアフリカ、チュニジアにも寄港するので赤道近くの地の農園で夏の果物も栽培していると思う。食事や喫茶についてクルーズ船は天国で、グルメや食べ物に一家言ある人にとり、まさに食事天国、好きなものを好きなだけ食べられる時期はそんなに普通にはない。特に女性たちが船内に多いのも、船内では自分で作らないで好きなものが食べられる魅力は、日常の生活を忘れさせる。 

コスタ号の船内食事、夕食フルコース

　　　　　　　　　 　　　　　　　クルーズ船の料理一例 　　　　　　　　コスタ号の船内食事、夕食フルコース     　　夜はフルコースのイタリア料理で私の好きなメニューもあり大いに楽しんだ。お酒類は有料。メニューは前菜、パスタ、サラダ、魚、肉、デザート(1週間毎日）をリストから1人ずつ好きなものを選ぶ方式で、1テーブルが6人くらいだと、全部聞き終えるのが10分くらいもかかり、注文出してから20分で初めの皿が登場。食べ終えると次の皿と大変。食べる人は待つだけだが、作る人、運ぶ人の忙しさは3000人以上の人に食事を終わるのは戦争のように忙しい。 　　夕食はもちろん船内レストランは席が限定なので1部～後6時30分、2部～後9時の時間が異なる。喫茶、軽食は常時、朝、昼、夜の食事以外の時間にコーヒー、紅茶、野菜ジュース、ケーキを自由に取れる。夜も遅い人には夜食が出される。1日中、いつでも好きなときに、何でも食べられると怖いのは、西洋人に多い肥満、船内にもこれ以上太れないほどの巨漢が数人見かけた。多分クルーズの乗船でほしいまま食べ過ぎた結果かもしれない。

コスタ号のエンターテイメント

　　　　　　　　　 　船室と毎日のニュース  　　　　　　　コスタ号のエンターテイメント    　毎晩、船内のギリシア劇場(大劇場）で催しがあり、いろんなショウが演じられる。劇場は1000名くらい収容できる大きな3階建てのもの。珍しい影絵の手を使った似顔絵では俳優、政治家、歌手など世界的な人物の影絵が手の指の形から、似顔絵ができるのが珍しかった。歌謡ショウも世界的な有名なラテンの曲などには楽しくなった。奇術など言葉がなくても楽しめるエンターテイメントが多い。 　　また、ホールではピアノ演奏にあわせて、船内の乗客が三々五々にダンスを踊っている。ルーレット好きには船内にカジノが開かれ、船のデーラーがカッコ好く決めている。昼の時間にはビンゴ大会が開かれ、ビンゴが出ると250ユーロ(日本円で約3万円）の賞金(参加費は1枚40ユーロ～約5千円）、また私も参加したイタリア語講座など3回くらいで挨拶くらいは身につく。ほかにも昼間、ダンスやエアロビクスの教室が開かれる。