|
カテゴリ:カテゴリ未分類
「異なる視点からのアプローチだからこそ見えてくるものもある。」
先日 ちょっと機会があり クラシックギタリストの方に、 僕の楽器を弾いていただいた。 念のために 書いておくと 楽器上でクラシックとフラメンコギターの違いを、 一言で適格に述べるのは困難な気がする。 外観上 フラメンコにはゴルぺ板と呼ばれるギター保護のための透明のセルロイド板みたいものが 貼ってあるのだけど でもこれを剥がしてしまえば外観上の区別は困難になる、 結局 それぞれの音楽の特殊性に対応するために選ばれる材質だったり 内部構造の違いに話が及んでしまうのだけど それは僕のブログの趣旨ではないので割愛します (万が一 興味を持ってしまった方がいましたら ネットでいくらでも情報はあるかと思います) 話を戻します。さて そこで聞かせてもらった音というのが とても新鮮で、 持ち主がこんな発言をするのも何なのだけど 「ほお 僕のギターにはこんな音(声)も持ちあわせてるのか・・・」 という 実にシンプルな驚きでした。 弾き手によって音が変わるのは当たり前で、それそのものに驚くことはないのだけど その音楽性によって これだけギターの音が変化してくるという 単純な事実に気付けたのは 今更ながら貴重な経験となった気がします。 例えば 音階をひとつ弾くのを考えても 基本的にフラメンコギタリストはピカード(刺すように)のイメージを持ち、 クラシックギタリストはレガード(滑らかに・・)が根底にあるように思える、 (もちろん それは、あくまで基本思想の問題であって 演奏中は様々な音を使うことになる) 「何というか 実にアンダルシアな感じのギターだね・・・」という笑いまじりの 氏の言葉が実に印象的であった。 その言葉に宿るものを どう受け止めるのかは こちらの仕事というものだろう・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2015.12.08 01:12:34
コメント(0) | コメントを書く |