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フラメンコギタリスト渕崎昭彦 公式BLOG (ふちログ)

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2024.11.06
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「ジプシーキングスの曲を弾きたいのですが」

「ジプシーキングスの様に
フラメンコギターを弾きたいのですが」

そんな質問や相談をギタークラスで
たくさん受けてきました

ジプシーキングス実に素晴らしいですよね!
僕も大好きです!!

ただ「では早速弾いていましょう!」と言う前に
フラメンコギタリストとしては、
一応、説明しておく必要がありまして
率直に述べるなら ジプシーキングスは
「ジプシールンバ」と呼ばれるジャンルに
カテゴライズされていて、
音楽の構造や、成立要因、
様々なニュアンスを眺めても
「フラメンコ」とは全く異なるものになります。

スペインではそれを混同する場面に遭遇したことは
ありませんが、日本では
「ギターのかき鳴らし=フラメンコ」と
認識されている面もあり
無理もないのかもしれません

彼等はスペインではなく「南フランス」の
ロマ族(旧ジプシー)、但し祖先はスペイン系であると
語られています。
代表曲でもある「ボラーレ」は元々は
イタリアのカンツオーネ、
「マイウェイ(ミ・マネーラ)」は
フランスのシャンソン、
オリジナル曲以外でもそういった世界の曲たちを
自らのリズムとグルーブを生かしたアレンジで
ひとつのジャンルにまで昇華させ
世界で大ヒットしているわけですから
本当に見事ですよね!

フラメンコにも「ルンバ」という
形式はありますが、ジプシーキングスとは
かなりニュアンスも異なり、
また技法のバリエーションも必然的に異なってくることから、
ジプシールンバ専門のギタリストも存在している位なんです!

僕のクラスでは、あくまでフラメンコを主流にしていますが、
世間の認知度が高く、ギターのリズムを刻む別の視点や
ギターをかき鳴らす楽しみも含めて、
曲やコード進行の一部を引用して
ポツポツとレッスンで導入したりもしています

ただフラメンコギタリストの個性や守備範囲によって
得手、不得手は確実にあるかもしれませんので
もしレッスンを希望される際は
事前に確認しておいた方が良いかもしれないですね!

個人的なコメントになりますが、僕は音楽の
「カテゴライズ」や「ジャンル」分けは
後付けで生まれたもので、
決して「音楽の優劣や価値」を
計るものではないと考えています
ですので くれぐれも「フラメンコの亜流」とか
そういう序列の意図は全くありませんので
そこは誤解なくお願いしますね

とても有名な言葉ですが
「それが素敵な音楽なのか、
あまりそうではない音楽なのか?」
ジプシーキングスは僕にとっては
間違いなく前者にカテゴライズしたいところです!!




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最終更新日  2024.11.06 23:38:47
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