着物の曲線
お母ちゃんに言われました。母の若いころ・・昭和30年代は着物と洋服の融合で、身体の曲線を強調するピタッとした着方がはやったそうです。パーマをかけたショートヘアにイヤリングをつけて、きゅっときつめに着こなしていたそうです。もちろん「和装ブラ」なんて見たこともないと言ってました。まあ、胸の大きすぎる人はさらしを巻いたそうですが・・。「洋服型曲線」が当時の若い人の着方だったんですね。それより昔、明治のころ・・樋口一葉の写真なんか見ると、「なだらかな曲線」を描いていますね。そして今は、補正して寸胴なこけし型に着ている感じです。ほとんどの着物本に「帯に胸が乗るのはみっともないです」と書いてあります。着方としては「ほぼ直線」ですね。「洋服型曲線」「なだらか曲線」「直線」・・着方一つでも、流行があるんですね。着やすさからいえば、明治のころの「なだらか曲線」がいちばんかなあ。きちんとしたおでかけのときはつけますが、わたしも普段は「和装ブラ」はしないでゆったり着ています。にほんブログ村