|
テーマ:競馬全般(7010)
カテゴリ:競馬雑記
短途馬錦標 - 參賽馬匹簡評
スプリンターズS-参加各馬のショートコメント 二○○五年九月二十八日 短途馬錦標(日本一級賽)-1200米 草地 二○○五年十月二日星期日 日本中山競馬場 精英大師(サイレントウィットネス) 誇るべき目下世界最高の芝スプリンター。過去に香港王座を2度奪取している。1400m以下では17戦無敗の記録を打ち立てた。その中には香港スプリント2連覇も含まれている。2年連続してスプリントシリーズ3戦を全勝している。春シーズン末にアジアチャンピオンズマイルでわずかアタマ差ブリッシュラックに及ばなかった。その後の安田記念では半馬身差の3着。負けてなお強しの内容と言えよう。累積賞金は5千香港ドルを超えるが、これは香港新記録である。どこで走ったとしても優勝候補の筆頭である。 好望角(ケープオブグッドホープ) 粘り強く、堅実な走りを見せる。今年はオーストラリアとイギリスでそれぞれ1200mのG1を勝ち、第1回グローバルスプリントチャレンジに優勝した。2002年10月から香港では勝っていない。またサイレンスウィットネスと10戦して1度も勝っていない。去年の不良馬場のスプリンターズSで後方から追い上げ3着を奪取したが、まだ余裕が感じられた。良馬場でこそ最高の走りを見せるはずである。いつもメンコかブリンカーを付けて出走する。 愛火重燃(第一後備)アイルラヴァゲイン(第一補欠馬) 3歳馬のG1、5月8日のNHKマイルカップで3着。数ヶ月の休養後、9月11日G3京成杯AHで6着。このレースの前は6戦全て5着以内だった。どんな位置からでも実力を発揮する快速馬。 大賞識(アドマイヤマックス) この6歳馬は良血である。父はサンデーサイレンス、母はダイナシュート。3月27日、1200mの高松宮記念で栄冠を勝ち取ったのが初のG1勝利であった。8月末に橋田厩舎に戻り、積極的に調教を行っている。右にササる癖があり、左回り巧者である。今回は右回りでレースが行われるが、勝負の鍵はその時ササらないかどうかにかかっている。 金鎮之光(カルストンライトオ) ディフェンディングチャンピオンのカルストンライトオは昨年のこのレース以来勝っていない。今年は5ヶ月の休養後、8月21日にG3アイビスSDに出走したが入着したのみでベストの力を発揮できなかった。大根田調教師は力が少し下降してきていると見ている。昨年は馬の行くままに逃げて不良馬場の当レースを勝ったが、今年もその戦法で行くと予想される。 飛箭(ギャラントアロー) 去年1月の淀短距離S以来勝っていない。8月の小倉日経オープンでは1分7秒9のタイムで1200mを走った。最近では最も良いタイムだった。9月11日のセントウルSでは4着。今回も先行すると思われる。 堅蘭天鵝(キーンランドスワン) 出走馬が比較的少なかった前走のG3セントウルSで全速力で5着。スピード馬である。中段から後方を追走し、最後に追い込んでくる。上がり3ハロンは34秒を切る。 宇宙相思(第二後備)コスモラブシック(第二補欠馬) 高松宮記念は15着と理想的とは言えなかったが、8月の札幌日刊スポーツ杯では7着と進歩が見られた。まだ最高の出来とは言いがたいが、潜在能力は高く、状態が戻れば決して侮れない。芝1200mはベストで、ハナを切るか、逃げ馬を行かしてその直後に付ける戦法をとる。 黄金駒(ゴールデンキャスト) この5歳馬はタイキシャトルの仔で1200mはこなせる。代表的なのは9月11日のセントウルSの勝利。最近2ヶ月で3回走り、状態は良い。良馬場でこそ真価を発揮する。 金霸主(ゴールデンロドリゴ) この8歳馬は2002年の札幌日刊スポーツ杯を勝っているがその後19戦泣かず飛ばず。パフォーマンスが安定せずG1とは無縁である。先行追い込み良馬場重馬場を問わない。 秀麗湖(シルキーラグーン) ブライアンズタイム産駒の5歳牝馬は成長の途上にある。3月5日のオーシャンS後、4月3日ダービー爵チャレンジトロフィーで勝ち馬から0秒7差の9着。このレース後から更に進歩を見せ、5月21日の愛知テレビオープンでは2着。その後のバーデンバーデンCで勝利とともに1分07秒のコースレコードを記録する。今回のレースでは先行して前方につけると見られる。どんな馬場にも対応できるが、良馬場がベスト。 藤田小姐(シーイズトウショウ) 1200mはこの馬にとってベストの距離。今年は愛知テレビオープンで優勝し、コースレコードを樹立した。前走の函館スプリントSでは3着。夏はササ針を打って体力を回復した。既に回復状態にあり、ゆっくりと調教を繰り返してきた。良馬場でのロングスパートに優れ、前方に位置してのレースが多い。 玉藻精英(タマモホットプレイ) 4歳 竹園美景(テイエムチュラサン) 3歳牝馬。8月21日新潟競馬場で行われた1000mのG3アイビスSDで軽斤量を利して勝利した。今回のレースでは歴戦の牡馬との対戦でちょっと荷が重いかもしれないが、調教師と馬主は自信を持っている。スプリンターズSはこの馬にとってひょっとしたら踏み台かもしれない。 多旺達(デュランダル) 日本のスプリント&マイル優勝馬。10ヶ月の休養を経てターフに帰ってきた。坂口調教師は6月の安田記念に出すつもりだったが、裂蹄で取り消した。去年も半年の休養後このレースで復帰し2着に入った。その後マイルCSで優勝。長期休養をものともしない。去年のこのレースは不良馬場だったが、それも問題とはならなかったことで、彼がどんな馬場にもオールマイティであることを証明した。 高雅茶座(プレシャスカフェ) かつて1200mで常勝の将軍だったが、高松宮記念で僅差の2着。不敗神話は途絶えた。夏の休養を経て小島太厩舎に帰ってきた。このハートレイク産駒の6歳馬のレース後半の追い込みには目を見張るものがある。現在の状態は春には及ばないものの、もう少し強い調教をすれば状態は回復してくるはずである。今回の優勝候補として有望である。 馬壇奇蹟(マルカキセキ) 今年佐世保Sと北九州記念を勝ち、前走セントウルSは大熱戦の末3着。聞くところによると現在ピークの状態にまで回復し、どんな戦法にも対応できるとのこと。馬場状態も問わない。外枠をひけば更に有利になる。 加冕(リキアイタイカン) G1で2度入着。しかし2001年にCBC賞で勝ってから3年間未勝利であった。今年7月1200mの青函ステークスで、ようやく勝利した。最近のレースでの末足はものすごい。この馬は忍耐力があり、どんな馬場でも対応するが、良馬場がベストである。 短途馬錦標 - 參賽馬匹簡評(香港賽馬会) ![]() ![]() ![]()
[競馬雑記] カテゴリの最新記事
|