Awakening

この日は何をしていたか、ほとんど覚えてなくて。。。。。(;´Д｀)

母の用事に付き合ってたんだと思います。
この日も暑くて、ひーひー言ってました。。。。

少し時差ボケも入ってたのか。。。夜9時過ぎにウトウト寝だしたんだと思います。

そしたら、電話が入り、妹からでした。
夜の11時前。。。。

病院から電話が入り、数時間で父が多分逝くとのことで、どうしますか？ということでした。
この病院、看取り看護婦もいまして。。。。

「今日もお見舞いに来てて、夜も遅いしお疲れになってるので、私達で見送りできますよ」

と言ってくれたらしい。わあ、素晴らしいな。。。とは思ったものの。。。
妹はそれで、もう病院へ戻るつもりはなかったらしい。。。

けど、私が、行く！といったばかりに、結局、妹も迎えに来てくれて病院へ行った。
そして、母もついてきた。

すでに姪っ子の長女と、その夫が病院に到着していて、
ジィジイと言いながら、泣いていた。

長い10年だったよな。。。。。と思うと、姪っ子の涙をもらい泣きして、
自分も泣いた。　

父がアルツハイマーになる前は、２～４年に1度しか帰らなかった日本。

それが、年に数回帰るようになって。。。。帰る度に、いろいろなことが起きて、

短い滞在で、やることだけはやってきた。本当に大変だった。病院のことやら、施設のことやら。
父の徘徊、逃亡、暴力、その他いろいろ。。。

単純計算したらこの10年で、日本帰るのに飛行機代やら滞在費などで

1年に100万円として10回、1000万円使ったことになる。
おまけに仕事も休むから、お金入ってこないし、介護は施設に任せたけれど、

帰国貧乏になったのは間違いない。。。

泣いた理由は帰国貧乏になったんじゃないんだけど。。。(;´∀｀)

長い10年、父もつらかったと思う。誰が好んで、こんな病気になるんだろうね。。と思いつつ、

父の魂が自ら選んできたもの。。。。。

それでも、この10年間で、たくさん勉強させてもらった。
脳のこととか、アルツハイマーとか、認知とか。。。。介護とか看取りのことなんて、
親が病気にならなかったら、全く未知の世界だったと思うし。
1000万円の投資は、父からの私への投資だったんじゃないかな。。。とも思えて仕方がない。

妹が父の手を握り、姪っ子が父の頭を触って。。。
私、触るところがないので。。。
父の膝を触って、レイキを送り続けた。

段々息が早くなってきていて夜中の1時が過ぎていた。

​
エネルギーがふっと、シフトすることがわかって、

「あ、もう逝くで」　

と私が言うと、妹と姪っ子は、目が点となって、私を見た。​

そして数秒後に、最後の息をして、父は逝った。

本当に長い10年でした。あっという間のようで、長かった。
彼の旅はいつ終わるんだろう。。。。と、この数年ずっと思ってた。
会いに行くたびに、もう逝っていいんだよ、と何度も言って、さよならしたのに
ずっとここにいた父の魂。。。。

父の愛車。トヨタのRAV４

今頃は、このRAV４で、ブンブン飛ばしてるんじゃないかと思ったんだけど、

父はもう輪廻転生してるようで、仕方がない。。。。

お疲れ様でした。お父さん。