山口小夜の不思議遊戯

2011/01/13(木)11:32

ヒロ的大掃除の極意

            そこの階段あがって──パーティにおいでよ。  読んでいてちょっとおもしろかったので、突然ですが年末特集です。    処世術の達人に聞いてみよう!   【ヒロ的大掃除の極意】  リクエストってことで、居丈高なこと書くの、勘弁してくださいね(byひろ)  ・ビジネス関係の人間との無用な付き合いの大掃除。  有効な言い訳は次の三つです。  1.学生時代の付き合い  2.親や祖父母等、同居人の介護   3.国家試験の活用  アフター5などの付き合いを大掃除するとき、重要なのは断りながらも自分の評価を上げることです。職場以外の友人、親との付き合いを理由にちらつかせると、基本的な人間関係を大切にしているということで評判も上がります。ビジネスシーンを理由にする場合、宅建や社労士、公認会計士や司法試験など、職場が推奨している資格や今後の自分に役立つ資格の習得を目指す。そして、その勉強を理由に誘いを断る。特に上司の突然のお誘いを断るのにフレキシブルで有効な手段です。  付き合いをお掃除する場合、「1/3の法則」を忘れてはいけません。すべての付き合いを断っていると、有効な理由はどうあれ自分の評判を落とすだけです。そこで『3回に1回は断る』という法則を遵守していれば、評判を落とさないばかりか、全出席の人間よりも希少価値が上がります。  ・切っても切れない血縁をフェードアウトさせる秘儀  仕事関係だけではなく、折り合いの悪い親戚、仲人になってもらった恩師との付き合いも大掃除の対象になり得るでしょう。しかし、血縁や恩人は一生切れないもの。この難しい関係を穏便にフェードアウトさせるにはどうしたらいいのか。  お中元・お歳暮は、出張先や旅行先のお土産などの代用品を送りながら、徐々にフェードアウトさせる。  お中元などが突然来なくなると、相手はやはり頭に来るでしょう。そこで、別な方法で贈り物を届ける。例えば、旅行先でそこの名品を送り、「旅先でふいにお懐かしく思い浮かばれましたので」とかテキトーな一筆を添える。相手は決まりきった贈答品をもらうよりも、こちらに誠意を感じてくれます。ここで重要なのは、お中元やお歳暮の時期のちょっと前に送り付けること。時宜を逃して、「今回は忘れていたのか」などと相手を不安に思わせてはいけません。これを2~3回行なうことで、お中元お歳暮の慣習と相手側の期待を、いつのまにかなくしてしまう。ポイントは必ずメッセージを添えることです。  徹底的に書くといったからには書かねばなるまい──  男女関係の穏便な終わらせ方。  1.ふたりきりのデートが許されるのは2回まで。   本気でないのならそれ以上しない。3回以上すると、相手はただの友達と思わなくなる。  2.「最後に会ってきちんと話そう」は禁句。まず連絡を完全に断つ。  別れると決心したら、冷たいと言われようが責任感がないと言われようが、とにかく関係を断つ。非情であり続けることが、ひいてはお互いのためになるのです。冷徹なまでに会わないこと。これで大抵は覚ってくれるものですが、たまにあるパターンは「他愛のない、核心に触れない世間話」をして関係の継続を計ってくること。このとき、相手の話題や相談事に乗らなければ、この時点であきらめてくれて、ふたりの関係に終止符を打つことができます。このパターンの相手の多くは、ただのおしゃべりや悩み事の解決が目的ではなく、関係の引き伸ばしが目的。ここで適当に話を合わせてしまうと、「核心に触れた話さえしなければピリオドを打たないでいてくれる」と学習してしまいますから、絶対に会ったりおしゃべりに付き合ったりしてはいけません。  ただし、これだけは気に留めておくべき。  嫌だ嫌だと思っていても続いている人間関係を検証してみると、それを嬉しがっている自分がいるはずです。だから関係も続く。まず、自分はどうしたいのかを確認してみること。結果として、自分がどこかで好意的に思っていることが確信できたら、それはもう友人の範疇です。職場の人間は友人ではないのですから、感情が通じ合わなくて当たり前。そういう相手に「こんなことを言ったらどう思うだろう」と感情で動くのは意味のないことです。ビジネスシーンではイエスかノーかの知的判断を下してさえいればいい。  以上、「ビジネス風景の大掃除」をキーワードに、いろいろと思うところを述べました。自分が捨てるというか、同時に相手から捨てられる技術というものを持っていると、人間関係もわりとスムーズかも。職場というものは人脈というしがらみだけがどんどんたまっていく場所なので、こうやって適宜人間関係をリストラして自分の時間を取り戻しているわけです。  前述したけれど、これはあくまでも僕個人の職場の中での手段です。友人関係ならば、この限りではありません──どころか、これを読んでいるあなたがた友人との時間を大切にするあまりに、上記の手段を編み出したともいえる──  ご存じのように、僕は身内と思う人以外には、感情の出し惜しみをするケチな男です。 以上。  追:部署内での異動がありました。そろそろ健康診断なのだが、もうどうでもいいや。  ◆風早緋路。本性はこんな男ですが──応援ありがとうございます!

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