山本藤光の文庫で読む500+α

2020/07/03(金)03:54

197:「おざなり」と「なおざり」

新・知だらけの学習塾(564)

197:「おざなり」と「なおざり」 ――第11講義:知育タンスの引き出しよりすぐり 「おざなり」と「なおざり」は、似ているようで違います。結構誤用が多い言葉です。「〇〇な計画」などと用いられます。あなたなら、どちらの単語を入れますか。 「おざなり」は、「お座」に様子を表す「なり」がついたもので、「適当にやって終わらせる」という意味です。 「なおざり」の語源は、「なほ(直・猶)+さり(去)」というものがあります。「なほ」は「そのまま何もせずにいること」、「去り」は「遠ざける」という意味があります。(この段落はNHK放送文化研究所のサイトを参照しました) 意味としては、「そのままにして放っておく」ということです。したがって前記の問題は、計画はいい加減に作成したものなので、「おざなりな計画」となります。「おざなりな計画」を覚えておくと、「なおざり」とは区別ができると思います。 山本藤光2018.06.02

続きを読む

このブログでよく読まれている記事

もっと見る

総合記事ランキング

もっと見る