本ちょこっとかじり虫

2022/01/17(月)20:24

『天使も怪物も眠る夜』吉田 篤弘

ヤ行作家(12)

「螺旋プロジェクト」第8弾。 いよいよ最終章! 時代は21世紀も終わりに近い頃。 東京の中心に東西を隔てる壁ができて四半世紀過ぎた。 しかし、東西の争いは沈静化し、 壁をはさんだ東西の行き来も なんとなくできるようになっていた。 東京には不眠症が蔓延し、 それを解消すべく、 雑多なビジネスが東西で展開されていた。 睡眠コンサルタントとして眠る薬を開発していたシュウは 突然、眠りから目覚める薬を開発するように命じられる。 手がかりは「王子」⇒「八人の王子」⇒「八王子」 登場人物が多いので巻頭の「登場人物紹介」を何度も 見返しながら、長編を読破しました。 最後は「めでたし、めでたし」という感じで、 赤ちゃんが産まれて、 「おおる、おおる」と泣き声を上げる。 もしかして、「ALL、ALL」 螺旋は生物の「DNA」のことなのかな あれ 結局のところ、問題はなんだっけ 太古から未来まで8冊読んだけど、 こういう企画も面白いですね。 知らない作家さんにも出会えるし、 違う作家による、連続した、 壮大な物語を堪能させてもらいました ​ 天使も怪物も眠る夜 (単行本) [ 吉田 篤弘 ]​

続きを読む

このブログでよく読まれている記事

もっと見る

総合記事ランキング

もっと見る