住まいに安らぎを

2006/08/22(火)10:10

市立小中高VOC検査*82教室で基準超す*2学期授業、教室代替も

新聞記事より(80)

2006/08/19, 北海道新聞朝刊地方  旭川市教委は18日、7月下旬から8月中旬にかけて市立小中高校を対象に行ったシックハウス症候群などの原因となる揮発性有機化合物(VOC)の測定検査結果を発表した。 今回対象の64校286教室のうち、36校82教室で国の基準値を上回る化学物質を検出。 換気などの対策を講じた後の再検査でも、同日現在、32校72教室が基準値をクリアできず、多くの学校で21日から始まる二学期の授業に間に合わない恐れも出てきた。(高尾晋)  今回の検査は市立小中学校全85校(小中併置校4校)と市立北都商業高のうち、昨年度の検査で基準値の45%以上が検出されたり、新たにパソコンなどを導入した小学校41校、小中併置校2校、中学校20校、北都商業高が対象。  調査物質はホルムアルデヒド、トルエン、アセトアルデヒドの3種類。 30分の換気後、5時間以上閉鎖した教室内に漂う物質を計測した。 結果はホルムアルデヒドが36校82教室で基準値を超え、通電時に測定した朝日小のコンピューター室では基準値の2.8倍に達した。 アセトアルデヒドは3校4室で基準値を上回り、トルエンで基準値を超えた学校はなかった。  再検査でも基準値をクリアできなかった32校72教室のうち、特に影響の大きい普通教室は14校26教室。 市教委によると、普通教室の再々検査は16、17の両日行い、20日に検査結果がまとまる。 この段階でも基準値を上回った普通教室は使用中止し、二学期の授業は代替の教室で行う。 また、コンピューター教室などの特別教室の再々検査は二学期に入ってから実施する方針だ。  市教委は 「8月に入り高温多湿が続き、濃度が下がらない状態が続いている。 換気などの対策を徹底し、早急に再々検査を行っていきたい」 としている。

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