「庭に隠された十字架」..........瑞峯院・(2)..............京都ええとこ記事一覧
前回に続き「瑞峯院」(2)です、寺内三っある庭とご紹介していますが実際には五つあります、前庭と方丈南庭の独坐庭は前回でご紹介ましたがあと方丈中庭と茶庭(露地庭)そして方丈北庭の間眠庭(カンミンテイ).今回ご紹介します 閑眠庭は、石を配し十字架を描いて”隠された十字架の庭”として知られています 大徳寺・塔頭 瑞峯院(ズイホウイン)(2)初めにご紹介しておきます ↓「閑眠庭」キリシタン大名・大友宗麟を偲び造られた枯山水庭園です ↓再び表門、斜め前からです ↓前庭ではすすきの穂が出迎えてくれました ↓再び書院入り口です ↓書院から方丈中庭をみます ↓「中庭」静かな庭です 前方の花頭窓は書院です ↓燈籠はキリシタン燈籠(織部燈籠)と呼ばれます、燈篭の地中部分にはマリア像のレリーフが彫られているそうです 右は珍しい四角の立て蹲踞です ↓書院から方丈北庭を望みます ↓「方丈」入り口です 閑眠庭は鎮まり引かれた白砂と石に苔地と刈込の庭で、 禅語「閑眠高臥して青山に対す」からその名が付けられています 「世俗を断ち、心に何の憂いも持たず悠々閑々とした境地で静かに目を閉じ我に向き合う」との意で大友宗麟の不幸な晩年の想いに馳せた庭と云えるのでしょう ↓「閑眠庭」 ”庭に隠された十字架”の庭斜め前から 十字架は横から眺める事となります ↓東側から縦向きに庭を見ます、縦横で見るとそれぞれ石の位置が少し違って見えます この庭に十字架が隠されています、或いはもうお分かりかも知れませんがこの写真に十字架を線で顕します、ただ真上からの写真ではありませんので石の間隔が短く又長く見える所があります、下の写真ご覧下さい 横から見た方の写真斜め横に横たわった十字架十字の縦に四つ、横に三つの石が置かれ十字架が描かれます 縦から見た方の写真こちらの方が分かりやすいですただ石が確認し難いですが上の写真見直して下さい 縦は橙色1~4 横は白色1~3で描かれます(2は同じ石)一番上1~2の間短く見えますが上の写真通り空いて十を描きます 線引きはしましたがこの庭の雰囲気は、飛ぶ石を見てこのように描かれ隠されているのだろうとの想いを持ち、心を無にし静かに眺めるのがいい庭なのかも知れません 再度大きい間眠庭こころ静かにどうぞ (これはお寺の写真です、線引きせずとも石がはっきり見え十字架分かりますね) ↓手前の庭は茶庭・露地庭です、燈籠が生垣で隠れていますが松と苔と飛び石がよく映える庭です 向こうはもう一つの茶室「餘慶庵(ヨケイアン)」です ↓寺内を見終え前庭に戻りました ↓勢いよく伸びるススキに送られ・・・・・ ・・・瑞峯院あとにしました ここまで、大徳寺とその関連のお寺が続きましたがここでひと区切りとします、残っている写真次回は少し場面を変えご案内したいと思っていますが、少し所用があり時日を頂いてからとなりますのでご了承頂きますように。 ***************** 京都ええとこ一覧下 京都市の地図をクリック拡大して、各所に付されたNoをお控えのうえ下記 3区分の中のNoの説明をクリックして頂ければ記事にリンクしますのでご覧下さいただ、最近の2018年以降の各所記事については図の中に表示出来ていません、区分3.よりお入りください 「京都ええとこ記事一覧」 1.(No. 1~ 48はこちらから) 2.(No.49~ 96はこちらから) 3.(No.97~143はこちらから) ←2018年以降の記事はこちらからです京都各所について何かお尋ねになりたい事などありましたらコメント欄にお入れ下さい、こちらの判る範囲でご返事差し上げます そしてもう一つ拘っていた「京都ええもん」少しだけですが画像クリックして下さい 京都ええもん