カテゴリ:京の見どころ
今回の大乗寺(ダイジョウジ)は、H24・9月に伺いましたが、アップする機会を逸し保存していたものです
「酔芙蓉」 朝純白無垢で咲き、時が進むにしたがい淡い紅色がかかり、次第に色が濃くなりやがて綺麗な紅色に変身します、 このさまは妙齢のご婦人がお酒を口にし、真っ白な頬にほんのりとさくら色がかかり、時を経て紅色に染める様子と似ているところからこの名が付いたと謂れています また、仏法ではこの花が短命で蓮の花や沙羅の花とともに、一日花のはかなさに諸行無常の教えを説くものとされています ↑「法華宗・大乗寺」 簡素な門と本堂らしき建物です 約300年前に建立された様ですが、代々檀家が少なく荒れ放題となっていた寺に、平成4年大本山・本能寺を辞して移り住んだ現住職・岡澤海宣師が当時草むらに覆われ荒れた隠れ寺を、ツルハシ一本で参道造りからはじめて現在のお寺としての体裁と酔芙蓉の花壇を造り上げたと書かれています
山を開き、酔芙蓉の苗木を植え毎年数十鉢に挿し木をし、現在1300本を超えるまでに増え酔芙蓉の寺と呼ばれる迄に至り、また傍ら自ら興した吟詠会と共に相俟って、貧しい隠れ寺が今では知る人ぞ知る多くの人が訪れる名のある寺となっています
↑山を上がると酔芙蓉の木と花に覆われ、歩く道は花と葉に身体をすり合わせて進みます ↑咲き始めた純白の酔芙蓉です ↑アオイ科・数多い芙蓉の花は普通一重咲きが基本ですが、酔芙蓉は八重咲きで重厚な花ぶりです かすかに色がでてきました
↑ほんのりと色がかかってきました、トップの花もう一度見返してください ↑上の4枚、花によってそれぞれ色合いが異なりますが、色がだんだん濃くなってきています ↑もっとも優しく落ち着いた紅色(私見です)に染まった酔芙蓉です ↑花を閉じる直前の色濃い花です、左は花を閉じようとしています 朝晩に吹きはじめる秋風と共に咲き始め、10月中ごろまで花を付けています ↑最後の一枚、これから咲こうとする多くの蕾そして咲ききろうとする白い花と、今まさに命を終えようとしている赤い酔芙蓉二輪です 酔芙蓉 H.元年石川さゆり「風の盆恋歌」(作詞・なかにし礼)の中の詩「咲いてはかない酔芙蓉」で一躍人に知られるところとなりました 大乗寺 京都山科・北花山大峰町の山を登ったところ、斜め向かいに天智天皇凌があります お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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