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2018.12.01
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カテゴリ:京の見どころ
御土居の紅葉

待ちに待った紅葉、やっと紅く染まってきました 北野天満宮の御土居(オドイ)の紅葉です

 
北野天満宮・・・942年に創建、菅原道真公(菅公)を御祭神としてお祀りする全国約1万2千社の天満宮と天神社の総本社で、天神信仰の発祥の地となることもあり「北野の天神さん」と呼ばれてきています 菅公の御誕生が6月25日 崩御されたのが2月25日で、由来毎月25日は「天神さん」として、京都では21日の東寺・空海の「弘法さん」と合わせ毎月の二大縁日として親しまれてきています


 ↑天満宮「楼門」です これを通って初めて天神さんです  

 菅原道真公は幼少より文才に長け若くして文章博士という任にも着き、学問に及ばず詩歌にもその才能を発揮し、二代の天皇に仕えて「右大臣」まで務め「文道の大祖」と呼ばれてきました
その公を祀る天満宮は「学問の神さま」「芸道の神さま」として広く信仰を集めることとなります、今では例年正月の年初めから「学業成就」「合格祈願」の学生・生徒とそのご家族であふれます。



 御土居は豊臣秀吉によって、内部の防水・防衛と共に洛中の範囲を明らかにする為に造られた京都(現市内一部)を囲む土塁です
御土居の囲む範囲は南北約8.5km、東西約3.5kmの縦長で必ずしも直線状でなく凹凸があり全長は22.5kmあります
秀吉は、この内部を洛中、外側を洛外と呼ぶこととしています
 現在この御土居の土塁は9ケ所でその遺構らしきものが見られます、主な所で北区鷹ケ峰旧土居町に今は名前のみですが史跡公園とされた地、京都御苑の東側中京区北之辺町にある紫式部の邸宅跡として知られる蘆山寺(ロサンジ)の東隅に石碑が置かれ遺構が見られます、あと数ヵ所でも石碑・土塁が見られますが、ここ上京区馬喰町の北野天満宮内にみられる遺構は、他にはない紅葉と青葉がその季節により鮮やかに映える場所として最も知られる所となっています


 ↑御土居の東側、このあたり一面が特に高い土塁の上になります


 ↑このあたり紅葉一段と紅く染まっていました

 
 ↑御土居の上また綺麗に整備されていました、沿って北へ進みます 


↑御土居のもみじの向こうは天満宮社殿でその屋根は八棟造(ヤツムネズクリ)と呼ばれ、本殿・拝殿とその間の石・楽の間それぞれの屋根が配置された珍しい屋根となっています、一番左が本殿です


 ↑記念写真格好の場所です


 ↑御土居の上から下の眺めです、この辺り紙屋川に沿って土塁が築かれています


 ↑御土居下の一番の見所「鶯橋」紙屋川に架かる朱の橋です


 ↑川に面し低い処で、朱・橙・薄緑・黄緑が乱れています

 
 ↑日が差し込みまた違った顔を見せてくれています


 ↑ここからは又土塁上の写真に戻ります


 ↑上からの鶯橋です  ↑向こう岸の紅葉です



 ↑御土居斜面のもみじです


 ↑紅色がつよい処 橙色の目立つ処 場所により変化を見せてくれます


 ↑御土居の紅葉、終わりの二枚  ↑紅.朱.赤のグラデーションです




    ********↓

社(ヤシロ)に降り積もる黄葉


 ↑御土居の紅葉を通して社の屋根に積る黄葉が見えます


 ↑御土居から天満宮本殿の左側面に出ると奥に銀杏が聳えています


 ↑銀杏の巨古木 今まさにピークを迎えた黄葉 青空に映えていました


 ↑「地主社(ジヌシシャ)」 左側面は「本殿」です
 
天満宮の楼門真正面奥に祀られている社は、北野天満宮がここに創建されるより以前に天地すべての神々を祀る主旨で建てられていて、天満宮本殿は少し西へ譲って建てられています
本殿が正面になく天満宮の七不思議の一つとされています

社の屋根一面に降り積もるのは白い雪ではなく「黄金色の銀杏の葉」見事でした


(あとがき)
紅葉の写真は11月終わりの週ですが、御土居下へは急な階段で降りられていません、前に写し置いていた中からUPしています
又、黄葉の写真は2016.11月の写真です、銀杏の古木が今年9月京都をかすめた台風21号により見るも無残に倒れまた途中で折れ、残る木も葉が吹き飛ばされ見る蔭も無くなっていました、UPした写真のように復するに50年いやその倍を要するのでは?、この「社の銀杏」見納めの記念写真となりました。


    ********↓

曲水の宴

紅葉が始まる前、去る11月3日に行われたここ天満宮での「曲水の宴(ウタゲ)」の模様ご覧下さい

 ↑北野天満宮「紅梅殿」です
 奈良時代から平安時代において雅な宮中の行事として催されて来た曲水の宴、宇多天皇(ウダテンノウ -父58代光孝天皇の第七子でその後を享けた第59代の天皇 887~897年在位)の時代にここ天満宮のご祭神菅原道真公はその高い文才を評価され、後に右大臣に任ぜられる以前より幾度も文人として招かれていたと記されています
この道真公ゆかりの曲水の宴を、千百余年ぶりとなる一昨年(2016年)ここ北野天満宮で再興されました


 ↑舞台左は詠人(ヨミビト)、右は雅楽演奏の楽人(ガクジン)です


 ↑平安装束を纏い巫女ともども和歌の歌人(ウタビト)として登場されるのは、今年大晦日慣例のNHK紅白歌合戦に出場される乃木坂46の3名さん(お名前は記されていますがお顔とお名前一致して判りません)です
 

 ↑「白拍子の舞」 白拍子はこの時代に活躍した男装の女性芸能者で、曲水と同様一度は歴史から姿を消した幻の存在と謂われています


 ↑華麗な平安時代の装束を纏い、鑓水(ヤリミズ)の座に着く漢詩及和歌の歌人(ウタビト)


 ↑曲がる鑓水に流れる朱杯です


 ↑次の座に着く歌人両名、装束がまた一段と映えます

御土居の入り口に置かれた石碑 道真公の和歌(百人一首24番)               このたびは ぬさもとりあへず手向山 
            紅葉(モミジ)の錦 神のまにまに
             (歌意ーこの度は御供物奉げずの旅です、素晴らしい紅葉神の御意のままにお愉しみ下さい)

 北野天満宮 梅の時期のご紹介は 2012年「梅の香ほんのり、縁日賑わう天神さん」でご覧下さい

( お 礼 )
「京都ええとこ・ええもん」のブログ、昨日80万アクセスを超えました。
2011年に始めた拙ブログ、3年半休養させて頂いたにも関わらず皆様方の暖かいご支援によってここまで来られました、心から厚く御礼申し上げます。
現在でもとびとびの更新しか出来ないブログ、自分の身体を考えますともうここ暫らくのみと思っています、この機会でなければお礼申し上げる時は無かろうと思い、区切りのお礼とさせて頂きます。
 (このブログの更新が途切れましても)京都の名所・旧跡は美しい顔を見せ続けています、いつかの折に京都にお越しの機会でもありましたら、前もっての各所の手引きとしてこのブログまたご覧頂ければ幸いに存じて居ります。
 有難うございました





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最終更新日  2018.12.01 07:00:09
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