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Dec 14, 2004
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カテゴリ:俺哲学
批評的精神。あるいは批判的精神。
とにかく、この世の中、何かが間違っているという感覚だけは疑わないほうが良い。異議申立ての立脚点を見失わない程度には理論武装しておかねばならない。

もしも、あなたが「奴隷の幸福」を拒否したいと思うならば。

生活というやつが、ひとつの命題である。「生活」と「生」は違うものだという認識を持つ人ならば、この世は生き難いはずだ。そこに疑問を持たない人もいるだろう。それは否定しない。だがそこを敢えて批判しよう。もう僕はうんざりだから…。労働が生活の基盤となるシステムへの参与を余儀なくされた社会に生きる僕等にとって、そこに背を向ける行為は「反体制」というよりは「無力」であることの露呈に過ぎない。そもそも「反体制」とは、もうひとつの「体制」でしかないのであるから、自然、負け犬の自己正当化、ルサンチマンに堕したあげくの超越論なのだ。
だが、そこで絶望し、転向あるいは留保して生活へ埋没してしまうことは止めよう。もう止めよう。そのようなナイーヴな90年代的なグランジ思考こそ、システムの支配構造にとっては都合が良いものなのだ。
それでも反抗! とにかく駄々をこねろ! 嫌なものは嫌だと、はっきり言ってやれ。・・・だって、その方が楽しいじゃないか? これはちょっとした思考実験だ。
「世界には君の味方と敵しかいない!」
他者が、自分の味方か敵か知るために傷つけあうことを、コミュニケーションと呼ぶのではないか? 「そりゃしんどいよ」と思いますか? 「安定した生活を手に入れたいよ」と思いますか? 分かる。気持ちは分かる。でもそう思わせているのは、システムの制度だ。あらゆるものが制度化され、システムに回収されるように、この社会は出来上がっているんだもの。カタログ化された人生設計、家族、恋愛、宗教、投票、納税、法律、道徳…なんでもいいけど、そんなもの全部、支配のためのギミックなんじゃないのか? 
権力を支えているのは、実は大衆なんだ。僕やあなたこそが、世界の抱えた構造的欠陥の一部に他ならない。だからどうした? そんなの「何か」を諦める理由にはならない。
―「何か」って何さ?
―革命だ!

困った大人になりましょう。

じゃないと本当に甘い汁啜ってる連中に利用されたままで一生を棒に振ることになるよ。「しんどいけど楽しい人生」ってのがあるとしたら、そういう生き方なんじゃないかなと思います。「楽な人生」よりも「楽しい人生」を! とりあえずは、そういう生き方の選択ができるということを「自由」と呼ぼうじゃないか。

……しかし、そのような戯言すらも制度化されているのです。反抗の表出は、社会の集合的無意識の不満の解消で終わってしまう。システムは一本の体系というよりは、あらゆる階層に偏在しコンビニ化している。支配のコンビニ化。コンビニに行けば、僕等はあらゆる物が買えるけれど、それはマーケティングされ誘導され作られた消費活動だ。現代の支配とはそういうものだ。しかし、ならばせめて、コンビニ・レベルから商店街レベルまで支配のレベルを変革させることは出来るはずだ。

だから、もっと馬鹿馬鹿しいことを大声で叫んでもいいのだ。世界を変えることだってできるさ。

君は社会の役に立たなくてもいい。僕はそんな君だって大好きだ!





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Last updated  Dec 15, 2004 12:54:25 AM
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