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May 2, 2006
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カテゴリ:映画評
『七人のマッハ』を観る。冒頭10分にしてすでに、とんでもない事態が起こっている。
タイ国境近くのとある村にチャリティーでやって来たサッカー選手や新体操選手やテコンドー選手やセパタクロー選手やラグビー選手などのアスリート達。子供や老人とほのぼの過ごしていると……突然、銃撃! 武装ゲリラがやって来て、いきなり村人を撃ち殺しはじめる! 平和な村は突如、阿鼻叫喚の地獄絵図。ソンミ村の虐殺もかくやと思われる惨劇に! 殺されなかった村人達とアスリート達は村の中央に集められ人質に! 武装ゲリラは首相に「麻薬王の将軍を解放しなければ村人を殺してメディアに放送するぞ」と要求。特殊部隊が村に近付くけれど、見せしめに村人達は次々に殺されていく! 首相はついに麻薬王を解放することを決定する。しかし人質の中に主人公である秘密捜査官が紛れ込んでいた。彼は武装ゲリラが核ミサイル(え?)をバンコクに撃ち込む計画を知り、村人とアスリート達に「殺されるか、戦うかだ」と無茶発言。当然、尻ごむ人質達…。その時、ラジオからタイ国歌が流れ出す・・・

タイ国はタイ国民の血肉を集め合わせたもの 
タイ全土はすべて国民のもの 
すべてを維持できているのは 
タイ国民すべてが団結を愛しているから
タイは平和を愛するが、闘うことになれば恐れはしない 
独立は誰にも抑圧させはしない 
国家のためにすべての血の滴を犠牲にする 
タイ国家に栄光あれ

すると人質全員が、立ちあがり国歌を合唱しだす! 「戦おう!」、そして全員丸腰のまま、武装ゲリラに向って全力疾走! 当然、撃たれまくるが、それでも立ち向かう! ここから役者の台詞らしい台詞はなくなり全員「うおーっ!」という叫び声しか発さなくなる。というかキリング・センスに目覚めたアニマルと化す! サッカー選手は(都合良く落ちてる)ボールや、木になってる実を蹴って敵を倒し、新体操選手は平均台キックをかまし、ラグビー選手はタックルでゲリラどもをノックダウン! 老人も子供もムエタイを駆使してテロリストどもを倒しまくる! 武装ゲリラの女幹部はテコンドー選手に顔面に何度も蹴りをくらい、刀に串刺しになって死に、余裕かましてた武装ゲリラのリーダーはロケット・ランチャーの砲弾をくらって木っ端微塵になり、ついに勝利を手にしたかに思えたが、核ミサイルの発射まであと数秒! ゲリラのリーダーの右腕(マッハの最後の敵だった人が演じてます)を殴り倒して、装置を止めようとする主人公! しかし……止め方が分からない(笑)、「うおーっ!」苦悩の叫び! そして核ミサイルは発射されてしまう(ええー?)。「うおーっ!」怒りの叫び。しかし、核ミサイルは海に落ちたので一安心(まあ…そういうことにしておいてあげてください)。

『マッハ』と同じアクション監督だし、タイトルがタイトルなので、似たようなアクション映画なのかな? と思ってたら大間違い。『マッハ』や『トム・ヤム・クン』を観てしまった身としては、単純にアクション的にはトニー・ジャーに及ぶべくもない…とは思いますが、この『七人のマッハ』は、それとは違う次元の映画なのです。意味もなく全編にわたって熱い。熱すぎます! それでいて爽やかなのです! そしてまた、全編にわたって致死性の高いスタントの嵐です、オンパレードです。絶対、何人か死んでると思います。「何もそこまでしなくてもいいよ…」と観てるこっちの方がオロオロしてしまいます。

みんなレンタル・ビデオ屋さんに行こう! 映画に命かけるというのは、こういうことを言うのだと思います(文字通りの意味で…)。でも絶対に真似しないように! そしてタイの国歌は死ぬほどカッコいいね!





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Last updated  May 6, 2006 10:20:42 PM
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