2021/06/22(火)01:46
読売新聞 掲載記事2005.1.1
北條慈音/JION HOJO(ほうじょう じおん) http://fukashi.blog50.fc2.com/blog-entry-229.html 読売新聞 掲載記事2005.1.1/神奈川版
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(1) ギター弾き語りの住職と脳性まひの長男
pohto from YOMIURI SHIMBUN official
慈音君(右)への思いをつづった歌を北条さんが歌い始めると、慈音君が、足で演奏を始めた(相模原市当麻の蓮向寺で)
慈音君の絵から 命の歌
米国・ニューヨークにある本願寺で昨年五月に開かれたコンサート。本堂には約百人の聴衆が詰めかけていた。チリリリ――。最後列で鳴らされた開演のベルを合図に、「歌うお坊さん」北条不可思さん(43)が舞台に現れた。ベルを鳴らしたのは長男の慈音君(10)だ。
「善人なおもて往生す ましていわんや悪人はなおさらだ/oh my son このメッセージが聴こえるかい」(遊牛の詩)
仏教の教えを盛り込んだ自作の歌を、自らのギター伴奏で歌う。慈音君も、リズムに合わせて足の指に挟んだハンドベルを振った。慈音君は、重度の脳性まひだ。
北条さんは、浄土真宗「蓮向寺」(相模原市当麻)の住職。中学時代、ボブ・ディランにあこがれてギターを始めた。二十歳で得度してすぐ、弾き語りと法話を組み合わせた「音楽講演」をスタートさせた。今では、各地の寺院に招かれ、公演は年二十回に及ぶ。
三十三歳の時、慈音君が生まれた。阿弥陀(あみだ)様の声という意味を込めた。自分のように音楽好きであってほしいという願いもあった。
慈音君が、脳性まひと診断されたのは一歳のころ。妻の里恵さん(41)は、自分で座ったり食べたりできない慈音君に付きっきりになった。体が自由にならない苦しさからか激しく泣き、寝かしつけても二時間後には、また泣き出す。とても音楽を続けられる状況ではなかった。
夜泣きする慈音君を連れて三人でドライブに出た。「音楽をやめようと思う」。そう切り出した北条さんに、里恵さんはきっぱりと言った。「もし、自分のせいで音楽をやめたと知ったら、慈音が一番悲しむでしょう」
そのあと、北条さんは一曲の歌を作った。地位や財産を得るより、家族で今日を過ごせることが、どれほど大切か。人は障害の有無を問わず、尊厳を持った無二な存在だ――。そんな思いを歌にした。
慈音君から教わった「尊厳ある命を大切にする心」を伝え広めるため、北条さんは縁と絆(きずな)をテーマにした「縁絆(えんばん)コンサート」を始めた。その会場には、必ず慈音君がいる。
慈音君は、話をしたり、字を書いたりはできないが、足の動きで気持ちや考えを伝えることができる。「イエス」は片方の足をピョコンと上げる、「ノー」なら足を交差させるといった具合だ。また、足の指でつかんだ絵筆で水彩画も描く。
ある時、何本もの赤や青の線が、中心から外へと伸びていく絵を描いた。完成すると、足で「花火」を表現してみせた。一週間前、米国同時テロのニュースを家族で見ていた。「世界貿易センタービルが崩れるところでしょう」。里恵さんの言葉に慈音君は、足を跳ね上げ「そうだよ」と答えた。
「これほど悲しい花火は見たことがない」。北条さんは、絵を「悲しい花火」と名付け、寝室に飾った。毎日、眺めるうち、「悲しみを乗り越えて」という曲を書いた。「自分は慈音から影響を受けて曲を作り、歌っているんだ」。改めて思い知った。
北条さんは言う。「言葉は、考えを伝え合う大事なもの。だが、言葉があるが故に、表面的に終わっている人間関係も多いのではないか」。慈音君とのコミュニケーション手段は限られている。「でも、心が通い合えば、万の言葉でも言い尽くせないことが伝わる。慈音にハンデがあるからこそ、私たちはもっと深いところで交流できるのです」
(木田 滋夫)
ENBAN Concert EndlessTour 2006(SINCE 1996)
*縁絆コンサート エンドレスツアー2006*
2006年6月24日(土曜日)開演/5時30分予定、入場無料。
《入場制限有り》
開場/京都・龍谷大学大宮学舎本館講堂/特別友情出演/俳優・金田賢一氏他
新作CDアルバム「VowSongs-眞信讃歌2-」同時発表
2年ぶり二回目の京都公演です。
千年を越える京の旅とあわせてお出かけいただけると嬉しい限りです。
講堂は現存する唯一の《擬洋風建築》で、
重要文化財の指定を受けています。
なによりも素晴らしいことは、建物として活かされ使われていることです。
木造石貼りの建物は、アンプから出る音をクラシカルなスピーカーのように響かせます。
【龍谷大学大宮学舎】
様々な方々の、ご賛同とご支援を賜り特別に許可を頂いているスペシャルステージ。
このたびも、己を尽くしメッセージする覚悟です。
-北條不可思-
★『縁絆』(ENBAN)とは・・・
軽井澤・万平ホテル1999・12.8/ジョンレノン・メモリアルコンサート『ジョンの日曜日』
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毎日新聞『ひと』1994年(全国版)
日本経済新聞 署名原稿(文化欄)
朝日新聞/2004年(京都版)
産経新聞/2004年(全国版) ☆彡☆彡★★★★★★★★☆彡☆
2021
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浄土真宗本願寺派 僧侶
シンガーソングライターPlease click
note:北條不可思
Song & BowzuMan memo& notes
【北條不可思 思ひ出の墓場の向こう側】
☆☆☆
IMAGINE&Blowin’in theWindWith JION's bell★by Fukashi Hojo# 2020『イマジン』ジョンレノン&『風に吹かれて』ボブディランそして尊厳の鐘(北條慈音)
Song&BowzuMan39BOOK+special CD《KATAN・KOTON》❝Song & BowzuMan :歌うお坊さん❞39周年記念楽譜本+特別記念CD《歌嘆骨音》(KATAN KOTON)~2020年10月14日発表~
okagesama de arigatoおかげさまでありがとう39(thank you)BOOK
2020年発表
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『響流和讃KOWRU WASAN : 恩ON徳DOKU讃歌SANKA』 ♦唯信:九坊院より言の葉だより♦
《2020- 》
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「真実」…親鸞聖人 智慧ちえの光明こうみょうはかりなし有量うりょうの諸相しょそうことごとく光こう暁けうかぶらぬものはなし真実しんじつ明みょうに帰命きみょうせよ 真実真というはいつわりへつらわぬを真という。実というは必ずもののみとなるをいうなり。讃阿弥陀仏偈和讃さんあみだぶつげわさん<国宝本:左さ訓くん>
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現代和讃を謡う吟遊詩人へメッセ-ジ フロム 三國 連太郎 (1994年)
Please click On The White Road~いつの日か帰る場所へと続く白き道~《2001年》Please click