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❖ 北條不可思 "Song & BowzuMan”『歌うお坊さん』ブログⅡ・愚螺牛雑記 ❖

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2006/12/04
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カテゴリ:カテゴリ未分類

 

 Copyright © LOUIS Changchien NEW YORK USA

『BluesForBuddha』
-大悲の詩-《西本願寺・宗学院別科三部作》

詩曲 ©北條不可思;Japon(築地本願寺/2009)

 

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Copyright © 2006 HIDEKI ISHIHARA Tokyo JAPAN

                   

 

遊牛の詩/ HOJO's spirit


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南無佛合掌 仲秋の候



北條様には公私ご多忙の中 大法弘通の為 音楽を通じてご尽力下さることを心より感謝申し上げます。

去る二十一日愛生園にて実施下さった公演は 私たち一人一人の心の中に真実とは何かを強く印象づけて下さいました。

早速御礼差し上げねばならぬ処 連日の行事等で本日まで止まり恐縮に存じをる次第です。

北條様の父上様がご来園下さった四十年前とは園内も一変し ハンセン病も完治する時代を迎えましたが ハンセン病に対する偏見差別は昔日と変わらないと言うことが現実です。

私達の平均年令も八十歳にならんとしています。私も満八十一歳を越えて 何時亡くなってもいい年令ですが 私としてはこの事実を社会に訴え続けて命を終えたいと思っています。

愛生園に入園させて頂き満五十五年が経過しました。御念仏に目覚めさせて頂いた喜びを一人でも多くの皆様に伝えたいと思っています。

最近眼が悪くなり この手紙も北條様が読むことが出来るかと 心配して書いてをります。

私は 何時死んでもよろしい又何年生きても有難いと思っています。 今こうして生命があるという事は 私にも仕事があるものと信じて一日一日を大切に生き抜く考えです。

今度の北條様ご一行の公演を通じて生かされている喜びを一入(『一人』か、『一層』の意か)深く感じました。

生きることは苦しいことですが この苦しみを通じて人間に生まれさせて頂いた喜びを深く感じています。

北條様のお子様と 手と足で握り合ったことは忘れることが出来ません。父母様共に御子様を通じて広がれていくと信じてをります。

不思議なご縁を通じて 今度北條様ご夫妻 金田様等々と結ばれたことを大変喜んでいます。

北條様とは父上様との四十年前のご縁が息子様に通じた事実は 人間が考える能力を越えたものがあると思います。

後五年親鸞聖人七百五十回忌迎えられるとの事 この御縁にお逢いしたいと願っていますが その保障はありません。私達の真宗同朋会でもこの記念法要をつとめたいと昨日も役員同志で話し合ったことです。

残された命を精一杯出し切って死んでゆきたいと思っています。

北條様ご一行のこの度の公演に心より感謝しつつ一言お礼まで

御自愛を念じつつ                           合掌



十月二十七日

   北條不可思 様              

                       多田芳輔 拝






【この手紙は、縁絆コンサ-トエンドレスツア-国立療養所長島愛生園特別公演開催(当日、35名の元ハンセン病患者の方々の来場を頂く)に際し、言葉に尽くせぬご尽力を戴きました。多田芳輔様より頂いたお便りです。心より深謝申し上げます。】
 

 
Pohoto Copyright ©  HIDEKI ISHIHARA 2006 Tokyo JAPAN

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南無帰依・佛法僧 (C)北條不可思(2009 )

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多田芳輔氏と納骨堂でお勤め

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俳優/金田賢一氏

『遊牛の詩』のための寓話 朗読

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FUKASHI HOJO&CanoBand

BASS/藤崎 羊一氏

Keybord/中川雄介氏

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邑久長島大橋にて

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命の尊厳の共有は

ある種の覚悟が間違いなく必要




云いかえれば



人権の上っ面の整備はなされても

命の尊厳を踏みにじり

ごまかすことは出来る

決して

真実に背を向けてはならない



-愚螺牛・徒然雑感記-

国立療養所長島愛生園

北條不可思略歴プロファイル

浄土真宗本願寺派 当麻九坊院眞信山蓮向寺 公式ホームページ


FUKASHIHOJO.COM






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Last updated  2012/04/01 01:28:41 PM



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