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風子の575 あるがままに

風子の575 あるがままに

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2020.05.06
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カテゴリ:文人趣味




まなうらはこんとんとしてなつにいる  風子

僕のような老頭児(ロートル)には​
過去は語れても未来は読めない
でも
過去の体験から明日を考えることはできる

いま多くの人々が経験したことのない
不自由な日常から
早く元の暮らしに戻りたいと願って
自制の日々を送っている
痛いほど分かる

ときに不用意な人々に
顔をしかめながら
他国のように厳しい規制をすれば
いいのにと言う気持ちも分かる

しかしこの期に乗じて
国家の強権化を企てている人たちがいるし
付和雷同するばかもいる
戦中戦後を生きてきた僕ら世代には
その危険性が目に見える

でも、コロナ危機は防疫面のみならず
これまでの暮らし、経済、働き方から教育など
あらゆる分野でみんなが試練に立たされた
防疫のために講じている試みによって
社会の有り様が大きく変わろうとしている
価値観も大きく変わるだろう
これは敗戦によって
生じた大転換に通じるものがある

長引くコロナ禍が収束した暁には
日本いや世界中が大きく変わるだろう
もう平和ボケしてた昨日に戻ることは多分できない
ぼんやりと元のくらしに戻る明日を待っていたら
驚くことになるだろうな きっと

考える葦である人間は
否応なしに選択を迫られると思う
後々悔いのない選択をしたい

終着駅に近い僕には
過去を語り明日への警告をする以外なす術はない
雨催いの今朝
そんなことを考えているとき
先日買った本をまだ読み終えてないことに気づいた
一気に読んだ

明日に向かって生きるひとびとにとって
示唆に富んだ著作だ
ご一読をお奨めする

イタリアの物理学者であり、作家である
パオロ・ジョルダーノ 著
「コロナの時代の僕ら」





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最終更新日  2020.05.06 18:07:48
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