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カテゴリ:思うこと
7日の日曜日には各地で様々な催しがあったようです。
私も銀座のパレードに参加してきました。 本当はこういうパレードに参加するのはちょっと抵抗があります。 参加していたのは中年の方がほとんどで、若い人はあまりいませんでした。 パレードや運動に参加することは、なんだか「過激派」みたいに見られそうで躊躇してしまいます。 本当はとても大切なことだとわかっているんですが、 実際若い方の参加が少ないということはみんな同じ気持ちなんだと思います。 以前、会社の同僚たちに臓器移植に関する署名を頼んだことがあります。 その時、同僚たちがちょっと引いているのがわかりました。 目の前に臓器移植を受けた友人がいるのに 距離を取られてしまったことはちょっと悲しかったです。 それでも私は移植を受けた当事者なので、 「私がやらずに誰がやるんだろう」という気持ちでいます。 しかし、本当はもっと重大な理由があります。 私の移植した肝臓は、前にも書いた通り「慢性拒絶」の状態です。 このままいけばいずれはまた肝移植が必要になってくるでしょう。 その時は親も年を取り、身内の中に血液型の合う生体移植でのドナーはもういません。 私は2度目の移植をするなら日本で受けたい。 その時には海外と同じように日本で脳死移植が行えるといい。 そんな気持ちで臓器移植普及活動に協力しています。 自分の命がかかっているから積極的になれるのですが、 それがより多くの人々の役に立てばそんな素晴らしいことはない、と思っています。 肝臓移植が保険適用になったのも、そういう一つ一つの積み重ねの結果です。 (私が肝臓移植した頃はまだ保険適用外でした) 今回パレードに参加してうれしかったのは、 参加されていた方の中に普通の健康な方もいらしゃったということです。 その方は 「自分の会社の取引先の人が腎臓移植をされて、このパレードのことを聞き、 自分も参加したいと思った」 と言ってくださいました。 健康な人にとって、普通はひとごとで終わってしまうところを、 そうやって真剣に臓器移植のことを考えて行動に移してくれたことは 私たち移植者にとってとてもうれしいことです。 お名前はお聞きしませんでしたが、深く感謝しております。 最後に、私の身近な人々と、このブログを読んでくださっている皆様が、 少しでも臓器移植に関心を持ってくれるとうれしいです。 ↑ ↑ 臓器移植について考えていただけたら・・・ クリックは一人につき一日一回有効だそうです。 どうぞよろしくお願いします! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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カードは、もう最初の頃から持っています。
先日、ぼろぼろになってしまった財布の中のカードを 新しくしようと、夫に同意のサインを再度求めました。 お前に何かあったら、オレがわからないと意味が無いから…そういって 自分の引き出しにしまってくれました。 役に立つべき時が来たら…ちゃんと出してね、といってあります。 私の意思が、ちゃんと活用されるといいな。^^。 ふうこさんの活動も パレードだけじゃなくて、ちゃんとこのブログで多くの人に伝わってる想いがあると思います。 これからも、一緒に見て行くからね(o^∇^o)ノ (2007年10月09日 21時40分06秒)
はじめまして。
お気に入りには登録させて頂いておりやすが、こちらへの書込は初めてでやんす。 あっし、ふうこさんの辛さの何万分の1も感じられる事が出来るかどうかわかりやせんが、 そのために「健康な肝臓」、それだけでなく、 自分達が、身体を大切に生きて行かなければいけないと思いやした。 あっしも昔、過労で倒れたとき、社会復帰出来ないかと思うぐらい不自由な思いを経験しやしたが、 ふうこさんに比べれば、かすり傷みたいなもんでやんす。 喉元過ぎれば熱さ忘れるとは良く言ったもので、そんな事があっても親から貰ったこの体、とても粗末に扱っている事が、「わかってない」っちゅう事でやんすねσ(^_^;)? 理屈ばかり並べてすみません。 今日は書かずにはいられなかったものですから。。 (2007年10月09日 22時10分16秒)
その催しは見かけませんでした。
(2007年10月10日 12時48分39秒)
臓器移植・・・。自分が色んな病気に侵されるまでは他人事のように考えてました。そもそも私は甲状腺からスタートしたので駄目なら取ってしまえばいい・・・。そんな思いでしたし・・・。でも今は肝臓をはじめ、色んな場所に病気が進んで将来は透析かな?と思っています。私にもそんな日が来る??覚悟をしています。インターネットを通じて色んな方の臓器移植体験を知って、改めて大事な事だと思っています。もしも自分の家族が・・・。と思うと、じっとしていられませんね。
(2007年10月10日 12時50分45秒)
edacchiさん
edacchiさん、ありがとうございます☆ とってもうれしいです^^* edacchiさんのように意思が活用されればいいと思ってカードを持っていてくれてる人、その意思を無駄にしちゃいけないんですよね。 でも、残念ながら制度が整っていないせいでその貴重な意思が活用されない事例がたくさんあるようです。 移植するまでの間、脳死状態を維持しておくのにお金がかかります。 そのイレギュラーな対応で通常業務は滞ってしまいます。 そんなこんなで非協力的な病院が多いんです。 問題が山積みの脳死移植、国はもっと真剣に対応してくれないかな…。 (2007年10月11日 17時43分55秒)
ふなや自転車操業ふなやゆうじさん
はじめまして☆ 初書き込みありがとうございます^^* 過労で倒れられてしまったんですか(>_<) 喉元過ぎれば…ということは今はすっかり元気なんですね! 江戸っ子(?)のふなやゆうじさんはきっと頑張り屋さんなんでしょうね。 ふなやゆうじさんの周りの大切な人たちに心配をかけないよう、たまにでも思い出して体をいたわる機会を持ってくれればうれしいです。 今後ともよろしくお願いします^^ (2007年10月11日 17時50分02秒)
のりっぺさん
もし透析になっても腎臓移植すればそれまで通りの生活を送ることができます。 実際、私が入院していたときも、膠原病の患者さんがいたような…。 本当は臓器移植しなくても済む方法があるといいんですけどね…。 のりっぺさんの病状がこれ以上進まないよう、医療を発展を願うばかです(>_<) (2007年10月11日 17時55分44秒)
風来坊さん
なんとか今の薬で持ち直してくれるといいんですが…。 一度経験しているだけに前ほど大変な思いはしなくてすむとは思いますが、逆に医学的には2度目の方が断然難しいみたいです…。 術後の生存率とか見ると、、、恐ろしいです(>_<) (2007年10月12日 20時25分05秒)
改正臓器移植法が来年から施行されることになりますが、脳死など多くの問題を抱えたままですね。
臓器移植について記事をアップしておりますので、積極的なコメントお待ちしております。 (2009年07月21日 18時12分32秒) |
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