埼玉県職員、教員の早期退職と給与引き下げ要求について
テレビは、早期退職を求め方が悪かったかのような放映が目立った。「150万円も減額されるのでは、退職なさる職員、教員も生活があるし」といったコメントが多かった。だが、平均2700万円という退職金の金額にふれた放映は、あまりなかった。一方、上田県知事は、無責任云々の表現で早期退職を申し出た側を批判したが、4年間で4000万円をもらう県知事に退職金問題を論じる資格はない。県庁職員というか、公務員は現役時代は、給与も含め決して恵まれてはいない。だが、退職金も含めた退職後は恵まれている。ここをトータルに見直すべきだと感じる。その意味では、総務大臣が地方公務員の給与引き下げを求めたことには、首をかしげる。上田県知事は、地方のこれまでの人件費削減努力を国は顧みないと怒っていたが、これは道理だ。埼玉県は人口あたり最少人数の職員数で県政運営にあたっている。こちらは上田県知事の指摘が正鵠を射ている。給与面を改善し、退職金にメスを入れるべきだと思う。