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2016.05.16
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2006年1月26日
新宿北交差点 交通死亡事故対策が動き出す

川越市新宿北交差点でわずか2年の間に、2人の小学校生徒が亡くなったことは既報のとおり(下の記事)。
17年末、事故の起きた現場を西田まことは、地元の石川りゅうじ市議とともに視察し、その直後、国土交通省道路局、ならびに同省の出先機関である大宮国道事務所に抜本的な対策を強く申し入れました。
年が明けて、保護者の皆様を中心に、交差点改良を求める署名活動も開始され、1月27日、4904名の方々の声が舟橋川越市長のもとに寄せられたそうです。

こうした地元の皆さんの思いが結実しました。
このたび、新宿北交差点を安全にする抜本対策を協議する「交通環境検討委員会(仮称)」(委員長は埼玉大学工学部建設工学科の坂本邦宏氏)が設立されました。
設立総会は2月8日(水)。同委員会は、国や県、県警、市が一体で緊急かつ総合的な交通対策を実施することを目的にしています。

福永信之からの報告[福永信之県議会ニュース2月臨時号より]

交差点内にあったため、川越街道から狭山方面に左折する大型車の運転手の死角になりやすかった自転車横断帯を、狭山方面に移す工事が2月3日から5日にかけて行われました。
これによって左折し始めた運転手が、自転車で横断しようとしている子どもの姿を、これまでよりも確認しやすくなりました。福永県議は2月7日、引き続きの対策強化を川越警察署長に要望しました。

現在、大宮国道事務所では、県下の新しい道路行政マネジメントに取り組んでいるそうです。ポイントは、事故件数や渋滞が多い箇所、特徴的な箇所を抽出し優先対策候補箇所を選定する。県民の意見を踏まえつつ、各々の道路・交通特性や沿道特性を分析して、優先対策箇所を選定する(3月までに優先対策箇所トップ10を公表)。

埼玉県は、死傷事故発生件数が全国ワースト5位、渋滞損失時間も全国ワースト4位と欲しくない勲章をもらってしまっています。一方で道路予算にも限りがあります。
そこで、「選択と集中」で優先箇所から重点的な対策を実施していこう、というわけです。もちろん、このたびの川越市新宿北交差点なども、この「トップ10」に入ってくるものと確信しております。
納税者の皆様のご理解をいただきながら、交通事故と渋滞をなくす「見える」道路行政に転換していかねばなりません。

西田まこと参議院議員のメルマガより転載 2006.02.15

17年末から子供たちを襲った痛ましい事件、事故が相次いでいます。埼玉県でも年末に悲しい事故が起きました。自転車に乗って、川越市内に走る国道16号線を横断しようとした小学1年生の女の子が大型トラックに跳ねられて亡くなってしまったのです。
ひき逃げでした(1月2日、犯人は逮捕)。痛ましいことに事故のあった交差点(新宿北交差点)は、二年前の同じ12月、同じ小学校の三年生男子児童が亡くなった「問題交差点」でした。
謹んでご冥福をお祈り申し上げます。

昨年末、地元の石川隆二市議とともに事故のあった「問題交差点」に駆けつけました。
国土交通省、警察などは、車道の停止線後退や注意看板の設置、ガードレールの改良など、今すぐにできることについては手を打っています。しかし、あってはならない事故が二度も幼い命を奪ったことに、単なる弥縫策では済まされない事態の重さを刻み込みました。

事務所に戻って、すぐに国土交通省道路局の担当者を呼びました。「問題交差点」の抜本対策を促すためです。
当該交差点は、十字路でありながら、「十字」にはなっていない見通しの悪い交差点であり、アンダーパスや見通しの利く「十字」路にするための抜本的な改良が必要であり、そのための関係者による協議会の必要性を訴えました。
国土交通省もこのたびの事故は深刻に受け止めています。近く、抜本対策のための関係者による協議会が開催されることになりそうです。

周辺住民の皆様のご理解を得ながら、地元の舟橋市長や石川隆二市議、福永信之県議らと連携して、安全・安心の交差点にしていけるようさらに努力してまいります。







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最終更新日  2016.05.16 11:59:10
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