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福ちゃん通信

2019.11.18
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山田孝男さんの原稿が一番しっくりきます。
風知草:観桜会の論じ方について=山田孝男
2019/11/18 毎日新聞
 時ならぬ桜騒動は、身内に厚く、問い詰められれば強弁――という、憲政史上最長政権の<不治の病>再発を印象づけた。
 見過ごされていた首相の公私混同、政権の慢心を丹念に調べた共産党の追及は鮮やかだった。
 これを小事と侮れば政権は信頼を失うが、「桜を見る会」の運営が天下の大事だとは思わない。
 大嘗祭(だいじょうさい)もつつがなく終わり、令和へ転換が進む。世界激動の今日、国際的な課題を顧みず、観桜会が「最大の焦点」になるような国会のあり方自体、改める時ではないか。
     ◇
 初報は「しんぶん赤旗日曜版」(10月13日付)だった。第1面以下計3面を費やし、こう伝えた。
 ・時の首相が毎春、東京の新宿御苑で開く「桜を見る会」の招待者数、経費が安倍政権下で急増
 ・各界功労者に配るはずの招待状が安倍晋三後援会の数百人(後日、約850人と指摘)に渡り、後援会旅行の目玉に……
 11月8日、参院予算委で共産党が追及し、新聞、テレビが追随した。
 以後、与野党攻防の焦点はホテルニューオータニ東京の夕食の値段に移る。
 そこで開かれた首相後援会主催の「桜を見る会・前夜祭」で、後援会の面々が会費5000円で口にした酒食は、実際はもっと高額ではなかったか。
 差額を安倍事務所が払ったのなら、公職選挙法(選挙区民への寄付禁止)違反だし、政治資金規正法(報告書への記載義務)違反の疑いがある……。
 だが、会費も、旅費7万~8万円も参加者の自弁。収支への安倍事務所の関与を示す領収書は出現せず、今のところ刑事事件になる決定的な証拠はない。
     ◇
 自民党の二階俊博幹事長がこう言った。「議員が選挙区の皆さんに配慮するのは当然のこと」「何か問題がありますか?」
 観桜会がさほどの大事かという幹事長の反問は理解できるが、問題があるかと言えば、ある。
 そもそも、度を越している。前政権まで招待者が1万人を少し超える程度で推移していた。それが、身内に大盤振る舞いの安倍政権下で急増、今春、1万8000人を超えた。
 驚いたのは、招待者名簿の公開請求に対し、「(観桜会が終わった直後の)5月9日に廃棄」と答えた政府の感覚である。
 内閣府を除く各省の官僚たちは「ふつう、あり得ない」と苦笑する。
 この強弁は森友問題の公文書改ざんや、加計問題の時の首相の無理な答弁、首相秘書官の見え透いた証言を思い出させる。
 民意に敏感なはずの官房長官が、なぜ? ある官僚OBはこう見る。
 「名簿があると言えば情報公開請求され、出せば新たな詮索が始まり、際限がない。印象は悪くても廃棄したことにすれば、関係者が小人数なら漏れないという判断でしょう」
      ◇
 身びいきと強弁は安倍政権の悪習である。
 首相が、権力者としてもてはやされる半面、大衆に親しまれるという雰囲気がない理由はそこにある。
 首相は国会の集中審議に応じたらいい。それも、なぜ違法でないかとまくし立てるのではなく、国民に届くことばで、やり過ぎを謝罪すべきである。
 野党も、桜の問題が「後半国会の天王山」と言い募るような感覚から抜け出すべきではないか。(特別編集委員)






最終更新日  2019.11.18 16:42:35
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