四つ葉のふくろう

2004/11/25(木)21:24

博士の異常な愛情

映画でしあわせ(14)

 スタンリー・キューブリック1963年の作品です。20歳の頃はじめてレンタル映画で観てあまりのブラックユーモアに度肝を抜かれました。つい先日また見たら、いろんな意味でやっぱり最高!でした。シリアスな話ですが理屈抜きで笑えて必見です。  主演はピーター・セラーズ。セラーズが三役演じた役者魂も注目です(これが同一人物!? と思うほど見事に演じわけてます。映画を観てのお楽しみ)。内容は細かく書きませんが、舞台は冷戦下の米ソ。水爆&世も末の恐怖をブラックユーモア全開で描ききってます。なにがすごいって、いま、映画の中のことが実際に起こってもおかしくないほどリアリティまであること。さすがキューブリック。100年先まで見通す映画監督…なんて一部で言われているようですが、これを観ればその意見もなかなか説得力がありますよ。  ちなみに正式なタイトルは『博士の異常な愛情/または私は如何にして心配するのを止めて水爆を愛するようになったか』。長いっ(笑)。

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