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カテゴリ:映画
今日は、サモ・ハン・キンポー、ユン・ピョウ主演の「モンキーフィスト猿拳」みた。
この映画は、ユン・ピョウのデビュー作かつ、実は日本公開で「燃えよデブゴンシリーズ」として公開された映画である。 この映画、香港映画の王道パターンである敵討ちの話(弱い男が、師匠にカンフーを習い強くなって敵討ちをするパターン)で、ワンパターンだがやっぱりおもしろいのだ。 このパターンで一番有名なのがこないだも書いた「ドランクモンキー酔拳」加えて、「スネーキーモンキー蛇拳」主演ジャッキー・チェンこの二つは監督イェン・ウーピン。このパターンで「クレージーモンキー笑拳」「カンニングモンキー天中拳」 ちなみに、ジェット・リーと「HERO」「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ天地大乱」で戦ったドニー・イェンも「ドラゴン酔太極拳」でデビューしている。もちろん、このパターンで監督イェン・ウーピン。 このパターンをわざと真似をして、作った作品が「少林サッカー」である。ちゃんと、構造さえもチャウ・シンチーはオマージュしてつくっているんだ。 このパターンで、相当いろいろなカンフー映画がつくられて来ている。たぶん、「キル・ビル」のリュー・チャーフィーも、同じパターンでやっているはずである。 しかも、この作品「燃えよデブゴン」シリーズで公開されたのである。(かわいそうに) 「燃えよデブゴン」は、正式な「燃えよドラゴン」のパロディーでサモ・ハン・キンポー演じるブルース・リーにあこがれる男の話で結構笑えるのだ。 しかし、2以降実はまったく関連性のない作品を、まとめて「燃えよデブゴン」シリーズとして、詐欺紛いで売っているのだ。 しかも、「燃えよデブゴン7」はものすごい作品で、監督がイェン・ウーピンの「ウォン・フェイフォン」ものなのだ。あの元祖ウォン・フェイフォン「クァン・タクヒン」の弟子の肉屋(サモ・ハン・キンポー)が主役。兄弟弟子をユン・ピョウが演じている。 この兄弟弟子の役も定番化しているようで、ユン・ピョウは「ツーフィンガー鷹」「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ天地黎明」でも同じ役を演じている。 僕の推測だが、「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ天地争覇」で肉屋の役をやったケント・チェンの役は先にサモハンにオファーしていたのではあるまいか? 「返ってきたデブゴン 昇竜拳」なんて、本当はすごくあたたかい人間ドラマなのに、デブゴンシリーズにされちゃって・・・。 しかも、ネームバリューで僕もちゃんとチェックしているという悲しい現実。 「燃えよデブゴン カエル拳対カニ拳」は、内容がいまいちで、異様に暗いにもかかわらず、音楽が異常に格好いいのだ。この音楽は、すごくかっこいいので、内容よりも音楽に聞きいってしまいます。 この音楽があまりに格好いいので、アメリカ制作の香港映画のドキュメンタリー「死闘伝説ターボ」でも主題歌としても使われています。この音楽CDをもっているかた、情報を下さい。 テレビ放送された「燃えよデブゴン お助け拳」はテレビで放送されただけで、ビデオ化も公開もしてないのだ。ビデオとってるんだよね。水島裕さんの吹き替えで、すげえ面白いんだよな。ビデオダビングしてほしい人は、コメントを下さい。 んで、このモンキーフィスト猿拳は「燃えよデブゴン5」として公開された映画。率直な感想として楽しめたが、まあまあの出来。たぶん、アクションに迫力がなかったと思う。ユン・ピョウの姿はとても格好よかったが、サモハンのアクション指導をイェン・ウーピンの指導に比べたら、やっぱりイェン・ウーピンの指導の方がやっぱり勝ってしまっているのだ。上に書いたように、同じパターンで。これは、「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ・アンド・アメリカ天地風雲」(指導サモハン)と「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ天地大乱」(指導イェン・ウーピン)を比べても明らかだ。 チン・シウタンは、基本的に剣を美しく見せるし、リャウ・カーリョンは形の美しさよりも、強い迫力を追求している気がする。 やっぱり、俳優サモハンでしょう。また、コメディーカンフー映画をみせて下さい!! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2005.03.07 16:46:35
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