カテゴリ:読書
世界保健機構やユニセフのアドバイザーを務め、スウェーデンで国境なき医師団を立ち上げたハンス・ロスリングやその息子・妻たちの共著。ここ百年で世界はどんどん良くなっているという事実をあらためて認識し、安心感を得られた。この人類進歩の勢いを見つめつつ、さらに進み続けることが必要だ。
氏の指摘によるとヒトには分断本能・ネガティヴ本能・直線本能・恐怖本能・過大視本能・パターン化本能・宿命本能・単純化本能・犯人捜し本能・焦り本能というべきものがあり、しばしば判断を誤らせる。単純だが基本的な問いを投げかけ、ヒトの思い込みによってサルより悪い解答が得られた事実を示す。私自身を振り返ってみても反省するところは多々ある。データを基に世界を正しく見る習慣は必要なことだ。 もとより、眼前に存在する個々の課題に一つずつ対処することは重要である。その積み重ねこそが、世界を進歩させてきたのだから。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2020年02月01日 06時26分14秒
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