透析生活

“師走” という名前にふさわしく （）、１２月に入って大忙しの我が職場。


「年に１度は診察を」 と言われていたのを思い出す方が多いことも、

この時期に来院患者さんが増える理由の１つなんでしょうけど、

手術や検査など “面倒なこと” を年内に終わらせたいと考える方が多いことも、

忙しくなっている一因だと感じています。


とは言え、手術となると術前検査や術前説明も必要になりますから、

今日来院して 「来週手術してください」 と言われても、

緊急手術が必要な特別な状態でない限り、無理なものは無理でして、、、。


「年内は手術の予約がいっぱいなので、来年になります」 と説明すると、

ほとんどの方は 「あ〜、そうなんですね」 と納得してくださるのですが、

中には 「そんなに待てない何とかしろ」 とお怒りになられたり、

「◇◇という理由 （医学的理由ではない） がある」 とゴリ押しされたり、

「年末年始も手術すればイイじゃないか」 と無理を仰る方もいます


もちろん、年末年始だって緊急手術が入れば出勤しますし、

当番医なら、大晦日であろうと元日であろうと朝から晩まで働いています。

注：実際、私は今度のお正月も当番医で出勤予定。


でも、「年末年始は （患者さん自身が） 暇だから」 という理由で、

その時期に 「手術をしろ、しないのは怠慢」 と真顔で言われてしまうと、

疲れているせいもあるのか心のダメージが大きく、本当に悲しくなってきますね。


人間同士のことですから、相性や感情の問題もあるでしょうし、

我が職場も、全ての患者さんに満足していただけるとは思っていませんが、

少なくとも “怠慢” と言われるような仕事はしていないと思っています。


でも 「医学会の常識は、世間の非常識」 という言葉もありますし、

もしかして世間一般からから見ると、医療従事者が年末年始に休むことは、

“怠慢” と言われちゃうくらい悪いことなんでしょうか、、、


もし世間からそう思われているとしたら、辛いですね、、、。




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