2014/12/03(水)18:41
■妊婦猫ちゃん捨てられる!
この話は、茶虎~ず親子のお預かりのMさんが、知り合いの方に頼まれて、猫の避妊手術をするように説得しにいったお宅のおばあさん(以下「おばあさんA」)から聞いた話です。
おばあさんAによると、なんでも近くで畑をしてるおばあさん(以下「おばあさんB」)がいて、猫を鳥小屋のような所(写真の小屋)で飼っていて、最近、その猫が妊娠したので捨ててきたという話を、おばあさんAは笑顔でMさん達に教えてくれたそうです。
もちろんMさんは、おばあさんBの名前を問いただしましたが、教えてくれるはずもなく、言葉を濁すだけ…
そう言うおばあさんAも、猫を車庫の中で飼っていて、もちろん避妊手術はしてなく、すでに妊婦ちゃんが二匹居たそうです。
もちろん生まれたら捨てる予定だそうで、Mさん達は、避妊手術をするよう話すと、
「お金が無い」
と決まり文句…
頭にきたMさん、普段は優しい人ですが、さすがに頭に血が登って、こんこんと説教して、捨てたら警察に捕まるって何度も言い聞かせ、最終的には、おばあさんAも、「避妊手術する」と言ったそうです。
自分で飼っている以上は、人に言われたから避妊手術するのではなく、自分の意志で、避妊手術して当たり前なのに!
何はともあれ、一つ問題解決なのですが、妊婦猫ちゃんを捨ててきたおばあさんBと、実際に猫が捨てられた場所を探して、Mさんは歩き回り、畑してる人達に聞き回ったそうです。
たまたま同じ方面に用事があったとらねこさんも合流して、歩き回って探してくれました。
ありがとう…
Mさんの頑張りにより、問題の小屋を発見しました。
探してる中で見つけた畑の中の小屋…
妊婦猫を捨ててきたおばあさんBが、猫を飼っている小屋です。
おばあさんBの家も分かりました!
おばあさんBの家を教えてくれた、畑をしてたおばあさんの口から、新たな事実が…
「今、あの小屋に親子猫おるよ」
覗きに行くと、お母さん猫と子猫4匹が、汚い場所に…
Mさんは、すぐその小屋の持ち主である、おばあさんB宅に行きました。
当の本人に会う事ができ、小屋にいる親子猫は引き取る事を告げ、お母さんの避妊手術代プラス風邪ひきチビちゃんの治療費を出していただくことを条件に、話を進めました。
お母さん猫は人慣れしてますが、子猫ちゃん達は人間のぬくもりをまったく知らないので、警戒心が強くなっていました。
Mさんも、このままこの畑に置いていても、不幸な猫が増えるだけだと判断し、引き取る事を決意したそうです。
そのおばあさんBは84歳という高齢だし、誰かが手を差し伸べないと、この場所で、猫が妊娠し捨てられたり、不幸な猫が増えていくことが、終わらないしね。
Mさんは、そのおばあさんBだけが悪いわけじゃなく、猫を最初に捨てた人が、一番悪いと…
エサあげて避妊手術しない人も悪いし、飼っていたのに途中で嫌になったら捨てる人も悪い。
結局、全て、悪いのは人間です。
後は、そのおばあさんBが捨てた妊婦猫ちゃんを、見つけられたら良いのですが…捨ててきた場所に案内して貰ったそうですが、見つかる可能性は低そうです。
しかも、捨ててきた町内は、以前、動物虐待があったところだそうで…
Mさんは、諦めずに探してくれるそうですが、難しいかも…
妊婦猫ちゃん、今までエサを貰って過ごしてたのに、いきなり知らない場所に捨てられ、エサ場も寝る所も無く、でも子供はお腹の中で育ってて、いつか生まれてくるのに…
生まれたら、守っていかなければならないのに…
人間の身勝手さに腹が立ちます!
同じ富山市で、「猫の不妊手術キャンペーン」をしているのに、伝わりきれてないのが、残念です。
同じ市内なのに…
捨てられた妊婦猫ちゃんを、見つけられますように…
隣町ならすぐ行けるのに、隣の県だと仕事が休みの日じゃないと行けないのが、悔しいです。
Mさん、他にも避妊手術交渉と、お年寄りの飼っている猫の避妊手術のお手伝いやら、ノラちゃん避妊手術の捕獲やらで、足を運ぶところが沢山あって大変なのに…
私より20才以上も上なのに…頑張ってくれてます。
今回、Mさんが保護してくれた親子猫ちゃん達、こちらでも里親募集しますので、みなさま、どうぞよろしくお願いします。
今週の金曜日に、とらねこさんと一緒に写真を撮ってきます~
またアップしますので、見て下さいね!
お母さん猫にも、今度こそ、畑の中の小屋ではなく、暖かい家族の中で暮らしてほしいです。
もちろんチビちゃん達も…
一匹でも、多くの子が、幸せになれますように…
金曜日には、茶虎~ずにも会いに行きます。
二週間ぶりの茶虎~ずの成長ぶりが、楽しみです。
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2009年5月13日 3時24分1秒