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西鉄二日市駅から線路沿いを福岡方面へ徒歩で10分ほど戻ったところに榎寺神社があります。 その昔、藤原時平が放った刺客に追い詰められた道真公は一軒のあばら家に逃げ込みました。 いきなり飛び込んできた初老の男。 「何事じゃ」ただならぬ気配に、老婆はただ目を丸くするばかり。 次の瞬間、老婆はその男を自分の赤い腰巻に隠しました。 そこへ押し入ってきた必死の形相の武士の群れ。 「男はどこだ」口々に叫びながら、家の中を探し回っています。 老婆は一瞬にして状況を察したのでした。 老婆が何事もなかったかのように振る舞っていると、男たちは諦めて出て行きました。 まさか、官公ほどの貴人が老婆の腰巻に隠れていようとは…。 こうして、道真公はこの老婆(浄妙尼)に命を助けられたのでした。 官公の霊は毎年9月23日、この榎寺神社に感謝の意をささげるため、還って来るのです。 「老婆よありがとう」 太宰府天満宮にお参りの際には、この神社に是非立ち寄りたいものです。 きっと、官公の霊はあなたの希望を叶えてくださることでしょう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007年02月23日 12時38分39秒
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