福島の子供たちは
郡山市は福島原発から直線距離にして約60kmに位置しています。原発放射線事故の影響を考慮してこどもの屋外活動は、保育園児・幼稚園児は30分以内。小学生は体育の時間を含めても3時間以内に制限されています。これでは動き回るのが仕事の子供にとってとても窮屈なわけです。実際、市内の幼稚園児の1年間の体重の増え方を調べたら、前年の4分の1しか増えていないわけです。小学生にも肩こり・頭痛・便秘と大人並の不定愁訴を訴え、とてもストレスをかかえている子供が多いことがわかる。昨年12月、誕生したのが室内遊び場「PET Kids Koriyama(ペップキッズこおりやま)」です。面積は1900平米。ランニングコース・ボールプール・大型砂場があり楽しみながら身体を動かせる遊具があります。12歳以下が対象ですが、利用料は無料。土日は1200人、平日でも約1000人の親子がおとずれているとのことです。この施設は大型スーパーのヨークベニマルが大型倉庫施設を無償提供を申し出たことにより、また遊具等は無償提供の声があがり実現したものです。国は、このような施設を実態に即して準備することができないでいるのが実情です。地域の現状を吸い上げて、必要なものには手を打ってもらいたいと思うところです。国会議員の先生方、よろしくお願いします。