カテゴリ:本(いろいろ)
「負け犬」という言葉が著者の意味しているところとは
別の意味で一人歩きしてる感のある著者の2000年のエッセイ。 とは言いつつ、私は彼女の本を初めて読みました。 本の内容はアマゾンの紹介によると以下の通り。 なぜ産まないのかと聞かれても… このままいくと西暦3500年には日本の人口約1人。この社会の大問題に、多少の罪悪感はあるものの、「別にほしくないから」「痛いから」「生活を変えたくないから」「面倒くさいから」と言ってはまずいでしょうか。誰も口にしなかった本音で<出産・結婚・女の人生>と<少子化>の核心に迫る、傑作エッセイ。 えぇ、私もメディアいうところのジャスト「負け犬」なのですが、 彼女のエッセイに共感する人が多いのがよくわかりました。 もう30過ぎたのに、いつまでも嫁にいく様子もない、子どもを産む気配もない娘をお持ちの多くの親たちは、当の娘がこの本を読んで共感を覚えると知ったら、それこそ泣きがはいるかもしれませんが…。 私としては、自立した生活をして「男らしい」生活&性格をしてる人って、意外と「男らしい」人に弱い(ここで酒井さんの使う男汁という単語も面白い)という話に笑ってしまいましたねぇ。 でも最近の日本でこんな男性を探すには40代以上でないと…という話にも。 だから私は年上の男性がいいと思うのかな、と。ここは苦笑ですが。 「だから子どもって産むと楽しいのね!」と思わせてくれるものがあればいいんじゃないの?ということが、いろんな角度から語られています。 この年まで生きてくれば、社会人の一人としてこのまま少子化が進むことも「え~、そんなこと私には関係ないしぃ」というほどお馬鹿さんでもない。 いろんなことを知っていて考えていて、でも産まないでいる、ということを サラッと真面目に書いてあって、 同世代の女性としてとっても感心したのでありました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2005.08.27 00:46:54
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