テーマ:最近観た映画。(40092)
カテゴリ:映画
もう最初から最後まで号泣しました。
タイトルの言葉は若き日のアイリスを演じたケイト・ウィンスレットの 言葉を引用させてもらいました。 この作品は、英国を代表する女流作家・アイリスの生涯を描くラブストーリー。 奔放で自由と幸福を求め続ける女性アイリスと、 一目でアイリスに恋をしたジョンのお話です。 物語は若き日の二人が出会って、魅かれあっていく過程と アルツハイマーに冒され徐々に言葉も人格も失っていくアイリスを支え続けるジョンの姿が交互に描かれて進行していきます。 アイリスを演じる主演女優ジュディ・デンチと夫ジョンを演じるジム・ブロートベントの演技が本当に素晴らしい!! 私も介護の研修を受けた経験があるのですが、 アルツハイマーの人が見せる、徐々に目から光りが失せていってしまい 表情もなくなってしまう様子、 それまでの人格が失われてしまうことを受け入れられずに 戸惑う夫の様子を、ベテラン二人が丁寧に演じています。 でもこの作品が素晴らしいのは、 そういったアルツハイマーの症状を正確に描くこと以上に、 “愛”の形を丁寧に描いていることだと思います。 愛し続けてきた女性がどんな姿になっても 彼女に対し「僕の可愛い子猫ちゃん」と語り続け、支え続けるジョンの姿と 徐々に自分を失いつつも、彼からの愛情を受け続けるアイリスの姿。 その間に若き日の二人の姿が描かれることで、 二人が作ってきた愛の形が読み取れます。 ラブストーリーを観ると、ついつい自分もこんな恋愛したい、なんて 思うのですが、この作品についてはあまりの圧倒的な愛の強さに 私も…なんてちょっと思えないほど。 でも本当に、本当に素敵な作品でした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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