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家族なんですっ!!

『ペットを連れてのご入店はお断りいたします』

そんな当たり前のことまで入り口にステッカーが貼ってあるコンビニ。
なのにそのお客様はやってきた・・・
年齢は50代後半??
ちょっと見はお上品なそのおばちゃま。

ふつ~~~に入ってきたので、全然気付かなかった。
私『いらっしゃいませ、こんにちわ~~』
その後、店内をいろいろ物色するそのお客様。
店内は結構込み合っていた。

ん????
なんかおかしいぞ????

彼女とすれ違う人たちの目線がおかしかったのです。
そう、下のほうを見ているのです。
ある人はニッコリ。
ある人はビビリ気味。
ある人は・・・下の方を見てびっくりした表情を浮かべて顔を見ている。

なに?なに?なに????
何が起こってるの????

彼女がレジの方に近づいてきて、その意味がわかった。

・・・その足元にいるのは・・・・犬じゃないでしょうか???

私『お客様、ペットを連れてのご入店は・・・』

そこまで言うと、彼女は見る見る顔色を変えてこうぬかしやがったおっしゃった。

『○○ちゃんは、ペットじゃありませんっ!!!』

え゛???
ペットじゃない犬って???
じゃ・・・・・野良犬???

しばらく店内は沈黙に包まれた。
有線放送の♪何でだろ~~♪だけが、軽やかに流れる。
(その選曲は、まさにぴったりだったような気もする(○ ̄m ̄))

『家族なんですっ!!』

ゞ(ーー;)コレコレ

客観的に物を言おうよ・・・

いきり立つ彼女に、私は冷めた声でこう言った。

『・・・・犬です。』

彼女『い~~~~~~~えっ!!家族です!』

そう言い切った彼女、商品が入ったカゴをレジカウンターに『ドンッ!』と置き、
『家族なのよ!ペットじゃないの!!』

あぁ・・買い物は続けるのね・・・・

支払いも済ませ、またもやこう言い放った。

『ペットじゃないわよっ!!』

そして店を出て行った・・・・

と思ったら、店の出入り口で止まった。

ん???まだ言い足りなのかしら???
しばらく止まったかと思うと、すたすたと帰っていった。

えっと・・・・
そのマットの上で、湯気を立ててる物体は何かな???

家族の○○ちゃんは、マットの上にこんもりとお出しになって帰られた・・・

掃除するのは私だよ・・・・(o_ _)o ~†


 



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