新米父さんのお金にまつわるエトセトラ

2006/10/06(金)19:44

さて週末

雑談(45)

名前がたっちに変わりました。 楽天ブログ以外ではたっちで活動してたため、2重の名前になっていたため、困っていましたが、こちらで助けてもらいました。本当にありがとうございました。 相場が動かないので今日も雑談。 私の仕事、品質管理について。 何じゃ品質管理って??と言う人が多いと思いますが、こと製造業においては会社の中心的な役割を果たします。 よくある商品の不良問題、リコールもそうですし、食品とかでもそう(腐っているとか)。それらを防止する宿命を負っているのが品質管理部なのです。 まあ身近な分かりやすい例で言えば、もし近くにお菓子があったらその袋を見てみてください。そこには必ずお客様相談室への連絡先があります。その相談室が品質管理部なのです。ようするにクレーム処理係。 ただしクレームを聞くだけが仕事ではありません。お客様に対してお詫びに行くのもそうですが、では今後そのようなクレームが出ないような仕組みを作るのが仕事なのです。しかしこれが実際かなり難しい。なぜかというと作っているのは品管ではないからです。作るのは製造部という作ることが専門の人たちがいます。 ということは、どういうことかというと、不良を作るなって言うことしか出来ないのです。それがとても難しい。 品管の重要な仕事の一つとして、コミュニケーションをとるということがあります。製造業には色々な部署というのがあって、前述の製造部・購買・生産管理・技術・営業・総務などがうちの会社にはあります。私はそれらの部署の中で一番会社全体にかかわりがあるのが品管であると思っております。お客様にクレームを言われる⇒製造に連絡⇒納期調整をしてもらう(購買)⇒総務に残業届けを出す⇒不良が出ない仕組みにしてもらう(技術)⇒営業と客先に謝りに行く。 このように一つのクレームが起きるとほとんどの部署に関わらなければなりません。その時に円滑にさらに自分の思い通りにしてもらうように日ごろのコミュニケーションが必要なのです。 さらに大事な技量として、数値的観念や、論理的思考があることです。 品質管理を行う中で必ず出てくることがばらつきの管理です。 例として近くに空き缶がありましたら、出来れば同じ種類が良いですが、2個高さを測ってみてください。多分ふつうの人は持ってないと思いますが、があれば最高です。(あるわけねーか) 2個の高さを測ると1/100mmにおいて必ず違っております。高々0.01mmじゃんって思うかもしれませんがそこが問題なのです。そのバラツキがどれだけですか?日々によって違いませんか?大きすぎて規格から外れてないですか? 同じ缶を何万も作ると全部測ってられませんよね?そこで必ずサンプリングという方法を取ります。1万本のうち5本測りますというような感じ。その5本で保証をするためにいったいどれだけばらついているかを知っておく必要があるのです。それが標準偏差を用いた工程能力値(cp値)となるのですが、ここで数字に強い必要がある理由なわけです。 論理的思考についてはまた来週。

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