楽しめない。
一週間おくれのダイアリー。先週のサンデーは、博多ヨットクラブのポイントレース第3戦。コースは小戸沖をスタートして、玄海島を反時計に大回り。僕は、はじめての玄海島まわりなので、とっても楽しみなのです。風は北からのライトウィンドですが、午後から地熱が上がればシーブリーズが強く吹くはず。島までのアップウィンドを上手く帆走れば、きっと勝機は見えてくる。そんなことを考えながら、アウター側からキレイにスタートを決めて、ボートスピードを止めないように、丁寧に風を掴みながら帆走らせます。今回、メインセールを新調してもらったのですが、ライトエアーだとマストのプリベンドが足りず、ドラフトが前に寄り過ぎてセールカーブが作れない。とりあえずパーマネントを引いてマストを曲げて、誤魔化しながら帆走らせる。こんな帆走らせ方でいいのかしらん。まあ、いい風を掴めているし、ボートスピードもそこそこなので、よしとしよう。トップ艇から僅差の2位で、玄海島にアプローチ。このポジションだったらレーティングの修正タイムで勝てるんじゃない。そんなふうにほくそ笑んでいたら、その甘い考えを、セーリングの神様に戒められました。島の横で風が落ち、それとともにボートスピードも急ブレーキ。しかも止まっているのはうちのフネだけで、どんどんみんなに抜かれてしまいます。ありゃりゃ。ダウンウィンドもまったく伸びず、どべどべフィニッシュ。ちくしょー。まあ、こんな日もあるさ、と開き直りたいところですが、ボートスピードを止めてしまうのは、運ではなくて、技術的な問題です。負けず嫌いな性格なので、負けレースでは玄海島の景色も楽しめません。次回はちゃんと楽しむために、少しでも課題を克服しよう。おしまい。