カテゴリ:講座
こぶたラボで開催された TG会オープンクラスに参加してきました。 TG会とはなにかというと・・・ ~経営シュミレーション・ボードゲーム「トータルゲーム(略称TG)」をやりながら それぞれの事業や生活への気づきを得るワークショップです。~ (ライチさんのブログより) いまのところ、会社辞めて事業経営、という予定はない私ですが、 行ってみようとおもったのは、 お金のことになると急に思考がストップしてしまう“超苦手意識”を どうにかならんかいな 主婦も「家庭を経営している」と思えば、経営的視点ってだいじでは? …というライチさんのことばに「ふむ!」と思ったのと、 結婚してみたら相手がフリーランスだったので、 隣で見ているうちにその様子が気になりはじめた、というのと、 たちはだかる苦手意識に対し、とっかかりがゲームでだったら、 あまり苦しい思いをせずになじんでいけるのでは? という期待感から、なのであります。 ちなみに、超苦手意識がどのくらいかというと、 部屋の片づけと同じくらいです!!! って「!!!」と鼻息荒くして言ったって、 わかりませんわね~。 しかし、私には同じようなイメージで。 ・どこから手をつけたらいいのか分からない ・ぜんたいてきにボワッとしている(イメージ) ・とうてい自分にできるようになるとは思えない ・最低限生きていければまぁいいかと目をつぶっている ・目をつぶっているが「できてる状態」に憧れはある ・・・そんなかんじ(…重症…)。 ちなみにちなみに、 数字そのものは苦手ではないはずなんですが(かりそめにも理系…)、 その数字に名前(利益とか支出とか資本金とか金利とか)がついたとたんに 脳みそがひゅ~んと電源落ちしてしまうのです。 なんなんでしょう、これは。 でも、部屋の片づけよりももっと、 苦手意識をなくしておきたいところであります。 経済社会で生きているのだし~~! で、ゲーム開始、なわけですが、なんと最初に ・会社名 ・社長 ・事業内容 ・経営方針 を決めて、書いて、宣言してからスタートするとのこと。 具体的なんですね!と、びっくり。 でも後々、これがすごく重要で大事なことなのだとわかりました。 何にフォーカスするかということ。 何を学びとるかということ。 そして、参加者の方たちが、 すらすらと具体的に書きはじめられたのにもびっくり。 みなさん、すでにゆたかなイメージがあるのですね! 私は、まったくのノープランで来ていて、どうしよう? け、経営方針ってなんだっけ?と早くもフリーズしかけましたが、 ダンナちんのお仕事を、拡大して事業化することを想定し、 これを会社に見立てて、社長は私ってことで、はじめました。 途中、どんなに売ろうとしても売れなくて売れなくて。 ・・・現実がだぶって感じられました~。 その時の気持ちとしては、 そりゃそう簡単には売れないよね、という思いと (いや、もちろん早く売れてほしいんだけど!) でも、絶対いつか売れるんです!という思いとがあって、 販売のカードをひき続けておりました。 で、ラスカルさんのアドバイスを聞き、 市場を狙い定めて念じたら、やっと、売れました。 ううむ~~~、なるほど。これも身に沁みます。 あとは、隣の方(違う業種)に助けられて、なんとか綱渡りできたり (これも、現実とだぶってかんじられるな~)、 人を雇いすぎて、しまった給料払えない!と 内心バクバクしたり、 仕入れができなかったりなんだりで、工員が働いていないと 「力を発揮させられてない、ううむ、もっとできる人なのに! もったいない~」と思ったり、 最後の期はとうとう借入をしたり、 というような推移でした。 あ、結局、広告には一度もチャレンジしなかったですね。 本業は広告なのにね。 とってもおもしろくって、あっという間に時間がたちました。 ゲームの途中にも、いろいろ気づきや発見があっておもしろかったのですが、 はじめてやってみて、自分にとって、いちばんびっくりだったのは、 「ゲームのルールが読めない」という事実です。 ゲームの「流れ」が読めない、ではなく、(それよりもっと手前のハナシ、) ゲームの「ルール書(文字)」が読めない、であります。 文字通り、読めない(…重症…)。 さいしょに、「TG-Eのルール」と書かれた紙が配られるのですが、 そしてそこには、 ・自分の順番の時にできること ・順番でない時にできること ・採用や販売や借入や装置売却などなどすべてこのゲームではどうなってるか ・期末の計算の仕方 などがぜんぶ書いてあるのですが、 これが、読めない。 文字を追っても頭に入ってこない(その時点でフリーズしているようだ)。 頭に入ってこない部分は、ないものとしているらしく視界にすら入ってこない (その部分は、紙に書かれた絵とか文様状態)。 あ~~、いつもはこの時点で投げちゃってるんだなぁ~。 (わからん。この世界は私には分からないんだ、とかって。) しかし!今回は、紙に書いてあることでも、ルールでも用語でも、 聞けば何度でも丁寧に噛み砕いて教えてくれる ラスカルさんとライチさんがいて、 それがとても心強くありがたく、何度もおんなじこと聞いて、 わからないけど聞きながらやってみよう!という気持ちになって、 やっていくことができたのでした。 ~このフリーズしてたとき、唐突に母を思い出した。 そういえば、母もよくいろんなところで「え?わからんわからん」って フリーズしてたなぁ。 私にしてみたら、母がなんでわかんないかがわかんないので、 「ここに書いてあんじゃんもう~。和子、ちゃんと読みなよ!聞く前に読みな!」 とか言ってたんだけど、こういうことだったんだよなぁ。 優しく教えてあげればよかった。 ゲーム終わって、帰り道に浮かんだ一番の感想は、 「あ~、こうやって少しずつ慣れていけば、 私の苦手意識も薄れていくかもしれない」ということです。 経営やってみたいな~、とも思いました。 いつか、社長とかになったり、 お金のこともそんなに苦なく話したりできるようになったら、 あ~、今日のこの日がはじめの一歩だったな、と 振り返って思うんじゃないかな、とも思いました。 (調子に乗って妄想が飛ぶのは早い…)。 ほかの参加者の皆さんは、具体的な事業想定のもと 経営にかかわるもっと具体的な気づきやヒントを ビシバシ受け取っておられる様子が、よくわかりました。 それぞれの参加者に合わせた気づきがあるゲームなんだなぁと思いました。 また参加したいです! |
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