カテゴリ:崎谷はるひ小説・CD
『形状記憶衝動』 イラスト『織田涼歌』
この前の崎谷さんの新刊『きみと手をつないで』を読んでいて・・・ ふとイラストの『織田涼歌』さんで、思い出したんですが、ルビー文庫で今のところ(多分)シリーズ物になっていないこの『形状記憶衝動』と同じ人だ!! イラストが結構個性的だったので(冬乃さんも)後回しになっていたんですが・・・・・ ↑の作品は、私的にツボでしたね!! 【あらすじ】気晴らしに出掛けた花火大会の夜、喧嘩に巻き込まれていた高校生・水瀬和士を助けた高城桐人。かつてウォール街きっての天才ディーラーでありながら突然引退し、ただ気鬱なだけの日々を送っていた・・・・・ 助けられた、和士には夢があり、それを屈託なく語る姿は、桐人には無くしたはずの鮮やかな衝動を、呼び起こす波となり・・・・・ あとがきには、改稿加筆+続編なんだそうですが、私の好きな年の差カップルで(14歳)・・・・・好みの問題でスミマセン とにかく、こんな人物いたら「私が~」と言いたい位、容姿・才能・財力に恵まれ「何が不満なんだ~」っと言いたいぐらいの人物!! 桐人は今まで、何不自由なく、順風満帆、明確な目標に向けて正しく努力すれば成し得ない夢はないと、そうして走り続けてきた・・・・・そして何もかもが空虚に感じられて・・・・・ そんな時シッカリと自分の夢を持ち、喧嘩っ早く、自尊心の強い美少年・和士を助ける・・・・自分が無くしたものを思い出すうちに惹かれて行き溺れていく・・・・・ 自分の気持ちを抑えきれなくなり大人げない行動をとる桐人、意外とへたれ的なところが合ったりで、2人の気持ちが結ばれるまでの心の葛藤の描写が丁寧に書かれた作品です このところ【お世話する人される人】の作品が3作ぐらい続いている崎谷さん!!チョッと乙女っぽいと言うか、ダメっぽい受けも可愛いですが・・・・・ チョッと、いや全然違うヤンチャな自尊心の強い受けも又いいですよ この作品は【餌付けする人される人】ですね!!餌付けする人は、意外にへタレだった・・・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007年01月18日 10時13分07秒
コメント(0) | コメントを書く
[崎谷はるひ小説・CD] カテゴリの最新記事
|
|