わたしのBL日記

久能千明さんの『フェイク・ダイヤ』読みました
イラスト　　　　　『志水ゆき』

【あらすじ】「グレイ・ゾーン」の久能千明が贈る、待望の新作スペシャル・ロマンス！
若手俳優・真琴が参加した映画のオーディション会場で、「あんたには白皙の美少年役がお似合いだ」と不躾に告げてきた助監督の郁馬。
予言通り美青年役に大抜擢されるが、相性最悪の郁馬に演技指導されることになり…。

私にとって今月、お初の作家さん第2弾！
1400円でお値段も良かったですが、表紙の硬い方のハードカバー本でシッカリしていて、ページ数もあり、読み応えのある1冊でした

『グレイ・ゾーン』も読んだ事がない私ですが（青の軌跡も未読）、楽天BOOKさんであまりにも『志水ゆき』さんのイラストが私を誘っているので、誘惑に負けてしまいまして


芸能モノだって事で、華やかな世界観を想像していたんですが


想像通りの華やかなお話ではなく、映画を作るにあたり主人公の・鮎川が役になりきれず、悩み考えこみ、追いつめられ足掻き、自らを汚すために（役柄になりきるため）阿久津に身を委ねることを決意するという・・・・・

こんなふうにあらすじを書いていると、重くて暗い感じがしますが、いえいえ全然！
結構テンポよく、ぶっ！分厚いハードカバー本を一気に読んでしまいました(私にしては珍しい）

このお話、突っ込みどころがないんですよね～凄いです！
大概BL小説を読んでると「これはないんじゃないっ！」「こうくるかぁ～」なんて思いながら、楽しく読書をするんですが

どうして鮎川がこんな行動をとったのか、鮎川を受け入れた阿久津の想いなどなど、納得させられることばかりでした！

それに、映画を作る現場でのお話もあり、役者さんの地道な努力、裏方さんの大変さ、一見華やかな世界のようですが、色々大変な世界なんだと考えさせられ・・・・・



なかなかの重みのある（内容の濃い）作品で、BL小説って感じではなかった(BLですが）

久しぶりに読書をしたなぁ～って読んだ時の満足感があって感激
読み終わって思ったことは、作家さんが凄い！


時間を置いてもう一度ゆっくり読み直したいです！
昨日・今日とお初の作家さん方で、私も冒険でしたが凄く良かったです

ふみのつぶやき


今日は朝から暖かくて良いお天気ですよ
お布団干しましたお昼から本の整理でもしないとっ！


チョッとイライラすることが２件
＊朝から喉が痛い～風邪でない事を祈りたい！
＊この『フェイク・ダイヤ』の本の表紙の帯が傷んだモノが送られて来た！！
文庫本なら諦めるんですが～1400円も出して傷んでいると、交換してもらおうかな1400円も出したのに（しつこいっ）


でもまぁ～気分を変えて昨日買ってきたイチゴ大福で、10時のおやつタイムとしましょう