わたしのBL日記

真崎ひかるさんの『ホタルノカタコイ』読みました

イラスト『小椋ムク』

【あらすじ】好きになって……ごめんなさい
高校二年の伊東夏樹は、避暑地でのバイト中に自分より倍ほどの年上の緒形継晴と出逢った。
無愛想なのに優しく大きな手でそっと触れてくれた緒形に、みるみる惹かれてゆく夏樹。
華奢な見かけによらず物怖じしないなつきはまっすぐ想いを伝え、緒形もそんな夏樹をいとしく思い始めていた。
しかし緒形は、夏樹が決して好きになってはならない人で・・・・・


可愛いお話かな？なんて思ってたんですが、後半泣かされました



真崎さんの小説は、新刊が出たら文庫なら必ず買って読んでます



夏休みアルバイト先・避暑地の恋物語？
って感じの、甘いお話かと思っていたんですが・・・・・

主人公・夏樹は、ぽわぽ～わっとした可愛い高校生だし、避暑地で出逢った夏樹の年齢×２・緒形も朴念仁なんだけど、誠実で優しい人だし、ゆっくり２人で想いを育てていくお話だと思っていたら、チョッと？随分？後半が違ってまして




でも、このお話の一番最初の部分で、この２人の関係に想像は付くんですが
辛い過去が、２人の恋の障害に・・・・・


でも、偶然にも出逢ってしまった？緒形と夏樹！
この２人が出逢うまで？緒形は緒形で、取り返しが付かない過去を引きずり
夏樹は夏樹で、辛い生い立ちで・・・・・


夏樹が緒形に「好きになって……ごめんなさい」と想いを打ち明けるシーン！
思わず泣いてしまった


でもでも最後は、夏樹の想いも、緒形の想いも通じ合って、本当に良かった良かった


物足りなかったのは、最後にＳＳでもいいから、２人が幸せに暮しているお話を、プラスして欲しかったなぁ・・・・・

でも、大きなワンちゃんも仲間入りして、仲良く３人で？暮している事と思います