きたざわ尋子さんの『月のガラスと共犯者』読みました
イラスト 『松本青 』
【あらすじ】 約束する、おまえだけだ
保険などの調査を受け持つ仕事をしている瀬良彰人は、半年前、家の近く橋の上で雨の中、凭れ佇む少年に出会う。
合鍵を渡し自由に出入りさせていた少年は真砂という名前以外、名字も通っている大学も明らかにしようとしなかったが、瀬良は真砂の祖父が脱税に絡んでいることを調査から知る。
上司の命を受け、その立場を利用し、恋人になったふりをして真相を探ろうとする瀬良だったが、はじめから真砂に対する気持ちは・・・・・
17日発売のルチル文庫さんに続いての、花丸文庫さんの新刊です
大好きなきたざわさんの新刊なので、楽しみにしていました
どっちかと言うと、ルチル文庫さんのお話の方が、私好み?
このお話は、大学生・真砂を、仕事の為に恋人のふりをして、だますつもりだった(一応)瀬良ですが、最初から瀬良は・・・・・
う~ん!大切な人を騙すっていう設定は、あまり好きではないんですがきたざわさんのお話なんで、一気に読んでしまいました
真砂の両親は早くに亡くなり、両親の結婚に反対だった祖父に、温かく受け入れてもらえなかった真砂ですが
冷たいようで、真砂の事を大切に思う祖父、だましたつもりでだましきれず想い悩む瀬良・・・・・それに真砂は友達にも恵まれ・・・・・
最初読み出した時のイメージとは違って、周りの人に大事にされている真砂でしたうんうん!よかったよかった(ちょっと心配しましたから)