高遠琉加さんの『2010年10月発売ノベルス 世界の果てで待っていて―天使の傷痕―【新装版】』『―嘘とナイフ―』読みました
『イラスト 茶屋町勝呂』
【あらすじ】渋谷区神泉に調査探偵事務所を構える黒澤統一郎は、暑い夏の夜、元同僚で渋谷警察署の刑事である櫂谷雪人から呼び出される。
補導された少年が、おまえの名刺を持っている、と。それが新たな事件の始まりだった――!
妹・澪子の死の真相を独り探り続ける黒澤。雪人は自分の知らない影を統一郎のなかに見つけ、激しく動揺する。自分はあの男の何を知っていて、何を知らないのか――
そんなとき、雪人は公安の鴉と呼ばれていた鷹取から統一郎の行確を命じられて…
甘い一夜の記憶を封じたふたりの想い、そして見失った真実の行方は!?
高遠さんの新刊
ハードボイルドっぽく、読み応えアリで重かった
事件が残虐ってわけでも(ほどほど)流血モノってわけでもなかったんですが、お話し全体に流れる雰囲気が重々しく、2巻続いて読んでグッタリしました(面白いけど)
探偵・黒澤統一郎は元刑事で、2年前に事件に巻き込まれて亡くなった妹・澪子の死の真相と探り続けている…
依頼される事件と、黒澤の過去、妹・澪子の事件、元同僚・雪人との関係等、うまい具合に絡めながらお話は進んでいきます
―新装版―は今更なんですが、行方不明になった少年探しのお話し!
―嘘とナイフ―では、殺人事件の容疑者になった知人の弟(高校生)の無実を証明しようとする探偵・黒澤と、犯人を追う刑事・雪人が対立し…
それに、妹・澪子の事件の真相も、より複雑に?!
これはラスト!背筋がブルブル~
読んでいて苦しかったのは、黒澤も雪人もギリギリのところで立って、踏ん張っているからなのかしら?!悪いことをしたわけでもなく、他人のために頑張っている2人だけど、どうも精神的に追いつめられているような・・・・・そんな気がします
まだまだ続くこのお話し、読むのに気合いがいりますが、楽しみに待ちたいと思います
つぶやき・その1
雪舟さんからイラストが変わられたんですね~雰囲気がガラッと変わっての茶屋町勝呂さんファンって訳ではないんですが、こんな風に全く違うタイプの絵師さんってのもイイのかもしれませんね(好みは別として)~雰囲気が前の方と似ていると、どうしても比べてしまいますから…
*新装版では挿絵はありません!(タイトルカット?とかなんとか??って言いますよね??そのページのみ)
*嘘とナイフには挿絵はありました!!
つぶやき・その2
茶屋町勝呂さんのイラストって、版画絵みたいな絵ですね(ひぇぇ~ごめんなさ~い)~どうも子供が小さいときに読み聞かせた
を思い出してしまう~あはははっ!こうして見ると、全然違うのに~一人でウケております・・・・・・
ふみのつぶやき
昨日の3時頃からお天気が崩れて、今日もあいにく雨模様
週のはじめからお天気が悪いのは嫌ですね・・・・・・