2014年11月6日（木）
フミヤが亡くなった。
16歳9ヵ月。老衰。

この日、フミオンマは仕事で朝6時に目覚ましで起きた。
フミヤはいつもの場所にいる。

起こしてしまうと色々大変なので、そのままそっとしておくことにして
フミオンマは出かける準備をするため洗面所へ。

洗面台の鏡からフミヤの姿が見える。
いつものようにフミヤの姿を確認しながら歯を磨こうとしたけど、
フミヤの様子がいつもと同じだけど、何となく違う。

急に怖くなって、「フミヤ、フミくん」と何度も呼んだ。
フミヤのところに行って、名前を呼んでも反応がない。
でも、いつものこと。
身体を触ってもまだ温かい。
でも、呼吸も確認できないし、左胸を触っても心音が確認できない。

「フミくん」と名前を呼んでも、体を揺らしても、全然起きてくれない。
身体を触ってもまだ温かい。

何度もフミヤの名前を呼んだけど、フミヤは起きてくれなかった。

しばらく経って、ベランダに煙草を吸いに行った。
いつものように振り向くと、フミヤは目を開けて、こちらを見ていた。

部屋に戻って、フミヤの呼吸、心音を確認したけど、反応はない。

しなければならないこと、現実が受け止められない気持ち、
それが頭の中でぐるぐる回って、急に泣き出したり、叫んだり、落ち着いたり
しばらくはそれの繰り返し。

母が来てくれて、その後、あぷままさんが来てくれて。。。

人がいると、少し落ち着いていられる。

ただ一人になると、ダメになった。


翌日11時にお葬式。
夕方、棺になるダンボール等を買ってきて、
フミヤを入れてあげる箱を包装紙できれいにラッピングした。
下に敷くタオルは入れられるが、おもちゃやベッドは入れられないとのこと。
おやつもストックがあまりなくて、フミヤが大好きだったものはなく、
買いに行こうと思ったけど、いつも行くお店は定休日。

ベッドの代わりにタオルは厚手のものを2枚にして、
おやつはあるものを入れることにして、
その他のおもちゃや食べ物は折り紙で作った。

フミヤが大好きだったUFOキャッチャーで取った布でできた赤い車。
何年も大切に遊んできたのに、ナオユキが来て、速攻で壊されたね…それも作った。

ゴムでできたくまちゃんのおもちゃ。ゴムはダメだから、それも折り紙で作った。

フミヤはソフトクリームが大好きだった。
亡くなる前はそのことを忘れていてたけど、急に思い出して、ソフトクリームも折り紙で作った。

あと、桜の花。フミオンマとの約束の花。それをたくさん作った。

フミヤの周りにたくさんお花を飾ってあげたくて、たくさん生花を準備した。

あと、天国でフミヤに読んでもらいたくて、お手紙も書いた。


色々準備している時、たくさんフミヤのことを考えることができて、とても幸せだった。