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とりあえずふーみん

とりあえずふーみん

台北変身写真 2007.7.15~18

7月15日(日)
台風がどうなったか心配で、5時に目が覚める。
即パソコンを立ち上げ天気予報をチェック、がーん、もろ関東直撃、それも海岸沿いの最悪コース(大泣)
エバー航空のHPでフライト情報を確かめると、今日の便は定刻という表示、お願いだから飛んでくれ!
神様仏様観音様、死んだ父まで総動員してどうか行かせて下さいましとお祈りする、
ホントに自分の都合のいい時しか思い出さないやつだと思ってるだろうなあ、ごめんよパパ(^^;)

しかし全く支度をしておらず、写真館に持ち込む浴衣や着ていくパンツにアイロンかけすらしていなかったので、
はあはあいいながらアイロンをかけ、小物を用意し、下駄をスーツケースに放り込み、洗濯とゴミ出しをして家の中を片付け、再度エバーHPをチェック。
おお、台北発の朝便が成田に着いた!
飛行機はローテーションで飛ばしているので、この便が着けばとりあえず私が乗ってく機体は確保出来たはず、後は飛び立てさえすればいいのだ。
千葉方面はどうかわかんないけど、東京は雨も小降りになってきて、大丈夫そうな雰囲気、行くぞ!

私が乗るのは20:10発エバー航空の最終便。
これはでかいお土産の袋を山ほど抱えた台湾人の親子連れが満載で、農協ツアーみたいな日本人団体観光客満載の中華航空朝一便とどっちがマシかというのは難しい選択だと思った(^^;)
機体整備が間に合わず出発が1時間近く遅れたけれども、とにかく飛び立った時の嬉しさといったら!
海外には数えきれない位行ってるけど、出発時に飛行機が飛ぶかどうかこんなに心配したのは初めてだ、とてもとても精神的によくないわ。。
心配のあまり朝食以後なにも口に出来なかったんで、機内食をがつがつ食べる。
ウインナーまでキティちゃんなのには驚いた(^o^)

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出発が大幅に遅れたにもかかわらず、すごいダッシュで飛んで、定刻に台北空港到着。
黒塗りベンツが迎えにきており、0時ちょっと過ぎに無事ホテルにチェックイン。
今回のホテルはサンルートなので思いっきりビジネスホテル以外の何物でもないが、部屋が空いていたらしくダブルの禁煙ルームにグレードアップしてくれ、基本設備は全て整っていて十分快適。やれやれ、とにかくおやすみ。。。


7月16日(月)
7時に起きると晴れてた、よかった。
9:30に写真館なので、その前に近くで朝食を食べようと思っていたのだが、行ってみたら目当ての店は閉まってる(T_T)
仕方なく、すぐ近くにテラスで食べられる台湾的ファーストフード店があったので、そこで生野菜を挟んだ中華風クレープとサンドイッチのセットを頼む。
飲み物は「ホンチャー?」と聞かれて頷くままにもらったが、コーヒーだか紅茶だかわかんない味がした(苦笑、ホントは紅茶のはず)

morning

そこから写真館を探して歩くも見つからず、おじさんを呼び止めて住所を見せ、おじさんもわかんなかったみたいだが、別の人にきいてくれて無事に発見、
だって看板が前の名前のままなんだもーん。写真館名変更しても看板変えないって、さすが台湾である(^^;)

今日の写真館は造像工場。カメラマン、メークさん共に指名してある。
受付を済ませて衣裳選び。写真館のHPから着たいものを選んで写真をプリントアウトしておいたが、うち2点は持ち込みのものだと言われ、差し替えが必要になる。
1点はメークが中心で着るのはなんでもよかったから、日本的打掛にして、
もう1点は他のドレスと色がかぶらないように、派手なプリントのアジアンスタイルに決定。
今回、6着のコースにサマーキャンペーンで1スタイル追加出来るので、なんと7スタイルもやるんであった、あはは(^o^)

1. ヌード
2. 羽のついたホワイトのロングドレス
3. レーシングチームのユニフォームみたいなグレーのツナギ
4. キモノと打掛
5. グリーンのブラトップとトロピカルプリントのロングスカート、アジアン
6. 黒のビスチェにゴールドのフリルスカート
7. スケスケシルバートップに赤のミニ、インディアン風

最初はバスローブを着てヌードから。メークさんはセンスが気に入って毛毛さんを指名したのだけど、
ナチュラルメークのはずが、既につけまつげ二重について、びっくりしつつスタジオへ。
カメラマンは林維毅さん、この人の撮るヌードがとってもステキで、どうしても撮って欲しかったのだ。
HPの顔写真はおっかなそうだったが、実際は隣のお兄さん、て感じ。
最初に上半身のアップを撮って、それから全身を撮るからね、と説明してくれる。
バスローブを着たまま色々撮って、セットを変えながら最終的にはオールヌード。
ちょっとでも不安そうにするとすかさずDon’t worry!と言ってくれるし、とても親切。
台北に友達がいる、と言うと、それはボーイフレンド? 違うよ~、じゃあ日本にボーイフレンドがいるの? うん、いる。
そんならこれで撮影は終わり! といきなり背を向けて帰ろうとしたり、なかなか笑わせてもくれる。

この人はワンショットずつ丁寧に撮るので、ヌードだけで1時間以上撮って、次にチェンジと言われた時には相当疲れており、あと6着も出来るのかと気弱になったが、
着替えて鏡の前に座ったら、毛毛さんがみるみる新しいスタイルを造っていくのにすっかり魅了されてしまった。
私のリクエスト通り頭には羽を飾ってくれて、淡々と仕事をしていくんだけど、
テクニックもセンスも素晴らしく、嬉しくて次の撮影へのエネルギーがばっちりチャージ!

白いドレスはソファや花の背景でノーブルな感じに撮って、次のツナギへ。
これがファスナーが壊れていて10cm程度しか下がらず、抜け殻にもう一度入ろうとする蛇みたいに身体をくねらせてなんとか着て(^^;)
そしたら、ヘヴィメタバンドのボーカル並のおったて頭に目元ラインストーンというクールなスタイルが出来上がったではないか。
これはバイクと一緒に撮るのと、徒歩圏内での外ロケをお願いしてあったのだが、この頭で外に行くってどーよ、とまた気弱になる。
しかし維毅さんは気にする風もなくレフ板係の助手を呼んで外へ。10cmはあるピンヒールでよろよろついていく私(^o^)
ところが道行く人は大してびっくりしないのだ、慣れてんのかなあ?
道端に止めてあるバイクに勝手に乗ったり、道路の真ん中で撮ったり、台湾らしい撮影だ(笑)
ついて来てくれた助手くんは、はなわチックなとんがり頭の男の子で、こいつの頭のてっぺんを見て、という目線指導にはもう爆笑! すっかり楽しんで帰ってきた。

次の打掛はすごく凝ったアイペインティング、これがやりたくて毛毛さんを指名したのだ。
とっても丁寧に描いてくれて、メークだけで1時間かかった。
それに長いつけ爪をつけて妖しいムード満載、嬉しい~(笑)
しかし、この爪があるために、衣裳の直しが自分で全く出来ないのである。
どうしようもないので、維毅さんが May I? Oh, yes please! って感じで、全部やってもらった。
なんだか知らんが成り行きで、また際どいとこまでもろ肌見せる展開になり、相当アブナいエロ写真が出来たかと(爆)

次のアジアンは素敵なペインティングをあっという間に取り去り、カラフルな目元に前髪ぱっつりヅラ、額にラインストーン。
不自然な胸にしたくなかったのでブラトップにパッドも入れなかったが、
(だってこの身体に巨乳がついてたら、それこそ叶姉妹並に下品でしょお)、
維毅さんが君はスレンダーだからねと、とてもやさしく、胸を肘で寄せて谷間を作るやり方を伝授してくれた(感涙(^o^))

ところで維毅さんはスカートめくって足を出したりするたびに「う~ん、セクシィべいべー」と言うのが口ぐせみたい。
いきなり、じゃあ次は僕の膝の上に座ってね~(もちろん冗談)とか言うので、ホント面白い。

続くブラックビスチェとゴールドフリルスカートは、手足にリボンで編み上げをするのがやりたくて選んだもの。
腕にリボンを巻く時、毛毛さんに、ほっそーい!と言われてしまう。
これはワイルドな雰囲気のヘアメークで、たぬきのしっぽみたいなのを腰につけてくれたのがかわいくてお気に入り、ちゃんと写ってるといいなあ。
ただ、片足で立つように言われた時、ピンヒールでバランスがとりづらく、上手くタイミングを合わせられなかったのだけはすごく悔しかった。

最後のシルバートップと赤いスカートは赤いアミタイで長いつけ毛に羽根飾り。
これは上半身には金属の輪っかが並んでるのをつけてるだけというスケスケで、ヌーブラの端がよくはみ出すため、
維毅さんが、ブラ見えてるよ、へい了解、と直す、という展開がしばしば(笑)
途中からはなわ助手くんが手伝いに来てくれ、最後のセットでは君の頭はtoo muchだと言って付け毛と羽根飾りは全部取ってしまい、
「う~ん、セクシィべいべー」でめでたくフィニッシュとなった。
この時、時計を見たらぬわんと19:30! 19:45に永康街で待ち合わせしていたのだが、間に合うはずがない。
ホテルに変更してもらい、アイメイクだけ大急ぎで落とし、維毅さんや毛毛さんと記念写真を撮ってホテルに飛んで帰る。

待っててくれた台北競馬場さんと京鼎樓に行き、はなまるマーケットとの共同開発だというウーロン茶小籠包、ピータン豆腐、チキンの紹興酒漬けなどを美味しく頂いた。

woolong sho

そして明日の撮影に備えてホテル近くの足津健康中心というところで30分の足裏マッサージをしてもらう。
ちょっと痛かったがとてもすっきりして気持ちよく寝られた。


7月17日(火)
朝、ホテル付近を探検して、美味しそうな台湾式おにぎりを売ってる店を見つける。紫米の餅米で、具は肉デンブやタクアン。
熱々のをホテルの部屋で食べたが、むちむちしたお米がなんともウマく、すごく気に入った。

morning onigiri


9時に持ち込み衣裳を担いで今日の写真館ALPHAへ。ここは前回に続き二回目なので、通訳の劉さんにも馴染みがあり気楽である。
5着コースのうち、4着までは決めてあったので、選ぶのは1着だけ。エスニックぽいのにしようかと思ったが、
メイク見習いのモンちゃんというかわいい女の子が、ホワイトとゴールドのレースのドレスを奨めてくれ、ゴールドのパンティが透けて見えるという大胆なデザインが気に入ってそれに決定。

1. ヌード
2. 持ち込みの浴衣
3. 持ち込みのバラ柄ジーンズにスタジオの花柄ブラウス
4. ホワイトゴールドレースドレス
5. チャイナ花柄の真っ赤なゴージャスドレス

ここでも最初はバスローブを着てヌードから。
なんたって今回のメインテーマはヌードだもん、今日も朝から脱ぎまくるのさ(爆)
前回、キモノガウンの写真を撮ってもらった時、次は絶対この人でヌードと決めていたカメラマン小政さんを指名してある。
メークさんは初めてのスヤさん、キャップを被ってしっかりした感じの人。メーク自体も前のALPHAよりパワーアップした感じがする。

また会えて嬉しい~と叫ぶと、お世辞だろうと僕もだよ~と返してくれる優しい小政さん(笑)に連れられて撮影セットに。
ここでも最初はバスローブを着たまま、劉さんにはセミじゃなく、オールで撮りたいと言っておいたけど、伝わってるのかなと思うほど長いこと撮影。やっぱり最初は緊張をほぐすために時間をかけてくれるみたいである。
いざ脱ぐ時は、大丈夫だよ、やってみよう!と言ってくれ、維毅さんより小政さんの方がポーズは大胆だったかも。

2着目の浴衣は、実は私が15才の時に初めて自分で縫ったもの、「たいへんきれいに縫えました◎」という先生の評がついたまま、実家の桐箪笥から出てきた時はものすごくびっくりしたが、
白地に赤青紫の秋桜というレトロな柄が、台湾の雰囲気に合うんじゃないかと思って、これで外ロケをするために、赤い兵児帯と塗り下駄と巾着を合わせて持ってきている。
着付にかかった時間は15分位だったが、それでも外から大丈夫ですかーという声が。
着物はそんなに早くは着られないとゆーのに(^^;)
でも着替えブースを出たら、メークルームの全員が「かわいい~!!」と誉めてくれたので嬉しくなる。
メークもヘアも可愛くまとめてくれて、助手のツォンミン君と一緒に外へ。
昨日のへヴィメタより今日の浴衣の方が断然皆が注目するんである、そーか、これが台湾なのね(笑)
緑のある小さい公園みたいな所で、スタジオが用意してくれた和傘を小道具に使ったりしながら撮影。
日本語をつぶやくおじいさんがまとわりついてきたら、小政さん一言「へんじん!」そんな日本語誰が教えたんだ(^^;)
ここではほとんど「笑ってよー!」という指示だったが、すごく楽しかったので、なんとか自然な笑顔が出来たんじゃないかと思う。
風が強くて髪が乱れるのをツォンミン君が一生懸命直してくれ、小政さんは「ツォンミン、やさすぃ~」を連発、
帰り道で「ツォンミン君、ハンサムボーイ!」と言うと、照れまくるかわいいヤツ(^o^)
思い出の浴衣がこんな形で記録に残せてとても嬉しい。

3着目の持ち込みジーンズは、ヒップハングのウエストにあるバラの刺繍が可愛いので、それが見えるトップスを合わせて欲しいと言って、スヤさんが決めてくれた長袖のブラウスを着る。
特にリクエストした訳じゃないのにバイクのセットに連れていかれ、これも昨日のバイクシーンと比べて見られるのが楽しみになった。

次のレースドレスは、生まれて初めての金髪ヅラ、ショートボブ。
靴も足首からラインがくるくる巻き上がるゴールドのかっこいいのを出してくれたのだが、
レースのスカートにものすごい勢いでひっかかってしまうので、すごく残念だったが別のに履き替えた。
迎えに来た小政さんが思わず一歩引いてCOOL!と言ってくれるスタイルだったが、どんなもんになってるでしょ、期待と不安が半々。
ALPHAのメークルームからスタジオセットに向かう階段は狭くて急なので、特にドレスなんかで足元が不安定な時は小政さんが手を貸してくれるんだけれども、
手首を握った小政さんにも「ほっそーい! たくさん食べてねえ←中国語」と言われてしまった。。

最後の赤い花柄ドレスはスカートの内側に何段ものレースで、結構重たい。
黒レースの手袋、頭に大きな羽根飾りを付けて、退廃的上海ゴージャスって感じ。
スヤさんのヘアメークはくっきりはっきり、メリハリがあってとてもステキだと思った。

撮影が終わったのが14:30、5着で5時間半、造像は7着で10時間、ALPHAの早さには感動する。
荷物を置きに一度ホテルに戻ってから昨日行きそびれた永康街で買い物し、かの有名な冰館でかき氷も食べる。
マンゴ、キウイ、苺も乗った超新鮮牛総合冰、期待通り美味しかったが氷の部分はお腹が冷えそうなので殆どフルーツとアイスのとこだけ食べた。
とりあえず目的は達した(^o^)

mangopin

夜は台北競馬場ご夫妻と極品軒で、ハサミで切り分けてくれる大きなトンポーロー、カラシナ、湯葉、枝豆、ナッツ、ヘチマの炒め物、海老の炒め物、などを頂く。
とろとろのお肉は味はかなり甘めだが、蒸しパンに挟んで食べるとなかなかいける。
他の料理もみんな美味しく、すっかり満腹でホテルに戻る。

tonporo


7月18日(水)
初日にやってなかった世界豆漿大王がどうしても気になるので、再びトライ。
この日は開いてたのでやったぜと入り、菜脯蛋餅(切り干し大根具材の中華風クレープ)と甜豆漿を注文。
クレープはそのままでもいいが、お店の人が奨めてくれたソースをかけるとちょっとぴりっとして、いかにも台湾という味になる。
ほの甘くほんのり暖かい豆漿はめちゃくちゃ美味しい。

morning danpin

ここは日本語のメニューがあり、お店の人もとても感じがよかったので、また来て別のものを試したいなあと思った。

その後スーパーに行ってマンゴーを買い、林氏というマッサージ店に。
ここは朝8時から営業ということだったが他には誰もいなくて、足裏+全身で60分のコースをお願いし、VIP気分でやってもらった。
すごく上手で、こり返しなんかもこなくて、料金も安くてとてもよかった。

そこからホテルに戻ってパッキング、下駄の箱にマンゴーがぴったり収まり、密輸体制が整ったのでチェックアウトし(^o^)、
ホテル隣の雙城街、香港焼?店で最後のごはん、三寶飯を食べる。

sanpaofan

この私が、こんな道端でものが食べられるようになるとは。。
だってすごく美味しそうだったんだもん。最後に勝つのはやっぱり食い意地である(爆)
実際お肉も付け合わせも美味しくて、ほとんど残さず食べちゃった。お店のおばさんも優しかったし。
空港行きのリムジンはホテルの真ん前がバス停だったので、全く問題なく乗ることが出来、14:50発のフライトはかなりすいてて隣もいなくてゆったり座れた。
機内食にはデザートにキティちゃんアイスが配られた。

ever kitty ice

中華航空よりはエバーの方がまだ機内食がマシだと思う。ワインが紙パック入りなのは泣けるがな(^^;)

あっという間の3泊4日だったけど、行きに思い切り心配した分、飛んでからはめちゃくちゃ楽しかった! 神様たちからのプレゼントという気がした(笑)。
これで後はアルバム到着を待ちながら、暑い夏も元気に乗り切れそう、台北、ありがとう!


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