突発性発疹突発性発疹とは○症状 突然39度~40度近い高熱が出る。熱が2日~5日程度続く。熱が下がると同時に赤い粟粒様の発疹が全身に広がり、2日ほどで消える。 発疹は特にかゆみなどはなく、跡がのこることもない。 咳や鼻水などはなく、高熱の割に全身状態がよいことが多い。 発症するのは、母親からもらった免疫が切れる生後4ヶ月前後から2歳くらいまでがほとんどである。 ○合併症 急に熱が上がるため、熱性けいれんを引きおこすことがある。また、熱が下がるころに下痢を引き起こすことがある。 まれに肝機能障害や脳炎を起こすケースもあるが、ごくまれである。 ○治療 高熱が下がった後全身に発疹が出るまで確定診断はできないが、発熱中に喉に赤い斑点(永山班)が先行して出ることがあり、これをみて突発性発疹を疑うことはある。 ウイルス性であるため、対症療法を行う。 高熱がでるため、水分補給に気をつける。食事は、本人が食べられるようであれば通常の食事でかまわない。 ○原因 ヒトヘルペスウイルス6型というウイルスに感染して発症する。一度感染すると一生免疫ができる。 最近では、ヒトヘルペスウイルス7型も発見され、6型と同じような症状を引き起こすことがわかってきている。時々突発性発疹に2度発症するケースがあるのはこのためである。 これらのウイルスは病気が治った後もそのまま体内に潜伏していることが特徴である。 発症を経験しなかった人を含め、ほとんどすべての大人に原因ウイルスが検出されているため,逆算して不顕在感染が3~4割程度あるとみられる。 ○感染ルート 潜伏期間は1週間~2週間程度。健常人に常住しているウイルスで、断続的に唾液などに出るため、母親など家族から感染している可能性が高い。 ワクチンなどは特にない。 ○ペー助の場合 <1日目> 朝起きると、体が火の玉のように熱い。熱を測ると37度9分。念のため、小児科の予約をいれる。午後にはいると熱が39度2分まで上がる。 咳鼻水はなく、食欲は旺盛。おもちゃで遊んでいる。これらの状態と、喉の奥に永山班が出ていることなどから、突発性発疹の疑いが極めて濃厚と診断される。 症状を抑えるために、葛根湯を処方される(これは結局飲まなかった) さすがに39度を超えたあたりから、ぐずりだすようになる。 <2日目> 熱が下がる。元気いっぱい <3日目> 相変わらず平熱。元気もいい。別の病気だったのかと思い始める <4日目> 再び発熱。朝から昼にかけて一気に39度5分まで熱が上がる。 しかし、相変わらず元気はよく、体に触れなければ病人とは思えない。 <5日目> 発熱が続く。39度台で推移。元気で食欲も旺盛。おもちゃで遊ぶ。下痢なども特に見られない。寝るときにぐずる。 <6日目> 熱が平熱になる。かすかにぶつぶつがあるように見えるが、明確ではない。 <7日目> 発疹が全身に広がる。赤みが増してはっきり発疹であることが確認できた。 胴体が中心で手足にはあまり出ていない。 熱はなく、元気で発疹以外は普通の健康体に見える <8日目> 朝から昼にかけて、急速に発疹が消えていく。夜になるとすっかり消えた。 ジャンル別一覧
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