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カテゴリ:生活をマネジメントする
「はじめての課長の教科書」エントリーに、たくさんのコメントいただき、ありがとうございました。
きちんとお返事できていないのですが、じっくり読ませていただき、考えさせていただきました。 本を読んで感想文(わたしのは書評なんてレベルじゃないですw)を書くのって、一手間ではありますが、読んだことを定着させるのには最適ですね。また、それについていろんな人の意見をきき、ディスカッションできるとなお新鮮な発見があっていいです。 この本での「なりたて課長さん」像は、おそらく大企業で、若いうちから頭角をあらわし、晴れてこのたび管理職として登用された、仕事のできるAクラス社員といったところでしょうか。 課長の社内生き残り術あたりなど、「課長」という枕詞を使わなくても、すべての組織人に共通する要素に違いありません。 、「管理職として活躍するため」というよりは、むしろ「管理職として登用されるようなAクラス社員になるため」という視点で読み、考えている自分がいます。 自分がこれまで軽視していた・・というよりは、最も弱い分野であるのであえて目をつぶっていたポイントがこれでもかというほど需要項目として出てきます。 ・社内のパワーバランスに気を配ること ・キーパーソンと個人的関係を築くこと ・自分を売り込むこと 気弱で人見知り、自己主張は苦手で声もかき消されがち。人とのコミュニケーションよりは、部屋に引きこもっているほうが好き。空気を読むのが苦手でマイペースで物事をすすめたい。 こういう人間は実際世の中にはたくさんいるでしょう。 組織で頭角を現し、成功をおさめた人の中にすらいると思います(身近に知ってます)。 しかし、引っ込み思案な成功者がいるからといって、自己主張と政治力がなくても大丈夫かというと、それは絶対違う。 引っ込み思案な成功者をよーく観察してみると、たしかに彼ら自身はコミュニケーション能力に欠ける点はあるのだけれど、そういう欠けてる点を補える能力のある人々が必ず周りにいて、彼ら自身の代わりに自己主張と政治力を発揮してくれているのです。 結局、引っ込み思案な人々も、チーム単位で見れば強力なパワーを発揮しているのですね。 --------- さて、ここで問題です。 (1)自分自身で、プレゼン能力を向上させること (2)プレゼン能力の高い人に、代わりにプレゼンしてもらうこと どっちのほうが簡単でしょう? 私の考えた答え: 普通の人なら(1) 他にとんがった才能があれば(2) ---------- で、ここからやっと本題にはいるのですが(長かった~汗) たぶんスタッフレベルのうちは、(1)をがんばるのが一番早いんです。 苦手とはいっても、多少勉強すれば、30点を60点くらいにはできるでしょう。 6割できれば、業務上の必要最低限はなんとかなります。 それ以前に、特に何の変哲もない下っ端スタッフが、エージェントを探すというシチュエーションにムリがあります(笑) ただし、もっと上をめざすなら、それではぜんぜん足りません。 だって、そもそも苦手なのです。つんく♂も言ってます。 「65点から75点くらい取れることは教えられる。きちんと説明すれば、75点までは教えられる。(中略)でも、残りの25点とか120点を取る方法は、教えられない」(出典:ほぼ日手帳:今日の言葉) Aクラス社員を上位3割と定義すると(なぜこの定義かというと、うちの会社ではボーナスが出るのが評価の上位30%までなのです・・) 自分の不得意分野でがんばったところで、せいぜい平均点とれれば御の字でしょうから、一生Aクラスには届かない。 どうせ勝負するなら、勝率の高い=自分が得意なフィールドで勝負をすべき。 キャリアの出発点は、基礎能力に課題がありますから、得意・不得意関係なく勉強する。 ある程度いろいろつまみぐいしていくうちに、どうやら得意そうな分野を見つける。少なくとも苦手なことは分かる(笑) ネガティブリストでもポジティブリストでもとにかく作って、自分が勝負をかけていく分野を見つけ、集中的に勉強を重ねていくことが大事なのだろうなと思います。 1点得意なこと、人にギブできることを作ることができれば、チームで仕事をしやすくなります。自分がギブできることが増えれば増えるほど、よりレベルの高い人ともコラボレーションすることができるようになります。 で、たぶん一番肝心なことは、苦手な仕事をさせられないうちに、得意な仕事を売り込みにいくことなんでしょうね。 Aクラス社員は、「やらねばならない仕事」をかぎ分ける嗅覚を持っている・・と本には書いてありましたが、生まれながらに鼻が悪い人間としては(笑)「やらねばならない仕事」を自分で作っちゃう。というのが最も安全確実なのかも・・・なんて思いました。 ---------- 今日から妊娠9ヶ月です。 あと2週間で産休に入ります。 産休にはいったら、6週間後には出産(予定)です。 出産したら、その8週間+α後には、また復帰します。 #本当はもっと休みたかったんですが、お役所に、育休とったらせっかく決まったぺー助の保育園退園だよと言われますた(泣) 復帰したら、再びベビたんの病気との闘いになることでしょう。 ぺー助を見てて、大変なのは最初の1年だけ・・ということは分かりましたが、ベビたんにとっては最初の1年でも、職場の人にとってはこれで2回目。 ぺー助は幸い体の丈夫な子ですが、次の子も同じような頑丈な子とは限りません。 今年から来年にかけては、仕事に割ける労力と気力が大幅割引になることは目に見えています。ベビたん来訪は自分で選んだことですから、まったく後悔はしていませんが、パフォーマンスが落ちるのに子供を言い訳にはしたくないです。 お仕事に全力没頭できる恵まれた人々に囲まれて、なお上位3割のパフォーマンスを出すためには、勝率をあげるしかないのだと切実に感じてます。 ・・・目下の課題は、勝率の高いフィールドを確立すること。 1)今与えられた仕事(得意も不得意もまじってる)については、最低限期待値をクリアするよう、ひたすらがんばりつつ・・・ 2)ネガティブリストを作る あたりからかな? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
February 25, 2008 12:23:51 AM
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