「わたしたちは繁殖している」

「私たちは繁殖している」
内田春菊　著

イエロー：１人目妊娠・出産
ピンク：１人目育児・流産
ブルー：２人目出産・育児
レッド：３人目出産・育児

単行本の１～４巻が文庫版のイエロー～レッドとなっていまして、単行本の５巻はまだ文庫にはなっていないので、私は文庫化待ちとなっております。

タイトルどおり、繁殖マンガ（笑）。子供生んだ途端、所謂「子育てモノ」が面白くなっていて、以前から気になっていた内田春菊に手を出してみました。人間、やっぱ卑近なテーマには惹かれやすいものらしい。
妊娠・出産・育児（進行形）と、実際に体験して見て「ああ、あるあるある！！」的な記述もあり、「うーわー、無茶するなー」的な内容もあり。でもどんな無茶を書いていても、子供を大事に思っているのは通じてくるから、読んでいても笑っていられる。そんな育児記です。完全に同調は出来ないし、友人が身近でこんな子育てしてたら、おっかなくって見てられないような気もしますが・・・。
いやしかし、噂どおり、内田春菊、スゴイ女性です。中々ここまで書けるもんじゃないよね。一応「フィクションです」とは書いてるけど、読んでる方はそうは思わないのは百も承知でしょうし。（どうだろ、承知してなかったりして。「フィクションだっつーのに間に受けている人が居て困る」ようなこと書いてるし・・・）
私は西原理恵子御大を実はかなり尊敬しているんですが、彼女にも通じるところがありますね。自分をここまでネタにはできないです。自分が可愛いし。いや、したくても、あんな思いきった言動はとれませんので、そもそもネタになりませんが（←小心者）。他人事だから笑ってられる、て所ですかね。