嘘はついちゃ行けません。
本日はお日柄も宜しく、と言う訳で所用で郵便局に。ご近所の郵便局は良く利用させて頂くので、局員さんもうちの娘とは顔見知りだ。順番になって窓口に行くと、局員のお姉さんが娘を見て「久しぶり~」と声をかけてくれる。娘もご機嫌で手を振って見せた。そんな娘をカウンターの上に座らせると、お姉さんが聞いた。「もう喋れるんですか?」いやまさか。十二ヵ月で喋る、という脅威のお子様もいることはいるようだが(ね、cocoriさんっ?)、うちの娘はまだその域には程遠いですわー、なんて答えようとしたとき・・・。「あいっ♪」娘は満面の笑みで、大きく頷いた。「・・・・」「・・・・」数秒、見詰め合う局員さんと私。娘は当然、とでも言いたげに胸を張っている。「・・・・・・・そっかー。喋れるんだー」「い、いやいやいやいや、そんなとんでもない」何故か大慌てで否定する私。その後、窓口で私と局員さんでいろいろ手続きする間、彼女はずっと、局員さんに対して、身振り手振り付きで「あー、うー、んぱぱぱぱっ」と話しかけていたのだった。合間を見て、いちいち相槌を打ってくださった局員さん、ありがとうございました。それにしても娘よ、嘘は行けません。嘘は。・・・でももしかしたら、嘘じゃなくて、彼女はあの時、「おお、唯一の理解者を得た!」なんて思っていたのかも知れないが・・・。「そーなのよ、うちの親は全然分かってないんだけどね」なんてね。・・・ふふ。