佐渡相川金山遺跡の佐渡市、石見銀山遺跡の大田市、別子銅山遺跡の新居浜市の市長が集まり、今年5月に“金・銀・銅サミット”が開かれた。共通の目的は世界遺産登録を足並み揃えて取り組もうということである。
日本国内の鉱山や炭鉱は、ほとんど潰れてしまったために学校教育では取り上げられなくなっている。ふるさと創生資金などを活用して鉱山遺跡の復活を図っているが、観光面で今ひとつ伸び悩んでいる。起爆剤として世界資産登録を目指しているのだろうが道は遠いのかな。
江戸時代ころは世界に冠たる鉱山であったので、すばらしい遺跡も残っている。
☆佐渡相川金山:1601年に発見されて江戸幕府の財政を支えた。1983年の
閉山までに金78トン銀2330トンを産出した。坑道総延長は400km。
☆石見銀山:1526年に再開発され江戸初期にピークとなり、以降生産量は減
少の一途をたどり1943年閉山する。
☆別子銅山:1690年に発見され、1973年閉山までに銅65万トンを産出し日
本の近代化に寄与した。坑道総延長は700km。
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新居浜に在住していた東人の新居浜生活に石見銀山や別子銅山のレポートが詳細に記録されているので見て下さい。