NHK特集でワーキング・プアー問題の深刻な状況を垣間見た。
一生懸命に頑張っているのに生活が苦しくなっていく状況を活写しており、ついつい話の中にのめり込んでしまった。こんな番組を多く作り国民みんなが考えなければなるまい。特に頭上の空論ばかり捏ねている政治家や官僚は三現主義に徹し、早急に対応策を取らなければ我が国は坂道を下るが如く破滅方向に向かいかねない。
番組の主題は
・都会に出てきて短期雇用を繰り返している30才以降の若者の就職難
・リストラ中年がパートで懸命に働くが、ジリ貧状態を抜け出せない実態
・空洞化している地方市街地の高齢職人の仕事量の減少
・過疎地農家の米価下落と農外就業先減少による収入減少
・教育機会格差の広がりとワーキング・ブアー層の世代間固定化
どの人も一生懸命に働いたり、よりよい就職先を探しているのに展望が開けない様子が伺える。もう個人レベルでは解決の難しい事態に陥っているように思われる。