フォト&クリエイティブ日和

2016/05/01(日)19:37

【VQ1015 ENTRY】学生の街 早稲田鶴巻町

VQ1015 ENTRY(12)

レンズ交換式のカメラの場合はレンズによって写りの違いを楽しむのが面白いのですが、トイデジの場合はいろんな機種を買って写りの違いを楽しむのが面白かったりします。違うトイデジで同じ街を撮ってみると写りが大いに異なっていて、それを見て楽しむ…それがトイデジの楽しみ方の1つではないかと私は思っています。前回、VQ1005 2008年モデルで撮った東京都新宿区早稲田鶴巻町の光景を載せましたが、VQ1015 ENTRYでも同じ街を撮って写真がありますので載せます(撮影時期は2009年11月頃です)。この2つのカメラ、全く同じ形をしたカメラですが、大いに写りが異なりますだけに、こんなに違うものなのか、ということを前回のブログ記事と比較して見て楽しんで頂けたら幸いです。 さて前回のブログの記事を見ていない方のために、早稲田鶴巻町についてここで書かせていただきます。早稲田鶴巻町は東京都新宿区にある街です。早稲田大学が付近にあることから学生街として発展してきました。この街にあったヨーロッパ軒という食堂(現在は福井県にあります)で、初めてソースカツ丼が売りだされた、という話があったりします(このソースカツ丼については、いろんな地方が発祥の地を名乗っており、実際のところは早稲田鶴巻町が元祖なのかは分かりません)。この周辺は早稲田大学が近いことから学生服屋や文具店、学生が食事をする安い食堂なども見られます。また地域内には印刷・製本関連の会社も見られます。 ▲VQ1015 ENTRYはファインダーが頼りにならないため、撮りたい物が少し外れて撮れてしまいました。 ▲VQ1015 ENTRYは光をブルーに写すようで、それはこの写真を光っている部分を見ると分かると思います。 ▲VQ1005 2008年モデルでは出ないケラレが、VQ1015 ENTRYでは起きます。 ▲VQ1015 ENTRYはデジタルですが、思い切り古びたような写真を写すので、フィルムカメラを彷彿とさせるレトロ感を醸し出します。 ▲緑を撮ってみましたが、花の部分の色が強烈に写し出され、ビビットな写真を写すカメラだということが分かります。 VQ1015 ENTRYは、VQ1005 2008年モデルに不満を持った人のために作られたトイデジです。というのもVQ1005 2006年モデルがトイカメラをそのままデジタルにしたような俗悪な写真が撮れたんですが、VQ1005 2008年モデルとして再発売された時に、トイカメラ色がなくなってしまったため(ソフトフォーカスの写真が撮れるカメラになりました)、トイカメラのような写りがするVQ10XXシリーズのカメラが欲しいという声が高まり、それをVISTAQUEST社が応えるために作られました。そのためVQ1015 ENTRYとVQ1005 2008年モデルでは大いに写りが異なります。VQ1015 ENTRYはVQ1005 2006年モデルを手本に色合いをもっとおかしくして、トイカメラでよく起こるケラレ(周辺光量落ち)を再現するために、レンズの前に遮光パーツが付けられたりとトイカメラのような写りがするように作られています。そのため写真を見ていただければ分かる通り、どことなくイカれた感じの写真が撮れるようになっています。VQ1005 2006年モデルを、もっとトイカメラに近づけた感じのトイデジとして完成させたようなカメラとなっています。トイカメラのような写真をデジタルで撮りたいという人のリクエストに十分に応えたカメラになっているため、これからトイデジを始めたい人にはオススメのカメラです。現在は製造が終了していますが楽天市場ではまだ在庫が売られていますので、トイデジ入門者にはぜひとも購入して頂き、このVQ1015 ENTRYでトイデジワールドを楽しんで頂きたい、とう思います。 【今回の使用使用カメラ】 【トイデジ/トイデジカメ/トイカメラ】ミニサイズのトイデジ、ノスタルジックな写りが楽しい【トイデジ/トイデジカメ/トイカメラ】VISTAQUEST VQ1015 ENTRY イエロー 【toy digital camera】 カメラLIFE応援Shop -Photo M- VQ1015 ENTRYは、VISTAQUEST社が製造した手のひらサイズのトイデジです。レンズは固定焦点、背面液晶モニターもないというカメラです。そのためファインダーが付けられていますが、レンズと位置がズレているため役に立ちません。このトイデジは、2006年に発売されたトイカメラとしか言い様がない写真が撮れるVQ1005(このブログではこのカメラのことをVQ1005 2006年モデルと言っています)が、2008年にソフトフォーカス調写真が撮れるカメラに完全なリニューアルという形で販売されたことに不満を持つトイカメラファンの声に答える形で生まれました。ソフトフォーカスの写真が撮れる物ではなく、トイカメラのような写真が撮れる物…最初のVQ1005のようなカメラが欲しい!という人のために作られたカメラです。VQ1005 2006年モデルは製造したらトイカメラとしか言い様がない変な写りをするカメラになってしまったのですが(デジカメとしては失敗作と言える品物で、アメリカなどでは大不評で返品騒動まで起こりました)、このVQ1015 ENTRYは、そんなカメラをよりトイカメラの描写に近づけるように創られました。トイカメラでよく起こるケラレ(周辺光量落ち)を再現するために、レンズの前に遮光パーツが付けられたり、描写も俗悪ながら個性的になるように設計されています。そしてVQ1005 2006年モデルには無かったファームウェアを書き換えると白黒写真などが撮れるという機能も追加されています。価格も4,000縁だと非常に安くトイデジの入門機として非常にふさわしいカメラとなっています。ただ残念なのが製造が完全に終了してしまったことです(VISTAQUEST社が1015 R3というカメラを現在製造中という状況のため、それに集中するためかVQ1015 ENTRYの製造を終了させました)。ただ楽天市場では現在も在庫が売られています。トイデジデビューをしたい方には、いつ売り切れになるか分からないカメラですので、ぜひ今のうちに購入して欲しいカメラです。 ▼良かったらクリックして下さい。 にほんブログ村

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