No.4 路地裏の真実
前回喫茶店を出たうい朗はいく当ても無く街を歩いていた。いつもの通り慣れた街並みが全て自分を裏切った世界に見える。うい朗はとうとう絶えられなくなって路地裏に入り込んだ。 路地裏には空き缶やら生ゴミなどが氾濫し、異臭が漂っていた・・・・・・。しかし、うい朗はそのとき何故か戻る事など考えていなかった。むしろ彼はこの異次元の探索を楽しんでいた。と、そのとき彼の目の前に一つの人影があらわれた。 あ、おまえは!茂中(モナカ)!?うい朗は思わずそう口にすると。彼のほうに駆け寄った。が、彼の方は全くその場を動かずじっとうい朗を見つめた。そして一息置いてからこう呟いた。うい朗、会社の事なんだが・・・・・・あれ、やったの俺なんだ・・・・・・。うい朗は戸惑ったが茂中は周りで誰も見ていないことを確認してこう続けた。あの会社を消していなかったら俺たちは今頃奴らに殺されていたかもしれない・・・・・・。 果たして奴らとはいったい何者なのか!?ってか茂中は一体どうやって会社を消したんだ!?そしてうい朗の人生はどうなってしまうのか!!!??つづく